最近はスパイウェアという言葉もずいぶんとメジャーになったものです。
しかしながら、私には「スパイウェア」と「ウイルス」の区別がはっきり言ってつきません。最近はウイルス駆除ソフトでも駆除できるようになってきているだけに、ますますその境界は分からなくなってきています。
では、その境界を決めるのはいったい何なのか?おもしろい記事があったので紹介します。
以下イタリックは
スパイウェアの地獄めぐりへようこそ - CNET Japan
より抜粋です。
さて、まず「スパイウェア」という言葉はどこから来たのか?と言う点から。
この言葉は最初、小型カメラのようなスパイ用機器を指していたが、1999年頃Zone Labs社が同社のZone Alarm Personal Firewallのプレスリリースで初めて現在の意味で使ったということだ。
かの有名なZoneAlarmからスパイウェアは始まったわけですか。このソフトは、私も使ったことがあるのですが、お手軽かつフリーなファイアーウォールソフトとして、当時はずいぶん普及したものです。
それにしても最初の用途、小型カメラとかというのは懐かしさを覚えます。最初はハードウェアを指す言葉だったのですね・・・と、まあ普通の人はそう考えますかな。今でも。
では本題の「どこまでがウイルスとの違いなのか?」という点について、手がかりとなる部分を引用します。
「スパイ」という言葉は誤解を招きやすい。最も迷惑の度合いが高いとされるスパイウェアでさえ、大量の情報を収集はするものの、それらをサーバに送り返すことはしていないからだ。・・・<>・・・こうしたソフトウェアの作者たちは、アドウェアという言葉を使いたがる。彼らの立場から見れば、正真正銘のスパイウェアであるTrojanやキーロガーなどのリモートアクセスプログラムと一緒にされては困るというわけだ。
ここでは最後の「一緒になれては困る」という点が重要。なぜなら、
自作のソフトウェアにアドウェアを添付して、ソフトウェアがインストールされるたびにアドウェア業者から広告収入を受け取るという仕組みだ。
という、「ビジネスに利用するための手段」だからです。
つまり、スパイウェアは
身元のはっきりした、収益モデルとしてのソフトウェア
と言うことができます。ここで言う身元とは、「ベンダー(作成者)、バンドル元(配布元)」の両方の意味で使いました。
身元が分からず、かつビジネスとして作られていないウイルスとは確かに一線を画しています。
しかし、いくらビジネスモデルとはいえ、スパイウェアの中にも「パフォーマンスを低下」させたり、「ハードウェアをクラッシュ」させるものが少なからず存在しているのもまた事実です。
作った人間が食っていくためとはいえ、わざわざこちらが不便な思いをする必要はありません。対策をしっかりととって、くれぐれも毒牙にかかることの無いように気をつけなければいけませんね。
それにしても住みにくいネットワークになったものだ・・・
しかしながら、私には「スパイウェア」と「ウイルス」の区別がはっきり言ってつきません。最近はウイルス駆除ソフトでも駆除できるようになってきているだけに、ますますその境界は分からなくなってきています。
では、その境界を決めるのはいったい何なのか?おもしろい記事があったので紹介します。
以下イタリックは
スパイウェアの地獄めぐりへようこそ - CNET Japan
より抜粋です。
さて、まず「スパイウェア」という言葉はどこから来たのか?と言う点から。
この言葉は最初、小型カメラのようなスパイ用機器を指していたが、1999年頃Zone Labs社が同社のZone Alarm Personal Firewallのプレスリリースで初めて現在の意味で使ったということだ。
かの有名なZoneAlarmからスパイウェアは始まったわけですか。このソフトは、私も使ったことがあるのですが、お手軽かつフリーなファイアーウォールソフトとして、当時はずいぶん普及したものです。
それにしても最初の用途、小型カメラとかというのは懐かしさを覚えます。最初はハードウェアを指す言葉だったのですね・・・と、まあ普通の人はそう考えますかな。今でも。
では本題の「どこまでがウイルスとの違いなのか?」という点について、手がかりとなる部分を引用します。
「スパイ」という言葉は誤解を招きやすい。最も迷惑の度合いが高いとされるスパイウェアでさえ、大量の情報を収集はするものの、それらをサーバに送り返すことはしていないからだ。・・・<>・・・こうしたソフトウェアの作者たちは、アドウェアという言葉を使いたがる。彼らの立場から見れば、正真正銘のスパイウェアであるTrojanやキーロガーなどのリモートアクセスプログラムと一緒にされては困るというわけだ。
ここでは最後の「一緒になれては困る」という点が重要。なぜなら、
自作のソフトウェアにアドウェアを添付して、ソフトウェアがインストールされるたびにアドウェア業者から広告収入を受け取るという仕組みだ。
という、「ビジネスに利用するための手段」だからです。
つまり、スパイウェアは
身元のはっきりした、収益モデルとしてのソフトウェア
と言うことができます。ここで言う身元とは、「ベンダー(作成者)、バンドル元(配布元)」の両方の意味で使いました。
身元が分からず、かつビジネスとして作られていないウイルスとは確かに一線を画しています。
しかし、いくらビジネスモデルとはいえ、スパイウェアの中にも「パフォーマンスを低下」させたり、「ハードウェアをクラッシュ」させるものが少なからず存在しているのもまた事実です。
作った人間が食っていくためとはいえ、わざわざこちらが不便な思いをする必要はありません。対策をしっかりととって、くれぐれも毒牙にかかることの無いように気をつけなければいけませんね。
それにしても住みにくいネットワークになったものだ・・・