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遠い春の息吹き

2005年12月28日 | 2005年のブログ
もういくつ寝ると・・・。そんな時期になりましたね。
お正月はすぐですが、花咲く季節は遠い先のこと。春が待ち遠しいと言うにもまだまだ早いのですが、やっと見つけた遠い春の息吹きをお届けしましょう。

<菜の花 2005/12/24 撮影地:千葉市>
千葉市内の公園に作られた菜の花畑で一番早く開花した菜の花です。
南房総まで行けば、もう菜の花やポピーが咲いている頃でしょうが、やはり年末は色々と用事があって思う様にはいきませんね。でもこの日は幸いにも冬晴れの青空がきれいだったので、思う様な写真になりました。


<日本水仙 2005/12/24 撮影地:千葉市>
最もベーシックな水仙です。千葉県は水仙の3大産地だそうで、12月中旬頃から南房総の山あいの斜面などでは一面の水仙の花がみられるそうです。お正月のいけばな用などで、これからが出荷本番のようです。ひかえめですっきりとした花姿は、新春に似合いますね。


<西洋タンポポ 2005/12/24 撮影地:千葉市>
タンポポというと代表的な春の花のイメージですが、実はこの西洋タンポポは一年中花をつけています。春中心に咲く在来種のタンポポに比べてちょっと有り難味が薄いですが、それでも背丈を低くして寒さに耐えながら咲いている姿は、ちょっとけな気で良いものですね。


<アリッサム 2005/12/10 撮影地:千葉市>
公園のプランターの植込みのアリッサムです。寒さに強いので、真冬でもホームセンターなどで売っているのを見かけますね。白の他にピンク、赤、紫などの花色があり、混植するときれいです。
ぺんぺん草(ナズナ)の仲間だという事ですが、言われてみれば確かにぺんぺん草ですね。


<ストック 2005/12/10 撮影地:千葉市>
春の花壇には欠かせないストックです。杖の様にしっかりとした花茎が立つのでストックと言うらしいですが、本当でしょうかね?。


<ヒメキンセンカ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
やはり春の花壇の花キンセンカに似ていますが、こちらはちょっと可憐な感じのヒメキンセンカです。
立派なキンセンカと比べるとかなり小さくて、花の直径は2~3センチしかありません。草丈も10cmぐらいで咲いています。とても可愛らしいので、最近のお気に入りの花です。


<パンジー 2005/12/24 撮影地:千葉市>
品種名はわかりませんが、濃い紫のビロードの様な花びらに白い縁取りの美しいパンジーです。
花の少ない季節に花壇をいろどってくれるパンジーやビオラは貴重な存在ですね。


<ビオラ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらは黄色いビオラです。
パンジーとビオラはどこが違うのか以前からよくわからなかったのですが、明確な区別はなく、強いて言えば大型の品種がパンジーで小型の品種がビオラだとか。
もともと野生のスミレ属(Viola属)の沢山の種類から交配によって作り出されている園芸植物ですので、学術的な分類から言うと全てがViola。
最近は交配が進んで、大きさも中ぐらいのパンジーともビオラとも言えないものも出てきているらしいので、さらにややこしいですね。


<ビオラ 2005/12/03 撮影地:千葉市>
濃い紫のビオラやパンジーはよく見かけますが、こちらは公園で見つけた薄紫のビオラです。
柔らかな感じのする紫色で、とても気に入りました。


<ビオラ 2005/12/03 撮影地:千葉市>
最近は「あいちゃん」とか「まいちゃん」とか女の子の名前のような品種名のビオラが出回っているとの事ですが、これは誰ちゃんでしょうか?。
私にはミッキーマウスの顔に見えますが。

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これからしばらく花の少ない季節が続きます。
どうしても園芸植物が多くなってしまいますが、ご容赦くださいね。
春になったら可憐な野草をたくさんお目にかけますから。

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ウインターコスモス

2005年12月27日 | 2005年のブログ
毎日寒い日が続きますね。
わりに暖かい千葉でも最低気温が0℃前後の日が何日かありました。
さすがにもう花もなかなか見つからなくて、お休みの日が続いてしまいました。
きょうお目にかけるのは、そんな寒い中でも元気に咲いているウインターコスモスです。

<ウインターコスモス 2005/12/24 撮影地:千葉市>

<ウインターコスモス 2005/12/24 撮影地:千葉市>
12月24日、クリスマス・イヴに撮影したウインターコスモスです。
特に冬の花というわけではなく秋から咲いていますが、冬になって他に花がなくなってきても咲いていますので、目立ちます。寒風吹きすさぶなかで揺れているのがけな気ですね。
コスモスという名前がついていますが、センダングサの仲間でアメリカ中南部が原産だそうです。そういえば12月6日の「里の秋」でご紹介したコシロノセンダングサとちょっと似ていますね。
写真ではわかりにくいですが、花びら(舌状花)の縁や付け根のあたりが黄色く輝いて印象的です。

