Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

AppleからiTV登場

2010-08-12 20:25:51 | Digital Devices

 Googleの便利さをテレビと融合し、新しい価値を創造するという触れ込みで、しかもソニーというビッグなパートナーを引き連れる形で登場したGoogle TVが発表されてから、そのライバルの一つであるAppleの動きは常に注目されてきました。「Googleはリビングへの侵攻を開始したけど、Appleはどうする?」という具合です。

 と言いますのも、AppleもTVに全く関心が無かった訳では無かったからです。その証拠に「Apple TV」なる、いわゆるセットトップボックスを発売しているのですが・・・これが、ほとんど話題にも上らない製品でして。有り体に言えば、売れてなかったんです。基本は母艦のiTunesとシンクするのみと、出来ることが非常に限られていた上に、価格も当初で36800円と高かったことが要因でしょう。

 しかし、Apple TVは死んだわけではありませんでした。なんとiPhone 4で搭載されたA4プロセッサとiOS、HDDではなく小容量のSSDを搭載して復活するみたいなんです。

新 Apple TV は『 iTV 』へ、A4採用でアプリ追加 & 720p再生まで対応? engadget

以前お伝えした「次世代 Apple TV」に続報がありました。5月時点で Engadget が複数のソースから得ていた情報は、「新 Apple TV 」はMac ベースではなくiPhone OS (現 iOS) とA4プロセッサを採用し「画面のない iPhone 4」 に近い、少量のフラッシュメモリのみを備えた「クラウドストレージ」製品になる、 iOS アプリの追加にも対応する、予価は99ドルが検討されているといった内容でした。
今回新たに得た情報のひとつは、新 Apple TV は 1080p動画再生に対応せず、720pまでに制限されるというもの。

 複数のブログメディアからの情報によると、お値段は99ドルで720pまでに対応。iOSアプリにも対応と言う事らしいです。今時720pで本当にいいの?とかタッチパネルがないのにiOSアプリが動くってどういうこと?という疑問は多々あるものの、その価格と、劇的に小さくなっているであろう設置スペース及び消費電力には期待大です。

 元々、GoogleTVと違ってチューナーも搭載しないiTVに出来る事なんてたかがしれていますから、単純に「リビングで母艦のiTunesライブラリを楽しめる」という部分のみに絞るのが、最もスタンダードな使い方なのではないでしょうか。そう割り切って考えられるなら、iTunesでメディア管理をしている人にはものすごく便利なデバイスに化けると思いますよ。安いし。

 もちろん、iOSアプリをつかった、何か画期的な使い方を提案してこないとは言い切れませんが・・・その価格から考えると、あくまでiTunesの周辺機器の一端として、いかにiTunesをリビングに持ってくるかというデバイスなのではないでしょうか?ですから、これと一緒に発表されるかも知れないといわれているiTunesの新サービスこそが、本当の本命なのかも知れませんね。



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