Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

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ソニー、さらに小さいメモリースティック開発

2007-05-22 21:08:55 | Technology
 初めてゲームボーイアドバンスのソフトを見たとき、小さくて無くしそうだと思いました。(そして実際無くした)
 SDカードを見たときの衝撃もなかなかのものでした。当時の感覚からすれば、昔のHDDに匹敵するような容量が切手大に収まっているのだから、なんというか異次元のもののようでした。
 携帯を変え、MicroSDを買う必要が出てきたときは、「やり過ぎだ」と思いました。「小さくすれば良いってものじゃない」と。もっとも、携帯からはめったなことでは出さないので言いわけですが。

 そして、日本において、SDカードファミリに市場を完膚無きまで奪われたソニーが、メモリースティックをさらに小型化するというニュース。

ソニー、モバイル向けの小型メディア「メモリースティック マイクロ」発表 ZD Net

 ソニーは5月22日、携帯電話向けをメインとした小型のIC記録メディア「メモリースティック マイクロ」(M2)を、6月21日より発売すると発表した。

 メモリースティック マイクロ M2は、体積が「メモリースティック PRO デュオ」の約4分の1、厚みも約1.2mmまで小型薄型化したIC記録メディアだ。


 正直言うと、ソニーエリクソンの携帯もSDカードを採用している時点で、「何を今更」といったニュースです。
 機能的にも特に目新しいところはなく、小さくなっただけ。・・・メディアに目新しさを求める方が間違っていると言えなくはないですが。

 というわけで、一般的な話。
 さて、なんでメモリーカードが小さくなるかと言いますと、メモリーカードが小さくなれば、リーダーを搭載しやすくなるから。携帯なら、メモリーカードが従来の半分の大きさになれば、より小さな隙間にリーダーを納めやすくなって、デザインや設計の自由度が上がります。

 でもまあ、「人間が操作する」事を考えると、モバイル向けのメモリーカードでもこれ以上小さくする意味があるのか疑問ですね。取り扱いも「小さすぎて」不便になってきたように思いますし・・・今、初代メモリースティックやSDメモリを見て「でっかい」と思ってしまう自分もいるわけで。慣れって怖いと思った次第。

 ソニーは、メモリースティックファミリにさらに小さい規格を用意し、巻き返しを図りたい・・・そういう意図でしょうけれど・・・果たして採用事例がどれだけ出てくる事やら。

 もしかしたら、次世代PSPへの布石だったりして。


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