KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

日光の秋を歩く1

2006年10月11日 | 2006年のブログ
<<紅葉の始まり・中禅寺湖畔>>

10月9日、快晴の秋空のもと、中禅寺湖・戦場ヶ原・光徳周辺をまわってきました。
少しだけ山頂を覗かせる白根山はもう既に真っ白に雪化粧をし、青い空に一際映えていました。

きょうから3回に分け、やっと北関東の山までやって来た紅葉の様子をお届けします。
初回のきょうはやっと紅葉の始まった中禅寺湖畔です。

 
<紅葉の始まった中禅寺湖畔 2006/10/9>
中禅寺湖畔はやっと紅葉が始まったばかり。
全山が五色に燃える目を見張るばかりの錦繍は10月20日過ぎ頃になりそうです。

 <湖畔のカヌー 2006/10/9>
基本的には湖畔はまだ緑色。
日当たりの良い木だけが部分的に染まりはじまったところです。

 
<蔦の木漏れ日 2006/10/9>
ヤマブドウでしょうか?、梢の蔦の様な葉が赤く染まってきました。


<燃ゆる木立 2006/10/9>
木にからみついたツタウルシの紅葉です。
まるで木の幹が炎に包まれているみたいです。

 <ツタウルシ 2006/10/9>
きれいな紅葉ですね、まだ緑・黄・赤のグラデーションが見られました。
でもこのきれいなツタウルシには、充分気をつけてください。
ウルシに弱い人なら下を通りかかっただけでかぶれてしまうと言われる、超強力な日本最強のウルシなのです。

 <ツタウルシ 2006/10/9>
まだ緑のツタウルシです。3枚の葉が特徴のツル植物です。
強いかぶれを引き起こし、顔や手に触れたら原型をとどめない程腫れ上がると言われています。

 <木漏れ日の紅葉 2006/10/9>
林の中で、木漏れ日を受けたオオモミジがひっそりと赤くなりはじめていました。
面白いですね、まるで木漏れ日の様にまばらに紅葉しています。

 <オオモミジのグラデーション 2006/10/9>
陽当りの良いオオモミジはこのとおり、見事なグラデーションに染まっています。

 <オオモミジ 2006/10/9>
オオモミジの紅葉は見事です。くすみの無い純粋な赤に染まります。

 <虫喰い穴の青空 2006/10/9>
桜の仲間でしょうか、ワイルドな染まり具合がまた趣きがありますね。
山の紅葉はどうしてこんなきれいな色になるのでしょうね、街中とは太陽も水も空気も違うのでしょうか。

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次回は戦場ヶ原です。




風の日は・・・

2006年10月10日 | 2006年のブログ
10月8日の日曜も快晴でしたね。
土曜からの強い風は日曜になっても止みませんでした。
でもこの日は目的がありました。
土曜日に風の当らない陽だまりにシジミチョウが集まっているのを見つけたので、
2匹目のドジョウを探しに出かけてみました。

 <公園の照葉樹林 2006/10/8:千葉市>
蝶を探したのはこんな場所。
ツバキ、クスノキ、マテバシイ、アラカシなどの照葉樹林が生い茂った中を、曲がりくねった道が続きます。
樹林の中をアオスジアゲハの♀が産卵場所を探して飛んでいました。

 <ウラギンシジミ♂ 2006/10/8:千葉市>
きょうも枝先でウラギンシジミの♂が縄張りを見張っていますが、ちょっと高いですね。
しばらく見ていましたが、降りて来る気配はなさそうです。

 <ウラギンシジミ♂ 2006/10/8:千葉市>
高さは3m以上あるでしょうか、ズームで思い切り引っ張ってもこの程度。
なんとか♂と分かる程度の写真しか撮れません。
翅の裏は一面の白銀色で、♂の表は黒地にオレンジ色の結構派手な蝶です。