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いよいよ本格的な冬。花が咲き蝶が舞う季節は気が遠くなる程先の様な気がしてきました。
これから先、はてさて何を写しましょうか?。
そろそろ温室にでも逃げるしかないのでしょうか。


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蝶の日なたぼっこと越冬集団

2005年12月12日 | 2005年のブログ
とうとう冬ですね。
関東の平地でも、もう雪がちらついたとか。
でもまだ暖かい日もあったりして、そんな日には日なたぼっこする蝶の姿を見つけられます。
きょうは、そんな蝶の日なたぼっこのご紹介です。


<ムラサキシジミ♀ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
ムラサキシジミの♀です。♂は紫色ですが♀は強いブルーに輝きます。
この日は小春日和で、気温は15度近くになりました。さすが15度となると、越冬中の蝶も飛び出しますね。本当は葉陰で越冬中の蝶を探しに来たのですが、ひなたぼっこ撮影に変更ですね。


<ウラギンシジミ♂ 2005/11/29 撮影地:千葉市>
少し前の写真ですが、ウラギンシジミの♂です。
夏はなかなか翅の表を見せてくれないのですが、寒くなると翅を広げて体をあたためます。
♂は写真の様に濃いオレンジですが、♀は次の写真の様に白い斑紋があります。


<ウラギンシジミ♀ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらがウラギンシジミの♀です。
夏型はもう少し翅が丸みを帯びるのですが、秋から冬の個体は写真の様に角がとがります。


<ムラサキツバメ♂ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらはムラサキツバメの♂。
飛んでいる時はほとんど真っ黒い蝶に見えますが、翅を開くと写真の様に深い紫色です。
でもムラサキシジミの様に強い輝きはなく、どこから見てもやっと紫色である事がわかる程度にしか輝きません。



<ムラサキツバメ♀ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらがムラサキツバメの♀。
♂と違って明瞭な青紫の斑紋があります。ミドリシジミ類の♀とよく似た斑紋ですね。


<ムラサキツバメの越冬集団 2005/12/10 撮影地:千葉市>
マテバシイの葉陰で見つけたムラサキツバメの越冬集団です。
今年の冬の宿題かなあと思っていたのですが、もうお目にかける事ができました。
ムラサキツバメは集団で寄り添って冬越しする習性があります。写真のものはマテバシイの多い樹林の南側で、風の当たらない陽だまりになっている所で見つけたもので、6~7頭の個体が寄り添っていました。


<ヒメアカタテハ 2005/12/9 撮影地:広島市>
日光浴中のヒメアカタテハです。
まだ居たんですね。しかも羽化して日にちがあまりたっていない様子です。撮影したのは広島市北部の山合いの場所で、数日前に雪が降ったばかり。撮影した日も気温は10度あるかないかの寒い日でした。
前にもお話しした様にヒメアカタテハは降霜地では越冬できません。おそらくここでも越冬は難しいと思われます。そう思うとちょっと可愛そうになりました。

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12月10日はシイやカシなどの樹木の多い千葉市内の公園での「冬越しさがし」でしたが、ムラサキツバメの集団以外で見つけた越冬中の個体は、ムラサキシジミとウラギンシジミが1頭づつでした。いずれもマテバシイの葉陰ですが、出てくるのはカメムシばかりでなかなか見つけるのは大変ですね。
もっとも、この日はかなり暖かだったので、飛んでいる個体を探した方がずっと楽でした。
今度はタイサンボクとか少し大きな葉で探してみようかな。


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里の秋

2005年12月06日 | 2005年のブログ
遠くの山はすっかり雪化粧をし、里まで降りてきた紅葉もそろそろ散り始めました。
きょうは、もう冬まであとわずかの里の秋の彩りをお届けします。


<山茶花 2005/11/27 撮影地:千葉市>
山茶花の花も八重、一重、赤、ピンク、白、など色々ですが、私はこのタイプの山茶花がいちばん好きです。山茶花の花を見ると、子供の頃に落ち葉を集めて焚き火をした事や、焚き火で焼いた焼いもの事を思い出します。山茶花が咲くと「いよいよ冬だなあ」と感じますね。


<白い山茶花 2005/12/3 撮影地:千葉市>
こちらは白い山茶花。白も清楚でいいですね。
山茶花は関東以西の低地では、花期の長い品種は冬中咲き続けますが、寒さの厳しい地域ではつぼみが凍って枯れてしまいます。


