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2018年 春 『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』 東日本・西日本巡回公演 第3週目

2018-06-03 15:38:15 | 全国巡回公演

春の東日本・西日本巡回公演『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌ炎』も3週目を迎えました。

3週目は栃木から兵庫へと東日本・西日本を横断する週となりました。

5月 28日(月) 栃木県 宇都宮中央女子高校 宇都宮市文化会館

   30日(水) 新潟県 糸魚川市教育委員会主催合同公演 糸魚川市民会館

   31日(木) 福島県 長沼高校 同校体育館

6月  1日(金) 栃木県 壬生高校 壬生中央公民館 城址公園ホール

    2日(土) 兵庫県 自由ヶ丘高校 同校体育館

 

宇都宮中央女子高校

今週の始まり宇都宮からスタートしました。

この公演は、宇都宮中央女子高校創立90周年行事として行われ、保護者の方々や同窓生の方々を迎えての公演でした。

本番中の生徒からはじっくりと何かを感じ、考えながら見ている、そんな強いまなざしを感じました。

終演後の生徒会長さんのあいさつでは「現代の私たちは、無限の可能性を持っていると感じました」と、この公演2時間の中で受け取った素敵な気持ちを言葉にしてくれました。

私たちも、この公演が生徒たちの無限の可能性と出会える一つのきっかけになってくれたらと思います。

終演後には、希望者の生徒によるバックステージツアーと座談会も行われました。

 

 開演前、これから起こることを楽しみにしている、そんな元気いっぱいの表情を見せてくれました。

 ジャンヌ役の白根とバックステージツアーを行う生徒たち。

 

 色紙を受け取った生徒と記念撮影をする白根。

糸魚川市教育委員会主催合同公演

糸魚川市教育委員会主催による糸魚川市の全中学校による合同公演でした。

市内全部の中学校ということもあり、人数の関係で午前午後の2ステージで行われ、午前が糸魚川中学校1・2年生と能生中学校の公演、午後は糸魚川中学校3年生と糸魚川東中学校と青海中学校の公演です。

午前の公演では、中学生とは思えないような静かなでも、観るものは見逃さないというようにじっと見ているという印象でした。

 

午後の公演は、午前とはまた違った元気な表情が、客席にあふれていました。でも、芝居が始まるとその元気は集中力に変わり、熱い視線とともに、一緒にジャンヌ・ダルクという2時間を作ってくれていました。

 

今日この日に、市内の中学生がみんなジャンヌ・ダルクを観たという、何か特別な思い出になってくれたらうれしいです!

 

長沼高校

長沼高校は創立70周年そして独立40周年ということもあり、同窓生、地域の方々を招いての鑑賞行事となりました。

普段はおとなしいと、担当の先生が仰っていた図書委員長さんが、終演後、みんなの前であいさつをしてくれました。そこにはジャンヌ・ダルクのような勇気を感じ、この2時間が、図書委員長さんの中に何か残る時間だったのだと実感しました。

片付けのお手伝いには放送部、図書部、そして有志の生徒たちが集まってくれました。

 

 放課後、体育館の様子を見に来た生徒たちも、そのまま片付けに参加してくれていました!

 

 最後に、残ってくれたみんなと記念撮影をしました!お手伝いありがとうございます!

壬生高校

壬生高校では、前回のヘレン・ケラーに続いて、3年ぶりの再会となりました。

開演前、校長先生があいさつで、「楽しく、思い出に残るものになってほしい」という言葉を生徒に送くっていました。

本番中には、それを体現するかのように、自由に、でもしっかりとしたまなざしを客席から感じました。

終演後、希望者によるバックステージツアーも行われました。ジャンヌ役の白根と共に、さっきまで舞台上に見ていたものを実際に触ったりしながら、自分が観ていたものを確かめるように、楽しんでいました。

 

 

 

白根に質問する生徒たち!

 

自由ヶ丘高校

自由ヶ丘高校では1年生の時演劇発表を行います。それを間近に控え、ここから何か吸収しようという雰囲気が、開場中の空気から感じられてきました。

開演前、担当の先生から「こう見なければではなく、自由に見て欲しい」と、生徒への熱いメッセージをいただき、この公演にかける先生方の思いを感じました。

終演後には1年生と希望者による、バックステージツアーと座談会も行われました。バックステージツアーでは、舞台や小道具を見ながら「これは使えるかも」と何かヒントを探しながら思い思いに見て回っていました。

この一日が演劇発表の何か糧になってくれたらうれしいです。

 

 人形をかぶってみたり、衣装を着てみたりと、楽しんでいました。

 白根を囲む、演劇発表で役者をやる生徒たち。

 

 

新しい出会いと、若い子たちに本物の芸術に触れてほしいという多くの想いを感じる1週間でした。

だんだんと暑くなってきましたが、春の巡回公演はまだまだ続いていきます。

1回1回の出会いを見逃さず、私たちが今なぜ演劇をやるのか、を問いながら、これから出会う人たちと向き合っていきます。

文:石岡和総(シャルル7世役)

 


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