 <ウラギンシジミ♀ 2006/10/8:千葉市>
別の場所に♀がいました。翅の先の尖った秋型です。
こちらは低いツバキに止まってくれましたので、きれいな絵が撮れました。
♀ではオレンジの部分が白になります。

 <ムラサキシジミ 2006/10/8:千葉市>
マテバシイの葉にムラサキシジミが舞い降りました。
紫というより青に近い色合いなので♀かと思いましたが、前翅中室の外まで青が広がっているのでどうやら♂。

 <ツマグロヒョウモン♀ 2006/10/8:千葉市>
風の当らない花壇にツマグロヒョウモンがいました。
最近やっと見慣れて来ましたが、♀はきれいですね。
微妙に青やピンクのグラデーションが入っていて実に美しいです。

 <ナツアカネ 2006/10/8:千葉市>
トンボたちも風の来ない所にまとまっていました。
これはナツアカネ、見事に顔まで染まっていますね。

(最後の2枚は土曜日に撮影したトンボです)
 <ノシメトンボ 2006/10/7:千葉市>
赤くなったノシメトンボがいました。赤いと言ってもこれで精一杯です。

 <アキアカネ 2006/10/7:千葉市>
こちらはおなじみのアキアカネ。
赤トンボの仲間の区別には胸の横の模様や顔の色などが重要です。
最近はなるべく胸の模様が写る様に撮影しています。

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10月9日は奥日光に行ってきました。
すでに白根山は雪化粧をし、燃える様な紅葉が少しずつ山を降り始めていました。
もうすぐUPします。

紫色の誘惑

2006年10月08日 | 2006年のブログ
土曜日は昼過ぎまで仕事がありました。
風が強かったですが、空気が澄んでいてきれいな空でしたね。
花も虫も風が強いと撮影は難しいですが久しぶりの良い天気、
じっとしてはいられず午後からカメラを持って近所の公園へ。

少し花を撮りましたが、やはり風が強くて思う様になりません。
雨が続いた後の晴れ間、蝶はたくさん出て来ているはずだけど・・・。
そこで思い付いたのが風の当らない樹林の中の陽だまり。

案の定、陽だまりにウラギンシジミとムラサキシジミが何頭か集まっていました。
でもちょっと高いです、みんな2m~3mの高さです。

 <ムラサキシジミ 2006/10/7:千葉市>
やっと1頭が目の高さに来てくれました、新鮮なムラサキシジミの♂の様です。
最近ずっときれいな♂は撮影出来ていません、翅を広げてくれるといいんだけど・・・。

 <ムラサキシジミ 2006/10/7:千葉市>
数秒後、翅を開いてくれました。
おおっ~、きれい!。
じゃあ、今度は正面から・・・、逃げないでね・・・。

 <ムラサキシジミ 2006/10/7:千葉市>
シャッターが押せました。
思わず息を呑みます、美しいです、引き込まれそうです。
この瞬間がたまらなくて、私は写真を続けている様なもの。

この写真のシャッターを押した瞬間、この日は幸せな日となりました。

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ムラサキシジミは常緑樹の多い公園ならこれから12月頃まで、南向きの風の当らない陽だまりで見つかります。
一緒にムラサキツバメやウラギンシジミも日光浴しますので、晩秋の小春日和にでも探してみて下さい。
探すのはシイやカシの樹林です。



里山の秋の花2

2006年10月07日 | 2006年のブログ
きのうは冷たい雨が一日降りましたね、会社の行きかえりにびしょ濡れでした。
これからの季節は雨が降るたびに秋が深まります。
雨が上がった後はきっと秋晴れ、秋の花も咲き揃い虫たちも沢山出てきて、
絶好の散策日和りになってくれるといいですね。

