京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

いろんな本屋さんがありますね

2006-05-17 15:13:12 | 京都観光に役立つ?話
 本日、静岡伊勢丹での大京都展、最終日でございます。あと1時間たらずで終了です。おかげ様で、今回は絶好調でして、(見栄じゃありませんよ!) 出張している主人をはじめ、工場のものも、一同喜んでおります。この場をかりまして、皆様に厚く御礼申し上げます。
 さて、主人のいない中、いささか退屈しておりまして、久々に読書をしています。 子育てをしておりますと、ゆったり読書なんて夢のまた夢なのですが、子供たちは、先日の大原・大散歩の疲れが出たのか、3人ともよく寝てくれています。なのに、私は夜中に目が覚める・・・ どうしてだ。  というわけで、春の夜長!読書をしているのです。
 読んでいるのは、三島由紀夫の「不道徳教育講座」。もう、かれこれ10年近く前に買いまして、主人に「これ面白いよ」とあげて、そのまま本棚に置いてあったのを見つけたのです。(本人が読んだかどうだか知りませんが) 久々に読むと、実に面白い。ああ処分しなくて良かった!物持ちの良い主人に感謝。 彼は、中学時代に買ってもらったコートをずっと着ている男。私なんて、もったいないお化けに半分かじられてます。
 ところで、妻!は、別に文豪三島氏のファンではなく、名作「金閣寺」を読んだこともなく、たまたま書店で見かけて、この作品を買いました。この店、ちょっと変わった本が売ってある、怪しい本屋(失礼!)、と認識しておりました。独身時代の数年間、一乗寺に住んでいたことがありまして、お散歩ついでに、たまたま入った本屋さん。入ると、ただならぬ雰囲気、ありがちなバックミュージックが流れていない。試験管だの、お香だったか、本屋にふさわしくないものが陳列されてある。売ってある本も、明らかにB級のものが多い。知らずに、異空間に足を踏み入れてしまった・・・ なんか買って帰らないと、ただじゃすまない? なんて思ってしまった本屋さんです。
 ま、最近ではすっかり有名になってしまったし、御存知の方も多いでしょうな。一乗寺の恵文社。この間は、なにげにNHKの朝のニュースに出てました。京大・芸大生の下宿の多い土地柄にふさわしく、アカデミックな本屋さんです。アート系の本が多いです。(私には、縁がありませんが。) エログロ?ちっくな漫画も多い! ま、最先端の本屋さんも、平平の凡の私の口にかかれば、「怪しい本屋」 にされてしまうという・・・ そういって、ずいぶん人に紹介しましたっけ。
 だけども、なかなか新品の本は高くて買えませんので、古本屋さんのお世話になることが多かったです。すぐ近所の、ミネルヴァ書房だったっけ。本当によく行きました。お風呂から上がって、夕涼みに・・・ 売り手の知性がしのばれる、掘り出し物をよく見つけました。ちっさい店なのに、何十分も粘って「戦利品」を探していましたね。
 たまに時間のある時には、足を伸ばして、百万遍の古本屋街?まで。つい見栄を張って、難しい本を買ってしまい、読んでもわけ分からん、なんてことも。専門書も、手ごろな値段で売ってあります。(学生が教科書売ったのか?)
 さすがはアカデミック都市・京都。本屋のネタだけで、これだけ書けてしまいました。だけど、そのわりに読んでないなー。もっぱら、コンビニで“漫画ちゃん”を買うことが多いです・・・ ますます高齢化する妻!の脳に合掌。