Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

またやらかした?民主党よ、なんのための国会なのか

2007-12-03 21:37:01 | Technology

 私は、自民党の某族議員も大嫌いではあるけれど、民主党のやり方もどうも好きにはなれそうにありません。はっきり言って陰湿でしょ?

 国会は、確かに政争の場としての意味も持っているのかも知れないが、あくまで持っているだけであって、それが全てでは断じて無いはず。本来の意味は日本唯一の立法機関であって、少しでも日本を良い国にするための、法律を通す場のはず・・・何ですけれど、ここ最近の民主党は、どうもその本分を忘れてしまっているようです。

 自民党の参院選惨敗によって「ねじれてしまった」国会を運営せざるを得ない今、攻勢をかけて自民を壊滅に追い込みたい、第一党に立ちたいという気持ちは分からないでもないけれど、やり方が陰湿、と言うか、全くもってスマートではないとしか思えないんです。

 この前のメール捏造事件もそうだったけれど、相手の出方に対して、まっとうな代替案を示して国民の理解を勝ち取るという事よりも、スキャンダルを追求して相手の支持率を下げることしか頭にないらしい。今回は”防衛腐敗”がネタだったわけですけれど、その結果が、これ。

腰砕けた民主党 喚問カードは当面封印? 産経ニュース

 民主党が、額賀福志郎財務相の証人喚問を見送ったことで、小沢一郎代表の辞任騒動を収拾して国会での攻勢に転じていた同党は再び躓(つまず)いた。

 腰砕けになった民主党に対して、政府・与党幹部は30日、「第2の偽メール事件」「証人喚問の時間がいらなくなった分を、新テロ対策特別措置法の審議に回せばいい」と容赦ない攻撃を早くも浴びせている。

 まあ、人を呪えば穴二つと言うことでしょうか。ツメが甘いというか、情報収集能力が党を上げてもこの程度では、底が知れると言うものですよ。なんと言っても2度目なんだから、今更反論も出来ないでしょ?慎重論が出ていると言うことは、「ガセかも知れない」と当人たちも認めているようですし。

 そもそも、確かに防衛腐敗は問題だけれど、それだけで会期を使い切ってしまうというのはどうなのか?国会で審議しなければいけないことはもっと他にたくさんあるはず。参議院選で民主党が勝ったのは、庶民の為の施策を看板に掲げていたから。年金やら生活保障やら、税制についての不満を、彼らなら解決してくれると思ったから支持者は投票してくれたはずなんです。

 今回、彼らはそういうところを全く見せず、派手なスキャンダルを追いかけて派手に転んだ。一体この一ヶ月以上、なんのために国会をやっていたのか改めて説明をしてもらいたいと思うのは私だけでしょうか。

 

 ・・・少なくとも、テロ対策特別措置法を何とかして、日本の国際的地位を何とか支えようとしている自民党の方が、「今回は」まともに見えます。


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