KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

日光の秋を歩く2

2006年10月12日 | 2006年のブログ
<<草紅葉・戦場ヶ原>>

標高の高い戦場ヶ原は、中禅寺湖とは違ってもうずいぶん秋が進んでいました。
うっそうと茂っていた森は色を変えあるいは葉を落とし、迫り来る厳しい冬への準備を始めている様子でした。

 <戦場ヶ原からの男体山>
葉を落として見通しの良くなった湿原の疎林からは男体山の雄々しい姿がよく見えます。
白くなったススキの穂が風に種を託していました。

 <草紅葉の木道>
夏にフタスジチョウの沢山舞っていた木陰の木道は、もうすっかり葉を落として陽だまりの小道となっていました。
草紅葉に囲まれて、とても華やかな秋の小道です。

 
<赤い草と白い樹木>
草紅葉の正体は何でしょうか?。この赤いのはホザキシモツケでしょうか?。

 <戦場ヶ原の草紅葉>
このあたりの樹木は葉を落とすのが早い木が多く、紅葉も黄色や茶色が主体。
でもご覧のとおり、代りに湿原が真っ赤に染まります。
白樺の白い幹が映えてとても美しい光景でした。

 <辺境の白い開拓者>
ここは疎林のいちばん外れの場所でここから先は湿原、湿原と疎林のせめぎ合いの場所です。
湿原の侵入者として白樺が入り込み、続いて色々な樹木が根を下ろします。
存在感のある白い樹皮が開拓者としての誇りを誇示している様です。

 
<木道と白樺>
白樺は葉を落とすのが早いですね。少しずつ黄色に染まりながら、次々に葉を落として行く様です。

 <白樺の残り葉>
でも残っている葉は結構緑色、色づくとすぐ散ってしまうのでしょうか?。


<染まりかけた落葉松>
落葉松の枝先が黄色く染まっています。
落葉松林が一斉に葉を散らせる所を見た事があるでしょうか?。
私は映像でしか見た事が無いですが、黄金色の雪がキラキラ舞っている様でそれは美しいものでした。

 <紅さす枝先>
これはなんの葉でしょうか?、変わった形をしています。
先端だけが赤く染まって、吸い込まれそうに青い空にマッチしてきれいでした。

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次回は光徳のミズナラの森です。