きょうは千葉市郊外の自然公園の秋の花、2回目です。

 <カツラの黄葉 2006/10/3:千葉市>
光輝く紅葉の季節はもうすぐそこまでやって来ている様です。

 <ヤマハッカ 2006/10/3:千葉市>
アキノタムラソウのつもりで撮影して来ましたが、PCで見てみたら花の感じが違います。
調べたらヤマハッカでした。

 
<キバナアキギリ 2006/10/3:千葉市>
雑木林の中にキバナアキギリがたくさん咲いていました。
学名は Salvia nipponica 、日本の野生のサルビアです。

 <ゲンノショウコ 2006/10/3:千葉市>
赤いゲンノショウコをはじめて見ました、白花とは随分イメージが違いますね、きれいです。

 
<コシオガマ 2006/10/3:千葉市>
雑木林の縁に見慣れない花が咲いていました。
高い山に多いヨツバシオガマなどの仲間の様です。
名前はコシオガマですが草丈は40cmぐらいありました。

 <シロバナサクラタデ 2006/10/3:千葉市>
とても可愛らしい小さな小さな花です。マクロで拡大していますが、花の直径は4mmぐらい。
ひょっとしたらサクラタデの白花かもしれません。

 <ヤブマメ 2006/10/3:千葉市>
花とマメが一緒に付いていましたので撮影してみました。
どこにでも生えている小さな豆の花ですが、よく見るときれいな紫色をしていますね。

 <アレチヌスビトハギ 2006/10/3:千葉市>
ヌスビトハギより大きくてきれいな花を咲かせる外来植物です。
ヌスビトハギは豆が2つずつですが、こちらは豆がたくさんつきますね。

 <オケラ 2006/10/3:千葉市>
オケラは変わった野草です。
木ではなく草なのですが、葉を見ても茎を見ても木にしか見えません。
花のまわりの、がんじがらめのトゲトゲも異様ですよね。

 <キツリフネ 2006/10/3:千葉市>
池のほとりにキツリフネが沢山咲いていました。
ツリフネソウの仲間はみんなちょっと日陰の水辺に咲く事が多いですね。

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この日は赤トンボの撮影が目的だったのですが、予想外の秋の野草にたくさん会えました。
やはり保護されている場所というのはちょっと一味違いますね。






里山の秋の花1

2006年10月06日 | 2006年のブログ
10月3日に訪れた、千葉市郊外の広大な自然公園に咲いていた、秋の野の花たちです。
今回と次回の2回に分けてUPします。

 <色付き始めたカエデ 2006/10/3:千葉市>
秋の長雨で気温が随分と下がってきました。
しとしとと降り続く秋雨とともに、秋は静かに深まっている様です。

 <ヤマハギ 2006/10/3:千葉市>
野の萩です。
宮城野萩の様に沢山花をつける事は無く、枝の先端にだけいくつか花を付けます。
雑木林のへりでひっそりと咲いていました。

 <コマユミ 2006/10/3:千葉市>
赤い実を見つけました。
果皮のむけた独特の実はニシキギの仲間の特徴、種類が多いので難しいですがコマユミでしょうか。

 <ミゾソバ 2006/10/3:千葉市>
ミゾソバが咲いていました。
小さな花ですが、ほんのりピンクに染まる星型のとても可憐な花を咲かせます。


<ミゾソバ 2006/10/3:千葉市>
こちらは純白のミゾソバ。白いコンペイトウの様ですね。
ミゾソバにはかなり濃いめのピンクから白まで、株によって変化があります。

 <イヌショウマ 2006/10/3:千葉市>
白い淡雪の様なイヌショウマの花が雑木林の林床に一面に咲いていました。
かなり暗かったので、林縁の明るいものを撮影してきました。


<イヌショウマ 2006/10/3:千葉市>
サラシナショウマに似ていますが、サラシナショウマより小さな花穂がたくさん付きます。
背丈も低く、咲く前のピンクのツボミがよく目立ちます。

 <ホトトギス 2006/10/3:千葉市>
純日本産のホトトギスです。各葉の付け根一節ごとに花を付けます。
最近良く栽培される台湾ホトトギスは、一番先端にだけ複数の枝分かれする花を付けます。

