ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




早めに降り出した小雪がちらつく中、

今日は、ピアノ屋さんまで足を(と言ってもクルマで、でしたが)のばして行ってまいりました。

・・・高崎まで、片道約2時間半かけて(笑)。

 

詳しくはまたいずれお話させて頂きたいと思っておりますが、

今日お邪魔したお店、なかなか凄いお店でした。

 

スタインウェイセンターなる建物までございまして、

トップの写真は、スタインウェイの2つのモデルの新品が5台ずつ(!)、置いてございました。

 

「どうぞ、全部弾いてみて下さい」

と言って頂きましたので、一台ずつ。

新品とはいえ、個体差がございますので、どれも音が違いました。

実は、新品というのは、ピアニストはなかなか手を出さないのです(今日のピアノ屋さんもそう仰っておりました)。

新品は、これは国内外のメーカー問わず「鳴る」までに時間がかかるから、なのです。

どうしても、すぐに理想の音では鳴ってくれないのですね。

 

ということで、こちらのスタインウェイも10台弾きましたが、どれも、まだそんなには鳴らないものでしたが、

ある意味においては、余裕のある方は、こういうのを購入されて、これから「育てていく」楽しみはあるのですよね。

ちなみに、一台、軽く1000万円オーバーですから、この10台で、1億円超えという贅沢なピアノ売り場でございました。

 

・・・勿論、僕は、ただ、試しに弾かせてもらっただけ、でございます。念のため(笑)。

 

変わったところでは、

これもスタインウェイなのです。特別仕様モデル。

タイガースファンの方にはいいかもですね、とお店の方が。いやいや(笑)

こういったデザイン性の高いピアノも最近増えてきておりまして、

ベーゼンドルファーには、ポルシェデザインのものなどもあるのです。

・・・お値段、ちょっとびっくりですけれども。

 

今日は、ざっと50台くらいのピアノを(ちょっとずつでですが)弾かせて頂きました。

お店の方や、東京から同行して下さった古くからの知り合いの調律師の方とのお話も楽しく、とっても有意義な一日となりました。

 

中でも。

とりわけのびっくり体験だったのが、こちら。

 

このベヒシュタイン(世界三大メーカーの一つ)のピアノは、アップライト型なのですが、これがですね、

とんでもなく、素晴らしい音がしました。

 

初めて、心から「うわー、これ欲しいなあ!」と思ったアップライトでした。

 

調律師さんに「これいいいですね」と伝えましたら「そうなんです!川村さん、ベヒシュタインのアップライトは、最高なんですよ!」と、激しく(笑)同意して下さいまして(あと、グロトリアンのアップライトも良いそうです)、その後に思い出したのですが……。

忌野 清志郎さんが生前、ご自分で購入されたピアノが、ベヒシュタインのアップライトだったそうです。

厚見さんが、「清志郎さん(所有)のアップライトでレコーディングをしたよ」という話をして下さっておりましたのを思い出しました。

 

確かに、ベヒシュタインのアップライトは、まったく他のブランドのそれとは、別格、別物でした。

こと、ベヒシュタインに関しては、もしかしたらグランドよりも、アップライトでブランドの個性が大きく生きているようにも感じました。

いやはや、感動ものでした。

 

(スタインウェイ、ベーゼン等のアップライトも7~8台程弾きましたが、・・・ことアップライトに関しましては、ベヒシュタインの圧勝でした・・・)

 

さて、明日は、玉置さんのビルボードライブ東京公演初日です。

会場でお会いできます皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

朝方雪がどうなっているかだけ、少し心配ですが、皆様どうかお気をつけてお越しくださいね。

ビルボードでお待ちしております

 

ではー。



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