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2024年春『Touch~孤独から愛へ』西日本・新潟ツアー その3

2024-06-09 02:32:28 | 全国巡回公演

暑い日が増えてきて、どんどんと夏に近づいてきました。

今回は愛知県、富山県、兵庫県で二校、香川県で公演してきました。

5月20日(月)     愛知県    黄柳野高校

5月22日(水)     富山県   上市高校

5月24日(金)     兵庫県    香住高校

5月29日(水)     兵庫県    淳心学院中学・高校 

5月31日(金)     香川県    香川大学教育学部附属高松中学校

 

5月20日 黄柳野高校

黄柳野高校では、これまでに風の公演を6回上演し、『Touch』の公演は2回目になります。

前日から、体育館で公演の準備を行いました。

 

本番当日、カーテンコールで挨拶をしてくれる生徒さんが打ち合わせに来て、そのまま、みんなより早く舞台見学。舞台監督の佐田の説明とともに、小道具などを見てくれていました。

開場し、体育館の入り口で出席確認をおえた生徒さんが続々と入ってきました。舞台の最前列、かぶりつきの席に持参したクッションを並べる生徒さんもいれば、後ろの方で友達とゆったり座っている生徒さんなど、それぞれの位置で開演を待ってくれていました。

教頭先生から

「芸術鑑賞会は毎年、芸術を味わってもらおうと、その道のプロをお招きしています。劇団風は、2000年から、黄柳野高校で公演してもらっています。2時間の公演時間リラックスして、見てもらえればと思います。」と開演のあいさつをいただき、開演しました。

開演すると、「いろんなところから見たいんです。」と一人の生徒さんが舞台の裏に来てくれました。スタッフの説明を聞きながら、舞台の裏や後ろの大黒幕からのぞき込んだりと、いたるところで、『Touch』を見ていました。

カーテンコールでは、校長先生からあいさつをいただき、「風の皆さんには以前から公演をしていただきました。前回はコロナの影響などもありましたが、生徒と共に観劇し、舞台の迫力に感動しました。今回も素晴らしい公演でした。最後のシーンでは涙が出ました。」とお言葉をいただきました。

続いて、二人の代表の生徒さんが「舞台の演出、演技が素晴らしかったです。最後のトリートとハロルドの絆に感動し、涙が出そうでした。」「実際にこの家で生活し、生きているようで素晴らしかったです。まだ、ふるえが止まらないです。」とそれぞれ挨拶をしてくれました。

終演後は、当日の呼びかけで舞台見学を行いました。

フィラデルフィアの地図にTouchの旅メンバーの全員のサインを集めた生徒さんもいました。

多くの生徒さんが見学してくれ、役者とともに記念撮影も。

撤収作業では、見学していた生徒さんのほとんどがのこり手伝ってくれました。

撤収作業が終わり、最後まで手伝ってくれた生徒さんたちと先生ともう一度記念撮影。次は富山県に、向かいます。

 

5月22日    上市高校

上市高校には前日から体育館への荷物の運び入れのために入りました。

先生方に手伝っていただきながら、作業を進めていきました。

当日の午前中、演劇部の生徒さんと先生が舞台見学に来られ、役者とスタッフとともに見学を行いました。

開場してからも先生から舞台見学の呼びかけがあり、たくさんの生徒さんが間もなく始まる舞台の隅々を見学していました。照明や舞台美術への進路を考えていると教えてくれた生徒さんが、照明操作卓をのぞきに来てくれました。

中間考査も終わったばかりだったので、先生からは「中間考査の疲れもあると思いますが、この二時間はリラックスして、楽しんでください。」とあいさつをいただき、開演しました。

皆さんリラックスしてときには隣の友達と話しながら、観劇してくれていました。

カーテンコールでは、にこやかに感想を述べてくれて、花束をいただきました。

終演後は舞台見学を行いました。涙ぐみながら感想を伝えに役者がいる舞台裏まで来てくれた生徒さんもいました。

有志の生徒さん、そして前日手伝っていただいた先生が撤収作業も手伝っていただきました。

開演前に照明卓に来てくれた生徒さんが、「もともと、手伝う予定じゃなかったけど、せっかくの機会だから」と作業にも来てくれました。

たくさんの生徒さんと先生に手伝っていただき、撤収作業を終え、体育館を後にしました。

 