 <シラヤマギク 2006/10/3:千葉市>
背丈が1mを越える大きなシラヤマギクが、良い風情で咲いていました。
茎が赤紫色に染まるので覚えやすい野菊です。

 <カントウヨメナ 2006/10/3:千葉市>
一番難しいのがこれ。
表面に短い毛の無いつやのある小葉がついてますのでヨメナかカントウヨメナ。
ヨメナは東海以西の西南日本にしか自生しませんから、これが野生のものならカントウヨメナでしょう。
ノコンギクは葉にも茎にも細かい毛があってつやが無く、触るとザラザラします。
ヨメナとカントウヨメナは判別不能です、私には。

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野菊の区別は難しいです。
関東ではカントウヨメナとノコンギクがともに薄紫でよく似ています。
葉を触ってザラザラするかどうか確認するのが一番確実の様です。
ノコンギクは黄色い筒状花の数が少ないという特徴もあります。
上の写真のカントウヨメナは筒状花が多数密集して広い面積を占めています。
参考までにノコンギクの写真を2枚貼りますので、葉のつやの無さ、ざらついた感じ、黄色の筒状花の部分の面積に着目してみてください。

 <ノコンギク 2005/8/27:栃木県日光市>

 <ノコンギク 2006/9/2:栃木県日光市>

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とんぼ池の秋

2006年10月05日 | 2006年のブログ
10月3日は仕事が休みでしたので、秋の野草とトンボでも撮ろうかと千葉市郊外の自然公園に出かけました。
同じ千葉市内なのにそこはもうすっかり秋、街中では季節の変化がいかに少ないか思い知らされた気がしました。
この日の天気は曇り、撮影には少し厳しい状況でしたが、この日見られたトンボと蝶をご覧下さい。

 <染まり始めた池のほとり 2006/10/3:千葉市>
カツラの木でしょうか、トンボのいる池のまわりは早々と黄色く染まり始めていました。

 <マユタテアカネ 2006/10/3:千葉市>
白っぽい顔にある黒い模様を眉に見立てて名前が付いた様です。
でも眉というより鼻の場所ですけどね。

 <マユタテアカネ 2006/10/3:千葉市>
赤トンボは種類によって赤くなる部分や色がすこしずつ違います。
マユタテアカネはしっぽが鮮やかに赤くなります。

 <ナツアカネ 2006/10/3:千葉市>
ナツアカネは尻尾も胸も顔までも赤くなります。

 <ノシメトンボ 2006/10/3:千葉市>
羽の先が茶色に染まるノシメトンボは目立たない色の赤トンボ。

 <ノシメトンボ 2006/10/3:千葉市>
だいたいいつもこんな色ですが、もう少しするとレンガ色になります。

 <オオアオイトトンボ 2006/10/3:千葉市>
オオアオイトトンボがいました、日本で一番大きなイトトンボで、水辺の雑木林などで見かけます。

 <メスグロヒョウモン♀ 2006/10/3:千葉市>
池のほとりのアザミにメスグロヒョウモンがいました。
♂は普通のヒョウモンチョウなのに♀はご覧のとおり、ヒョウモンチョウには見えませんね。

 <キチョウ 2006/10/3:千葉市>
これはまだ翅の先の黒い夏型ですが、そろそろ秋型と入れ替わる時期です。

 <ナガサキアゲハ♂ 2006/10/3:千葉市>
この日一番残念だったのがこの写真、尾の無い南方系の大きなアゲハ、ナガサキアゲハの♂です。
レタッチして何とか見れる様にはしましたが、曇りの日に暗い所で素早く飛ぶ黒い蝶なんて、突然出て来られても写りません。
私はいつも低いISO固定で撮影してますのでなおさらです。
♀は今年良い写真が撮れましたが、♂はいまだにこんな写真ばかり。
また来年の宿題になってしまいました。

