<まだまだブレーキを調べています>
今朝、新しい明治ブルガリアヨーグトを開封しますと、ヨーグルト液面が低く見えました。
明らかに量が少なく見え、容器ばかりがデカイのです。
普段は見る事も無い、容量を見ますと400gとの表示です。
普段見る事も無い容量ですから、量が減ったのかの判断が付きません。
もしかして、実質的な値上げとか?!
(@_@;)
まぁ~、同一LOT品を2個買い求めていますので、2個目を開封しますと判明するでしょうね。
そんな今朝は、コルドバンクスのブレーキに付いてのウンチクです。
車検にて、ブレーキ制動力検査で苦労するもので、秘策を練っているのです。
コルドバンクスのブレーキとしましたが、所謂カムロードのブレーキと考えて頂いて良いかと思います。
【基本ブレーキ形式】
①、フロンドブレーキ・・・・ベンチレーティドディスクブレーキ
②、リアブレーキ・・・・・・リーディングトレーリング式ドラムブレーキ
③、オプションでABS(アンチロックブレーキシステム)装着が可能。
小生のコルドバンクスは、ABS装着しています。
カムロードは今回のダイナモデルチェンジで、1トン系も全機種に標準でABS装着に変更されました。
【ABS簡単ウンチク】
①、主な構成部品
・ABSモジュレーター、ECU(エレクトロコンピューターユニット)、ホイールセンサー、ホイールパルサー、etc
②、役割と作動
雪道、凍結路面等の低μ(ミュー)路面に於いて、ブレーキンク時の操舵性を確保します。
もう少し噛み砕きますと、例えば雪道でブレーキを踏みますと、ホイールは簡単にロックします。
ロックしたホイール状態ですと、ハンドルを切りましても車は直進し、カーブを曲がれずブレーキも効かない(雪面を滑る)状態と成ります。
この様な状況に於いて、ブレーキを踏んだ事により発生していた液圧を強制的に減圧し、ホイールのロックを防止し操舵性を確保するのです。
また雪道を直進状態で走行中の場合も、ホイールロックをABSが検知しますと、ブレーキ液圧を減圧しホイールロックを防止します。
ここで、ブレーキ液圧を減圧しますとブレーキが効かない、制動距離が長く成るとお考えかも知れませんが、実際はABSが作動した場合の方が短距離で停止出来るのです。
現在では、F1マシンにもABSは標準装備されています。
以前は、F1パイロットが人間ポンピングマシンと化し、ブレーキ踏み昇圧、戻し減圧を行っていましたからね。
③、カムロードのABSモジュレーターは、所謂ボッシュ式のモーター駆動で制御油圧を発生させるタイプなのです。
フロントの左右は独立制御、リア左右は同時制御の3チャンネル方式です。
④、ABSモジュレーター取付位置
車体中央、フロントバンパーの後方に取付られています。
グリル隙間から覗きますと、手前にハーネスのジョイントBoxが有り、その後方に搭載されています。
手前に黒色樹脂カバーが見えますが、この中にABS ECUが収まっています。
一辺が70mm程度の四角いアルミ製ブロックが、ABSモジュレーターです。
床側から見ますと、ラジエターの前方に黒色防水カプラー2個が勘合されています。
⑤、リアーホイールセンサー
ホーシングのリアーブレーキバックプレート近傍に取付られており、ホイール回転を検出しています。
この内部にパルサーが有り、ホイール回転状況を伝えています。
フロントに付いては、写真は御免なさいです。
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長々とABSの説明を行ったのですが、通常ABS装着車輛のリアーホイールシリンダー液圧はABSモジュレーターが行っているのです。
ABS搭載車のリアーホイールシリンダー液圧制御は、自動車メーカーに依り差は有ると思いますが、極低速走行、停止時には通常の減圧ABS制御は行いません。
また、その場合のリアーホイールシリンダー液圧制御はABSモジュレーター内の固定値スプリング荷重に依り制御され、通常は減圧を行いません。
文章が分かり難いですね。
簡単に言いますと、車輛が停止時はリアーホイールシリンダー液圧の減圧は行わない構造と言えるのです。
この辺りの制御方法は各社の特許の影響もあり、トヨタ車の場合異なるのかも知れませんが・・・・
ここまでは、リアーホイールシリンダー液圧の減圧は行わないと考えていたのですが、リアブレーキ系統を見ますと驚きました。
【リミッティングバルブ(ATE)】
リアブレーキの配管を見ますと、液圧制御が出来ない3ウエイでの接合かと思っていたのですが、どうやら違うようです。
リアホイール前方に リミッティングバルブが装着されています。
黒色ゴムキャップが良く見ると装着されています。
嫌な予感が頭を過ぎります。
黒色ゴムキャップを取り外しました。
内部には何やら調整機構らしき物が見えます。
拡大して見ますと、外部からは調整は出来ないようです。
しかし、後ほど調べますと、あろう事かリアーホイールシリンダー液圧を減圧するバルブなのです。
ブレーキテスター上でリアーホイールがロックしない諸悪の根源は、このリミッティングバルブなのです。
通常リアーホイールシリンダー液圧は、ABS装着車輛であればABSモジュレーターで制御出来るハズですが、何故あのトヨタがわざわざ専用減圧バルブを装着したのでしょうか?
もしかして制御の特許からみでしょうか?
それとも間違ってリミッティングバルブを装着したとか?
う~~~ん、困りましたね。
今日の所はここまでとしますが、悩ましい問題ですね。
やさしいブレーキ講座と題しましたが、実はリアーブレーキロック問題だったのです。
この所 の寒暖差にいささか参っているKenyで御座います。
GW前ですから、風邪など引く訳には行きませんから辛い所ですね。
皆様もご自愛され、楽しいGWをお楽しみ下さい。
ではまた。
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