5月24日    香住高校

香住高校では21年の『Touch』以来、五回目の公演です。

香住区中央公民館で、公演を行いました。

全校生徒の開場の前に、カーテンコールで挨拶をしてくれる生徒さんが来られ、あいさつの打ち合わせを行い、そのまま一足早く、舞台見学をしてくれました。

ホールの外では生徒さんが続々と集まりはじめ、開場です。

校長先生から劇団紹介をしていただき、「なかなか但馬地区では観劇の機会が少なく本物の芸術に触れる貴重な機会です。リラックスして楽しんでください。」とあいさつをいただき、拍手に包まれながら、開演しました。

カーテンコールでは、代表の生徒さんから「公演いただきありがとうございました。兄弟のやり取りをみて自分たちと重なるところがあり、家族の愛や大切さについて考えました。」と挨拶をいただくとともに、花束もいただきました。

終演後、当日の呼びかけで舞台見学が行われました。

小道具や家具のセットに触れたり、役者と記念撮影をしたり、階段のセットの上でポーズをとっていたりしました。

見学している生徒さんに感想を聞くと、「よかったです!」と元気に話してくれました。(そのまま、座談会の最後まで残ってくれたいました。)

見学後はハロルド役の柳瀬とともに座談会が行われ、多くの質問が投げかけられていました。

 

5月29日 淳心学院中学・高校

18年に『ヘレン・ケラー』を公演し、今回で三回目の公演になります。会場はアクリエひめじでした。

人権行事として、芸術鑑賞が行われました。

開場すると、先生が入場指導をしながら、生徒さんたちに声をかけておられました。

また開演にさきだち、先生がユーモア溢れるあいさつをされ、とてもリラックスした空気になっていきました。

今回はバリアフリー公演であり、上演前に役者の自己紹介とサインネームの説明を行いました。

説明を聞きながら、たくさんの生徒さんがサインネームを真似して友だちと見せ合いながら、やってくれていました。

リラックスした空気の中、大きな拍手と元気な歓声に包まれながら、開演しました。

笑い声がこぼれ、元気いっぱいの客席でした。

10分の休憩中も、役者のセリフを話しながらどういう展開になるなど予想をしながら、話していました。二幕が始まるときにもまた、大きな拍手を送ってくれました。

クライマックスのシーンでは、元気な様子とうってかわって、入り込むように真剣に舞台に向かっていました。

静まり返った中終演し、カーテンコールで舞台が明るくなり、役者が登場するとまた、大きな拍手を送ってくれました。

思い思いの感想を話しながら、退場していきました。

先生と次回の公演に向けてお話をし、会館を後にしました。

 

5月31日    香川大学教育学部附属高松中学校

高松中学校では、これまでに4回公演を行い、今回で5回目、『Touch』の公演は二回目となります。

開演前に、音響・照明に興味があるようで、先生に連れられながら、三名ほどの生徒さんがオペレート席を覗きに来てくれました。(あとで舞台見学の時に、聞くと放送部の生徒さんでした。)

開演の時間になり、開会のあいさつを担当していただく先生が登場するとともに大きな拍手が起こりました。

「三年に一度、劇団風に来ていただいての芸術鑑賞会です。笑って泣いて楽しんでください。」とあいさつをいただき、開演です。

カーテンコールでは代表の生徒さんが「素晴らしい公演をしていただき、ありがとうございました。役の人間性が細かく表現されていて、その行動が細かく、見ていて言葉にできない気持ちがあふれました。人との出会いで変わっていく二人の兄弟をみて“ひと”って偉大だなと、この体育館でこの舞台の三人の中で感じました。喜怒哀楽が大きく動いた二時間でした。」と感想をのべてくれました。

終演後、舞台見学に事前に80人の生徒さんが希望してくれていました。

が、それを超える生徒さんが舞台に残り、見学してくれました。

ひしめき合う舞台上でした。先生も生徒さんとともに、衣装を着たり見学をしておられました。

 

その後、撤去作業も参加をしてくれて、どんどんと撤収作業が進んでゆきました。

すっかりと普段に戻った体育館と生徒さんたちに別れを告げました。

日が長くなり、暑い日も増えてきました。そんな暑さを跳ね返すように、体調に気を付けながら次週の公演に向けて鳥取に出発です。

文:上田舞子(音響スタッフ)



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