<正しい調整で制動力UP!>
昨日に続き、今朝も晴天に恵まれています。
一部では、水不足の懸念も出て来ている位です。
晴天続きの所為か、当ブログのアクセス数も過去最高を記録しています。
Gooでは訪問者ポイント(INポイント)も 517ポイントと過去最高なのです。
このアクセス状況は所謂、ソフトウエアーでカウントしていますから信頼性が有ります。
ランキングのINポイオント数とは、別物ですね。
(@_@;)
昨日に続き、お礼申し上げます。
そんなアクセス状況に気を良くし、今日は知識としては知っていましたが、実行が出来ていなかったブレーキ調整に付いてです。
コルドバンクスを始め、キャンピングカーのブレーキは効かない?
甘いと言うのが、常識のようです。
カムロード、ハイエース等がベース車輌である場合、フロントブレーキはディスクブレーキですね。
リアブレーキはドラム式と成ります。
ここまでは、皆さん充分御存じの内容だと思います。
フロントのディスクブレーキは、パッドとディスクのクリアランス(隙間)が自動調整されますから、定期点検を除き、特に異常が無い限り調整は不要です。
(写真の赤丸は無視して下さい。過去写真です。)
問題なのはリアブレーキなのです。
ドラム式 リアブレーキにもクリアランス自動調整装置が装備されています。
この事はカムロードの取説にも記載が有りません。
通常使用に於いて、リアブレーキの自動調整装置は車輌をバックさせた時に作動します。
しかし、この通常使用に於いて自動的に作動すると言うのがミソでして、作動が弱い状況が有るのです。
【リアブレーキ自動調整不足の影響】
リアブレーキのブレーキライニングは使用過程に於いて摩耗します。
摩耗しますと、ブレーキドラムとのクリアランスが大きく成り、ドラムのライニング面までの距離が大きく成る事からブレーキ使用時の空走時間が大きく成り、ブレーキ甘い、効かないに至ります。
本来で有れば、フロント、リアブレーキが共にほぼ同時に効く所ですが、フロントのディスクブレーキにばかり頼った制動と成る事からもブレーキ甘さを感じる事に成ります。
同時にサイドブレーキレバーの引き代が大きく成ります。
新車時よりサイドブレーキのワイヤー引き代調整はしていない場合、4ノッチ(引き時に発生するカチカチ音の数)程度引ける状態と成ります。
尚、基本的にはサイドブレーキワイヤー引き代調整はワイヤー部で行っては駄目です。
クリアランス自動調整を正しく行なえば、引き代も新車時と同等に復帰します。
まぁ~本来はこのクリアランスを自動的に調整するハズなのですが、弱いようです。
【誰にも出来るリアブレーキ調整方法】
ここからが本題です。
まず、フットブレーキの踏み具合を数字で表現して見ます。
全体を10段階としますと
5・・・・・通常ブレーキング時踏力
8~9・・リヤブレーキ自動調整時 踏力
10・・・パニックブレーキ(ロック状態)
ブレーキ調整時には、ある程度のスピードを出しますから、人、車等が居ない広い駐車場で実施して下さい。
くれぐれも事故等には、厳重注意です。
<調整方法>
ミッションをバックに入れ、サイドブレーキは開放します。
後方、左右、上下の安全を確認し、バックで約時速5~15Kmのスピードを出します。
その後、フットブレーキを踏力 8~9程度で強く踏み、停止します。
これを2~3回繰り返します。
その後、サイドブレーキ引き代を確認し、1~2ノッチで効くよう変化して居ましたら完了です。
引き代の変化は、新車時よりワイヤー調整して居ない場合です。
有る程度のバック時スピードと、強いフットブレーキ力により、クリアランス自動調整装置を正しく作動させる事が出来ます。
クリアランス自動調整装置に付いては、また別途とさせて下さい。
尚、このリアブレーキ自動調整を行いますと、フロントのディスクブレーキパッド摩耗と同様に、ブレーキマスターシリンダーのブレーキフリュード液面が調整分だけ低下します。
カムロードのブレーキフリュード点検は何処で出来るか、御存じでしょうか?
運転席ドアーを大きく開きますと、見えます。
ブレーキ自動調整により低下しました、ブレーキフリュードは液面がMINラインより上に有れば、補充する必要は有りません。
黄色線がMINラインです。
赤線が液面ですね。
くれぐれも、後方の安全を確認し、リアブレーキ自動調整を行って下さい。
フットブレーキの踏み代の減少。
サイドブレーキの引き代減少を、実感して頂けると思います。
そして制動力も新車時に比較し、当たりの付いた状態すので、向上を感じる事も出来ます。
こんな事も忘れておりましたが、思い出し、やって見ますと効果が実感出来ました。
調整時には、後方確認をお忘れなく!
本来であれば、車輌のバック時にブレーキを掛ければ調整されるのですが、普通、大人しくフットブレーキを踏みますよね。
そうしますと、リアブレーキ自動調整が弱く作動し、結果としてクリアランス拡大を招くようです。
リアブレーキがドラム式の場合、乗用車で有れば軽四からハイエース、カムロードクラスまでほぼ同様の構造ですから、使い出の有る技なのですよ。
車重の重そうなオルビスには、効果てき面でしょう。
やるなら今でしょう!
鬼怒川堤防下の公園に走りましょう!