 <満員御礼 2006/10/3:千葉市>
池の中の倒木で休むカルガモとカメです。
のどかですね~・・・・なんてのんびりしないでくださいネ!。
このあたりはかなり自然豊かな所なのですが、このカメの名前はミシシッピアカミミガメ。
小さいうちはミドリガメって言うんですが、こんな大きなカメだったんですよ。
雑食性で水草、水生昆虫、エビ、魚類、などなんでも食べてしまいます。
そこのあなた、飼っていたミドリガメを池に逃がしたりしていませんか?。
カメは長生きです、このカメも30年は平気で生きています。
その間、毎日日本の野生生物を食っているんですよ、もう勘弁して下さいネ!。

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すみません、また長々とグチってしまいました。
ごめんなさい。



クジャクソウ

2006年10月03日 | 2006年のブログ
クジャクソウが咲き出しました。
小さな花を沢山咲かせるアスター属(シオン属)の花です。
園芸品種の様ですので野山には無いですが、野趣のある大好きな花です。

 <クジャクソウ 2006/9/30:千葉市>
ミズヒキが一緒に生えていました。花壇ももうすっかり秋の風情ですね。

 <クジャクソウ 2006/9/30:千葉市>
花色は紫、ピンク、白があって、白いものは白孔雀とも呼ばれます。

 <クジャクソウ 2006/9/30:千葉市>
紫の花は株によって濃淡がある様です。白との混植がきれいですね。

 <クジャクソウ 2006/9/30:千葉市>
こちらはピンク、華やかですね。
以前は白と紫が多かったですが、最近はこのピンクも結構見かける様になりました。

 <クジャクソウ 2006/9/30:千葉市>
アスター属は外国にもいろいろな野生種があって、色々な園芸品種が作られている様です。

 <クジャクソウ 2006/9/30:千葉市>
クジャクソウは分類としては友禅菊とほぼ同じ種類の植物の様です。

 <クジャクソウ 2006/9/30:千葉市>
以前は野山に出かけても野菊なんてあまり気にも留めなかったのですが、最近は風情があっていいなあと思う様になりました。
年をとったんでしょうかね。

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きょうはお休みでした。
雨は降らなさそうでしたので、千葉市のはずれの自然公園に行ってみました。
野山はもうすっかり秋、秋の野草をいくつか写してきましたので、そのうちUPします。



蝶たちの秋の宴2

2006年10月02日 | 2006年のブログ
昨夜はずいぶん雨が降りました。
雨と秋晴れを繰り返すうちに、だんだん秋が深まりますね。

蝶たちの秋の宴の続きです。

 <ベニシジミ 2006/9/30:千葉市>
クジャクソウが咲き出しました。
ハナアブやハチに混じってベニシジミが蜜を吸っていました。

 <ヤマトシジミ 2006/9/30:千葉市>
ヤマトシジミも黄色い花で蜜を吸っています。いつでも出てきてくれてありがたい蝶ですね。

 <ヤマトシジミ 2006/9/30:千葉市>
このヤマトシジミはホウキグサに止まっていました。淡いホウキグサに映えていい感じです。
ところで畑のキャビアと呼ばれるトンブリってご存知でしょうか?、ホウキグサの実なんですよ。

 <キアゲハ 2006/9/30:千葉市>
アゲハはなかなか近づけない蝶ですが、このキアゲハは蜜を吸うのに夢中。
おもいきり寄って撮影してみましたが、なかなかの迫力ですね。

 <アオスジアゲハ 2006/9/30:千葉市>
アオスジアゲハも来てくれました。そろそろ見納めです。
街中にも多い蝶ですが、速くてなかなか撮影チャンスの少ない蝶です。

