今は、放送受信料の問題で何かと話題のNHKですが、NHK放送技術研究所なる、その名の通り、放送技術を研究する研究所があることをご存じでしょうか?私は今、知りました。
多分、以前にも聞いたことがあるとは思うんですけれどね・・・
とにかく、その放送技術研究所で研究されている「未来の放送技術」の一般公開があったようです。
未来を感じさせる技術が面白い――NHK技研公開 ITmedia
スーパーハイビジョンなど“わかりやすい”展示も面白いが、視聴者には見えないテロップや、なんとなくの指定でもピッタリの画像を探してくれる検索システムなど、未来を感じさせる技術はもっと面白い。
記事中で紹介されているのは、
1)スーパーハイビジョン 2)視聴者に見えないテロップ
3)何となく画像を検索システム 4)TVML
の4つ。記事でも言われていますが、一番わかりやすいのは、やっぱりスーパーハイビジョンですね。
7680×4320ピクセル、22.2chサラウンド
現行のハイビジョンと言われる放送が、1366×768もしくは1920×1080ピクセルの解像度ですから、1920×1080の、いわゆる”フルスペック・ハイビジョン”と言われる映像の実に16倍の解像度、つまり情報量を誇るわけです。そして、圧巻なのが22.2chサラウンド。世間一般が、5.1チャンネルでも置き場所に苦労しているのに、その4倍の数のスピーカーとは・・・これでは、BlueRayとかHD DVDなんて次世代媒体だったとしても、とてもじゃないけれど、足りません。やっぱり、映画館とかホールのようなところで使われるんでしょうか?一般家庭にはしばらく入ってこない技術ですよね。
でも、一度は見てみたいですなあ・・・そういう映像。
そして、もう一つ。わかりやすい、と言うか今すぐ、誰にでも使えそうなシステムが、TVMLです。
TVMLは、”TV program Making Language”という、HTMLに名前が似ている言語です。で、名前が似ているだけではなく、HTMLでWebページを書くのと同じように、TV番組を”書く”事ができるらしいのです。
TVMLは、TV番組の構成をまるごとスクリプト言語で記述するというものだ。その中にはキャラクタの動きや、しゃべる内容、カメラワークといった番組の構成要素がテキストで記載されている。TVMLプレーヤーはこのスクリプトを解釈して実行する。
つまり、リアルタイムで3Dキャラクタを動かしてしゃべらせるソフトというわけだ。
面白いのは、そのソフトウェアをダウンロードすることで、どんな媒体でもTVMLを再生できると言うこと。もちろん、画質とか音質、振る舞い方は、その媒体なりになってしまいますけれど、テレビでも、パソコンでも、携帯電話でも、ゲーム機でも、同じように番組を楽しむことができる・・・しかも自分で手軽に作ることができるというのは大変面白いですね。
記事中では、ビデオチャットをTVMLを通してやったり、BLOGをTVMLで記述して配信したりという思いつきが披露されていますけれど・・・自分の声は恥ずかしいけれど、TVMLのキャラクターにしゃべらせるならいいと思う人はたくさんいるはず。そして、ただ読むよりも、「見て、聞く」方がずっと面白いはず。
とうとうBLOGもインタラクティブかあ、なんて思ってしまうほど魅力的だと私には映りました。配信側の手間もまた、増えるわけですが。
未来の技術は文句なしに面白いです。何でかと言いますと、微妙な手のとどかなさ加減が、実際には深い深い溝になって横たわっているから。
手の届かないものほど、魅力的に映るものなのですよ。そして、それが民生用に降りてきたときに、「やっとここまで来たか」という、もう一つの感慨がわいてきますからね。
多分、以前にも聞いたことがあるとは思うんですけれどね・・・
とにかく、その放送技術研究所で研究されている「未来の放送技術」の一般公開があったようです。
未来を感じさせる技術が面白い――NHK技研公開 ITmedia
スーパーハイビジョンなど“わかりやすい”展示も面白いが、視聴者には見えないテロップや、なんとなくの指定でもピッタリの画像を探してくれる検索システムなど、未来を感じさせる技術はもっと面白い。
記事中で紹介されているのは、
1)スーパーハイビジョン 2)視聴者に見えないテロップ
3)何となく画像を検索システム 4)TVML
の4つ。記事でも言われていますが、一番わかりやすいのは、やっぱりスーパーハイビジョンですね。
7680×4320ピクセル、22.2chサラウンド
現行のハイビジョンと言われる放送が、1366×768もしくは1920×1080ピクセルの解像度ですから、1920×1080の、いわゆる”フルスペック・ハイビジョン”と言われる映像の実に16倍の解像度、つまり情報量を誇るわけです。そして、圧巻なのが22.2chサラウンド。世間一般が、5.1チャンネルでも置き場所に苦労しているのに、その4倍の数のスピーカーとは・・・これでは、BlueRayとかHD DVDなんて次世代媒体だったとしても、とてもじゃないけれど、足りません。やっぱり、映画館とかホールのようなところで使われるんでしょうか?一般家庭にはしばらく入ってこない技術ですよね。
でも、一度は見てみたいですなあ・・・そういう映像。
そして、もう一つ。わかりやすい、と言うか今すぐ、誰にでも使えそうなシステムが、TVMLです。
TVMLは、”TV program Making Language”という、HTMLに名前が似ている言語です。で、名前が似ているだけではなく、HTMLでWebページを書くのと同じように、TV番組を”書く”事ができるらしいのです。
TVMLは、TV番組の構成をまるごとスクリプト言語で記述するというものだ。その中にはキャラクタの動きや、しゃべる内容、カメラワークといった番組の構成要素がテキストで記載されている。TVMLプレーヤーはこのスクリプトを解釈して実行する。
つまり、リアルタイムで3Dキャラクタを動かしてしゃべらせるソフトというわけだ。
面白いのは、そのソフトウェアをダウンロードすることで、どんな媒体でもTVMLを再生できると言うこと。もちろん、画質とか音質、振る舞い方は、その媒体なりになってしまいますけれど、テレビでも、パソコンでも、携帯電話でも、ゲーム機でも、同じように番組を楽しむことができる・・・しかも自分で手軽に作ることができるというのは大変面白いですね。
記事中では、ビデオチャットをTVMLを通してやったり、BLOGをTVMLで記述して配信したりという思いつきが披露されていますけれど・・・自分の声は恥ずかしいけれど、TVMLのキャラクターにしゃべらせるならいいと思う人はたくさんいるはず。そして、ただ読むよりも、「見て、聞く」方がずっと面白いはず。
とうとうBLOGもインタラクティブかあ、なんて思ってしまうほど魅力的だと私には映りました。配信側の手間もまた、増えるわけですが。
未来の技術は文句なしに面白いです。何でかと言いますと、微妙な手のとどかなさ加減が、実際には深い深い溝になって横たわっているから。
手の届かないものほど、魅力的に映るものなのですよ。そして、それが民生用に降りてきたときに、「やっとここまで来たか」という、もう一つの感慨がわいてきますからね。