こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

言葉のオブラートで物事の本質を隠してはいけない

2024年05月21日 | 日々思うこと、考えること
朝のうちは霞がかかっていたが、出かける頃にはそれはすっかり消えてさっぱりした空になっていた。
昨日の天気予報で、”暑さの質が変わってきました”と言っていたが、いよいよ蒸し蒸しの暑さがやってくるのかと思うと、うんざりする。

相変わらずあちらこちらで凶悪犯罪が起きている。
その犯人の人となりを報じる報道で、知り合いという人などが、

  小学生の頃はおとなしくて目立たなかったけど、中学に進んでからはやんちゃになってましたね

などと答えているのをよく聞く。
この、やんちゃ、という言葉だが、本来小学生低学年までの子供に使うべき言葉だ。

飲酒、喫煙、カツアゲ、万引き、そんなのをするような中学生、高校生を表現する場合は、ぐれちゃってとかすっかり不良というようなより具体的な表現をするべきで、やんちゃなどという言葉を使ってはいけない。

やんちゃという言葉は、子供であることが前提であるから、なんとなく愛らしいイメージがオーバーラップしてくるが、そんなことは全くない。
言葉は正しく使わないと物事の本質が見えなくなるわけで、物事をオブラートに包んでいるようなものだ。

それにしても、やんちゃ、の誤用はいつから始まったのだろう。
2、30年前にはそんな使い方をしている人がいたのは確かなのでそのあたりか。
いまさら元には戻らないだろうが

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