 <キチョウの産卵 2006/9/30:千葉市>
キチョウが萩の若芽に産卵していました。キチョウの幼虫は萩やネムノキなどの葉を食べます。
この♀は翅の先の黒い夏型ですが、次に生まれてくるのは黄色一色の秋型で、そのまま春まで越冬します。

 <モンキチョウ 2006/9/30:千葉市>
モンキチョウとヒメアカタテハはコスモスに良く来ます。

 <モンキチョウ 2006/9/30:千葉市>
でもモンキチョウやモンシロチョウは、一つの花にいる時間が短くて撮影には苦労します。

 <イチモンジセセリ 2006/9/30:千葉市>
おなじみのイチモンジセセリです。
バッタと同じで時として集団移動する事があり、その個体は通常の個体と体型が変わるという話があります。
何となくスリムな体つきだったので、ふとそんな話を思い出しました。

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ゆうべ徹夜だったので、明日は休みをもらいました。
お天気が気になります。








蝶たちの秋の宴1

2006年10月01日 | 2006年のブログ
きょうは午後から雨が降り出しました、秋雨ですね。
秋雨が終わるとアゲハチョウの仲間たちは姿を消してしまいます。
そろそろ蝶の季節も終焉、久しぶりの晴れ間の土曜日、晩餐会に集まった蝶たちの姿をご覧下さい。
きょうはタテハチョウです。

 <ツマグロヒョウモン 2006/9/30:千葉市>
最近撮った蝶の写真のなかではお気に入りの1枚です。
蝶は花の様になかなか自由なアングルでは撮影させてくれません。
3秒以内に写さないと逃げてしまうなんてざら、気に入った写真はなかなか撮れません。
(花はブットレア)

 <ツマグロヒョウモン 2006/9/30:千葉市>
以前はこんなアップの写真ばかり撮っていましたが、最近は1枚目の様な写真が多くなりました。
きれいなツマグロヒョウモンでしたので、久々にアップにしてみました。
(花はブットレア)

 <ルリタテハ 2006/9/30:千葉市>
ルリタテハも来ていました。まだ陽がさす前だったので少し光が足りませんね。
(花はブットレア)

 <キタテハ 2006/9/30:千葉市>
キタテハが沢山来ていました。もうすっかり秋型に衣替えしていました。

 <キタテハ 2006/9/30:千葉市>
秋型は濃い赤茶色で青い星がきれいです。越冬して来年の4月頃まで見られます。
(花はブットレア)

 <キタテハ 2006/9/30:千葉市>
夏型は草むらのカナムグラのまわりにいるのですが、秋型はいつも花に来ています。
卵を産むのは春ですから秋は食草のまわりにいてもしょうがないのでしょうかね?。
カナムグラを見かけないこの公園では、夏型は見たことがありません。
(花はコスモス)

 <キタテハ 2006/9/30:千葉市>
あぶないですねえ、狙われています、隣の花に移ってはいけません。
(花はクジャクソウ)

 <ヒメアカタテハ 2006/9/30:千葉市>
秋に一番多いのはヒメアカタテハですね。
キク科の花が好きで、コスモス、ヒャクニチソウなどで良く蜜を吸っています。
幼虫が食べるのもキク科で、ゴボウやヨモギの葉を食べて育ちます。
(花はコスモス)

 <ヒメアカタテハ 2006/9/30:千葉市>
最近のコスモスは大きくて立派ですね、ヒメアカタテハが小さく見えてしまいます。
(花はコスモス)

 <アカタテハ 2006/9/30:千葉市>
この写真も陽の当る前でしたのでちょっと暗いですね。
ヒメアカタテハと比べるとボリュームのある体型をしています。
色調もずいぶん濃い感じがしますね。
(花はブットレア)

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タテハチョウは秋遅くまで姿を見せてくれますので、まだまだ遊んでくれますね。

きょうは日曜なのに夜から徹夜の仕事が待っています。
明日の午後まで缶詰めですよ。
でも代わりに火曜日が休みになりました。
天気が良いといいな。