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『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』 秋の九州ツアー最終週

2023-12-27 14:10:45 | 全国巡回公演
12月21日(木)【鹿児島県】垂水高校 垂水市文化会館
 
9月から3ヶ月間各地を巡演してきた『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の旅。いよいよ千秋楽を迎えました。
今年最後の公演は鹿児島県立垂水高等学校でした。垂水高校は劇団創立の翌年(1988年)から度々公演に訪れている学校です。最近では2020年にもコロナ禍の中、先生方の熱い想いに支えられて『Touch』の公演を行いました。
担当の先生方は3年振りの再会をとても喜んで下さいました。
開演前には校長先生のお話がありました。「ひびき合うものたちというタイトルの意味をぜひ考えて下さい。何と何がひびき合うのか、どのようにひびき合うのか。そして自由に、それぞれの感性を使って見て下さい。」
公演中は生徒の皆さんの様々な反応、それぞれの表情が伝わってきました。
カーテンコールでは代表の生徒さんが「誰かとひびき合うことで 成し遂げられることがあると思いました。」と力強い言葉を贈ってくれました。
 
 
 
 
 
短い時間でしたが、舞台の道具に触れてもらうこともできました。幕間休憩ではビニー役の清水菜穂子が生徒の皆さんを舞台に上げてポンプの水を出してもらい盛り上がっていました。
公演後には希望者の皆さんが舞台見学をし、「なぜ舞台が斜めになっているのか?」「背景の絵はどうやって描いたのか?」など質問をしてくれました。
そして、ヘレン役の倉八ほなみ、サリバン先生役の高階ひかりが座談会を行いました。九州出身の若く情熱のある2人に生徒の皆さんは嬉しそうにたくさんの質問をし、気持ちを伝えてくれました。
全てを終えた後、この公演にご尽力下さった担当の先生から「生徒たちがこんなに喜んでいる姿を見れて、こんな機会はなかなかない子どもたちなので、本当に来てもらえて良かったです。」と言葉をいただきました。
 
 
 
3か月の旅を終えて、劇団員一人一人の中に、これからの活動への意志が新たに生まれる出会いを重ねた旅だったと思います。
この旅でお会いできた皆様にとって、何か一つでも大切なものに出会える時間であったなら。そしていつかまた元気な姿で再会できることを願っています。
 
文:稲葉礼恵(パーシー役)

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