Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

例えばこんな、情報格差

2005-08-27 01:24:48 | Life
 今現在、インターネットが使えないというのは、ある意味大きなデメリットです。
 それはもちろん、使わなくても生活はできますが、手に入る情報量という点では圧倒的とも言える差が開くことになります。

 たとえインターネットが使えるとしても、ダイヤルアップしか使えない状況と、光までの全ての選択肢がある状況では、またずいぶんと変わってきます。当然ブロードバンドまで使える方がいいわけですが・・・世の中はそううまくいくところばかりでは無いようです。

 先日、私は「インターネットを引くにはどれくらいの金額がかかるのか」という相談を受けました。 普通なら、「フレッツADSLとプロバイダの料金で月に5千円弱も見ておけば問題ないす。」とでも言えば済むことです。
 しかしながら、その地区は非常に返答が難しい地区でした。

 なぜなら、途中で基幹回線が光回線に改修されているので、メタル回線でないと使えないADSLは地区丸ごと対象外なのです。そして、光回線になっているのは一部だけなので、光も来る予定がない。それならばケーブル・・・と言いたいところですが、以前に計画はあったものの現在は凍結されているという、何とも選択肢がない場所だったのです。

 こうなると、ダイヤルアップかフレッツISDN、AirH"か@Freedくらいしか思いつきません。私はフレッツISDNを一応薦めておきましたが・・・
 インターネットのためだけに引っ越すことは、家族持ちにはなかなか難しいことです。これからその地区にとって、一番大きい可能性としては行政主導のケーブルテレビでしょうが、このあたりは何とも言えません。

 電子政府、IT、大いに結構ですが、環境が整っている場合とそれ以外で、格差がどんどん開いていくと言うことです。そのメリットが十分に享受できない地域への措置も、考えていく時期になりつつあるのでしょうね。

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