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2015年春 『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』西日本地域巡回公演 第7週目

2015-07-09 17:39:40 | 全国巡回公演

7月に入りました。
2か月にわたる『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』のツアーもいよいよ終盤にさしかかり、毎日の芝居や、仕込み・撤収などの作業を通して、「旅の力」そのものもついてきたように感じます。
その日の芝居や観客のことをメンバー通しで語りながら、新しい観客との出会いを楽しみにする毎日です。

バックステージツアーで人形をかぶる生徒さんたち

第7週は、

6月30日(火) 島根県 益田高校 島根県芸術文化センター グラントワ

7月2日(木) 鳥取県 鳥取敬愛高校 鳥取市民会館

7月3日(金) 鳥取県 鳥取緑風高校 同校体育館

での公演でした!


益田高校

週末、一度東京に戻ったジャンヌ班は、6月29日に再び東京を出発し、
12時間かけて島根県益田市に到着しました。
開館して10年目という、立派な会場で行われた益田高校の芸術鑑賞会。
舞台を包み込むようなあたたかい客席の雰囲気が印象的でした。
公演後には客席でそのまま文化祭のための集会が行われ、大いに盛り上がっていました。
また、将来演劇の道に進みたいという生徒さんが、先生と一緒に舞台上を訪ねてくれました。
今回の舞台が、益田高校のみなさんに芸術の炎をともすような公演であったなら嬉しいです。

終演後、雨が降り始めましたが、その雨の中を多くの生徒さんがこちらに手を振ってくれていました。

 


公演の空き日には大事な小道具「トランク」の修理をみんなでやりました!

 

鳥取敬愛高校

この週末は、ここ数年お世話になっている鳥取文化振興財団主催の公演でした。
2日は鳥取敬愛高校の公演。
学校の先生が、ぜひ風の公演を!財団に働きかけて実現した公演だそうです。
気合が入ります!
盛り上がりのある客席でしたが、沸きながらもじっくりと舞台に向かう生徒さんたちの姿に支えられた公演となりました。
終演後には演劇部のためのバックステージツアーと座談会が行われました。
撤収作業もあり、ゆっくり演劇部のみなさんと話ができなかったのが残念でした…

終演後、シャルル7世の人形を扱ってみる生徒さんたち


演劇部のみなさんとの記念撮影!(舞台上、撤収の途中でした…)

 

鳥取緑風高校

昨年、境高校でジャンヌダルクを見た担当の先生が、緑風の生徒にも見せたいと、こちらの学校も財団と二人三脚で実現した公演でした。
定時制・通信制の生徒さんが集まる客席。制服のない学校だったこともあり、非常に個性豊かな客席!という感じを受けました。
多様なまなざしを受けながら、舞台と客席がいい緊張感のなかで交流し合えた公演だったと感じました。
1年生が舞台の撤去を手伝ってくれる予定でしたが、そのほかの学年からも興味を持った生徒さんがたくさん残ってくれました。
演劇部との座談会も大いに盛り上がったようです!
この日の公演には芸術監督でこの作品の演出の浅野と、副芸術監督の柳瀬も駆けつけました。
仲間の存在の優しさと厳しさが、旅にまた新しい刺激を与えてくれることでしょう。

パネルの撤収を手伝ってくれています!

財団の担当の岡野さんに色紙をプレゼント。本当にお世話になりました!

最後まで手伝ってくれた生徒さん、先生方と記念撮影。この日もまた思い出に残る一日となりました!

旅も順調に進み、舞台の仕込みや撤収といった作業も段取りよく、テキパキ進むようになってきました。
だからこそ、一回一回の舞台の瞬間をかみしめ味わうことを忘れずに、その日の観客たちに向かい合える身体をつくりたいと思っています。
自分たちの炎を決して絶やすことがないように――


語り手役:田中賢一


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