こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

今の自分にできることをしっかりと

2020年11月26日 | 日々思うこと、考えること
天気予報で濃霧のことを盛んにいっているので、窓の外を見た。日の出が6時半近くになって、あたりの様子がいまひとつよくわからないが、たしかに霧が立ち込めているよう。出かける頃にはお日様も顔を出し、あたりは乳白色の光に包まれた。
濃霧のせいで東海道線に遅れが生じていると鉄道の運行情報でいっているので横須賀線はどうかとスマホで確かめたが、どうやらこちらは大丈夫そう。朝はあれこれ忙しい。

今日はずいぶん暖かくなるらしい。ただ、一旦病院に入ってしまえばそのまま出てくることはないので、その恩恵にあずかることはできそうにない。それともたまには昼休みに外に出てみるか。濃霧の原因はいろいろあるみたいだが、昨日の雨とか放射冷却とかが絡み合っているのだろう。天気は複雑系だから素人が考えてわかるようなものではない。気象予報士か天にお任せするしかない。
昨日、先日開催された病理学会のオンデマンド配信を視聴した。このブログにも何度か(私が勝手に)ご登場いただいている後輩病理医の講演を聴いた。素晴らしい内容で、優秀な人というのはどこまでも優秀なものだと敬服するばかり。こういう差はどこから生まれてくるのだろうと思う。
私なんぞ、頑張ったと思えるぐらい頑張っても、我ながらよくやった、と思えるようなところに到達できずに現在に至っている。それなら、ブログだの小説読みだのしないで、もっと仕事に研究に没頭したらよかったのにとも思うが、いまさらどうともいえない。五十年以上の蓄積はいまさらどうしようもないのだ。
60歳近くになって劣等感を持ったところで、馬鹿馬鹿しい。自分探しをしたところで、再スタートは難しい。今ある自分を客観的に見つめ、この先自分というものを最大限活かせる道を探すのがベストだ。そうすると、今与えられている仕事をしっかりやっていくしかない、ということになる。そんなわけで、今日1日、頑張っていこう、そう自分に言い聞かせる。
霧は晴れる

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