Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

現時点で究極の液晶テレビ

2007-08-22 22:54:05 | Technology
 今の時点で、テレビのみならず、表示デバイス市場で支配的なものと言えば、液晶ディスプレイです。1968年に産声を上げ、すでに40年が経とうとしている、この業界からすれば古参のデバイスと言えるでしょう。
 SEDに有機EL、そして忘れてはいけないプラズマテレビ・・・液晶の対抗馬が出そろい始めましたが、それでもなお、液晶の技術向上に勝負をかけているメーカーがあります。

 「液晶テレビ」の最大ブランド、AQUOSを作り上げたシャープです。

シャープ、次世代の液晶新技術のサンプルを公開 mycom

公開されたモデルは、52V型の液晶テレビで、ディスプレイ部分の厚みが20mm、最厚部分でも29mmという超薄型。コントラスト比は100,000:1という現時点での最高レベルを実現。また、リビングコントラストでも3,000:1を実現している。色の再現性はNTSC比で150%となっており、ブラウン管の70%を大きく引き離している。応答性も4msと高レベル。質量は25kgで、現時点で発表されている52V型のテレビとしては最軽量。年間消費電力は140kWh/年で、今までの同サイズの液晶テレビの約1/2を実現している。

 書かれているスペックと写真を見てから、自分の傍らにある液晶テレビに目を移すと、狐につままれたと言うか、詐欺にでも遭ったかのような気分です。
 と、そんな風に感じるくらい、とんでもなく薄くてとんでもなく高画質な液晶テレビです。例によって今すぐ市場に出るわけではありませんが、少なくとも今の技術の延長線上にあるものですので、程なく市場にも反映されてくることでしょう。

 と、テレビに使われるような大きい液晶は安泰として。
 PCのディスプレイに使われる、小型高精細ディスプレイパネルを作っている国産メーカーがどんどんと減っています。サムスンに完全に駆逐されかかっている現状を何とかしてくれるよう、シャープさん、こっちにも少しは気をかけてください・・・


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