風のBLOG

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2012 肝っ玉おっ母とその子供たち~あとから生まれてきた人たちに 東日本巡回ツアー 三週目

2012-06-02 15:10:58 | 全国巡回公演

明秀学園日立高等学校 (茨城県)

2010年『Touch~孤独から愛へ』の公演以来、2年ぶりの再会となりました。

今公演は近隣の会館が震災の影響を受け、先生方、生徒の皆さん、様々な協力を得て体育館での公演となりました。

11トントラックに満載の舞台装置が体育館に出来上がり、会場と共に、「凄い迫力!」「うわ~!」と感嘆の声が上がっていました。

終演後、観劇した生徒の皆さんの姿を見た先生方の感想に、「様々に考えさせられる部分が良かった。」「矛盾や相反するものの中で翻弄されながらも人が生きる姿に感動しました。」「生徒たちも楽しんで、それと考えることもできたと思います。」といった言葉が印象的でした。

 

片付けを積極的に手伝ってくれた女子バレーボール部の皆さんありがとうございました。

また再会できる日を心から楽しみにしています。

 

 

海城中学校 (東京都)

希望者を募ってのバックステージツアーとなり、約120名の生徒の皆さんが参加しました。 

上の写真は「この馬車本当は軽いんですね。」劇中の幌車を引く姿を真似ての一場面。

 

ラストシーンで降る雪に盛り上がり、雪や小道具、舞台装置などについてもたくさんの質問がありました。

クスクスと遠慮がちに笑いながら、集中して観ていた空気が舞台にも伝わる公演でした。

今回の公演が皆さんの記憶に残ることと思います。その断片がいつか今の自分を

ふり返るきっかけの一つになることを願っています。

 

海城中学校とレパートリーシアターKAZEとは歩いて来られる程の距離にあります。

是非、レパートリーシアターKAZEでまた会えることを楽しみにしています。

 

東海大学甲府高校 (山梨県)

2階に建つ大きな体育館での公演。屈強な野球部員の皆さんが公演前日の舞台装置の搬入と、

公演後の片付けと連日のお手伝いに加えて、バスケットボール部の皆さんが手伝いに参加してくれました。

暑い体育館でも、3年生の集中して観る眼差しが印象的でした。

公演でその時に感じたことと、この先、あの時間を省みた時に自分自身にとっての発見が生まれるのだと思います。

 

 また座談会では肝っ玉おっ母役の辻を囲んで、吹奏楽部の皆さんと演劇部の3名が参加しました。

表現方法についての質問などがでましたが、どう演じるかということや乗り越えるといったことではなく、例えばその音を出したい時、自分自身が腑に落ちるまで考えて繰り返して発見することが、結果として聞いている、見ている人に伝わるものではないか、といった話に真剣に耳を傾ける皆さんとの時間を共有しました。

帰り際、「おっ母!楽しかったです!」など元気の良い声がかけられました。

担当の先生からもレパートリーシアターKAZEに是非観に行きます。と声をかけられました。

 

この3週目の旅も新たな出会いと、人の繋がりを感じました。

肝っ玉の旅も中盤に入ります。たくさんのことを受け取りながら、風を待つ皆さんの元へと繋がっていきます。