<燃ゆる梢 2005/11/27 撮影地:千葉市>
真っ赤なもみじです。梢に陽が当たってまるで燃え上がる様ですね。


<五彩の紅葉 2005/11/29 撮影地:千葉市>
こちらはちょっと木陰のモミジです。
陽の当たり具合の影響でしょうか、赤、橙、黄、黄緑、緑、と五色の紅葉が見事でした。


<イチョウ 2005/11/28 撮影地:千葉市>
見事なイチョウの紅葉です。黄色一色ですね。


<榎の黄葉 2005/12/3 撮影地:千葉市>
やはり黄色一色のこの木はエノキです。
クヌギやケヤキとともに以前は里山に多い樹木でしたが、都市化とともに大きな樹が次々と消えて行きました。国蝶のオオムラサキやゴマダラチョウ、テングチョウ、ヒオドシチョウなど、この樹の葉を食草とする昆虫たちも減ってしまいましたね。


<初冬の欅 2005/12/3 撮影地:千葉市>
エノキと同じく、以前は郊外に行けばあちこちに大木があったものですが、最近は大きな木をあまり見かけなくなりましたね。


<トベラの実 2005/11/23 撮影地:千葉市>
紅葉とともに秋を彩る木の実。こちらは暖かい地域の沿岸地域に生えるトベラの実です。公害に強いのか街路樹として街中でもよく見かけます。赤い実のまわりに透明の水あめみたいなものがついてますが、甘いのでしょうか?。毒でもあったらこわいので口にはしませんでした。


<ピラカンサス 2005/11/27 撮影地:千葉市>
赤いピラカンサスです。よく家庭の庭にも植えられていますね。
赤いのとオレンジのがありますが、別の植物だとか。いずれも中国からヨーロッパなど大陸が原産だそうです。初夏には白くて小さな花が密集して咲き、よく昆虫が訪れます。



<秋明菊の綿帽子 2005/11/27 撮影地:千葉市>
ちょっと寂しい写真になりましたが、こちらは秋明菊の綿毛です。
ちょっと面白いのが、一般に綿毛をつける植物は中心に種があって上や外側に向かって綿毛が生えるのですが、写真の様に秋明菊は外側に種があり、それがシャボン玉の様にふくらんで、最後に割れて飛びます。面白いので探してみてくださいね。


<芙蓉の実 2005/11/13 撮影地:千葉市>
こちらはフヨウの実です。そんなにふわふわした感じじゃないので、あまり飛びそうじゃないですね。


<金色の秋 2005/11/27 撮影地:千葉市>
枯れるとみんな金色になるのでわかりにくいですが、キンエノコロでしょうか。
逆光で夕陽を受けるとキラキラしてとてもきれいですね。


<コシロノセンダングサ 2005/11/27 撮影地:千葉市>
アメリカセンダングサやコセンダングサなど、ふだんあまり気に留めないセンダングサの仲間ですが、花びら(舌状花といいます)が付いているととたんに可憐な野草に大変身ですね。帰化植物で原産地は北米だそうです。


<草紅葉とヒメジョオン 2005/11/28 撮影地:千葉市>
さすがにもう野草はほとんど咲いていませんね。やっと見つけたのはコシロノセンダングサとヒメジョオンと西洋タンポポぐらい。でも、草紅葉をバックに咲くヒメジョオンは白く輝いてとてもきれいでした。

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もうすぐ冬ですね。
さすがにもうおさんぽしても寂しいかぎりです。
虫たちももう暖かい日にちょっとだけひなたぼっこに出るくらい。
今度は、ひなたぼっこの虫でもさがしましょうか。





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ヤマトシジミの季節変化

2005年11月26日 | 2005年のブログ
庭でも公園でも街中でもどこでも見かけるヤマトシジミ。
冬を除いて一年中身近にいる、ちっちゃくて可愛いヤマトシジミですが、良く見ると夏と春秋では装いが少し違います。
きょうは、そんなヤマトシジミのファッションショーです。


<ヤマトシジミ♂高温期型 2005/8/13 撮影地:水戸市>
夏型の♂です。夏とは言っても、春先と11月頃のいわゆる低温期以外はほとんどこんな感じですね。高温期型と言ったほうがいいでしょうか。特徴は翅の縁の黒い部分が広い事です。
止まっているのは食草のカタバミです。繁殖力の強い植物で、いたる所で見られます。


<ヤマトシジミ♀高温期型 2005/8/13 撮影地:水戸市>
高温期型の♀です。何の説明も要りませんね、とにかく真っ黒です。


<ヤマトシジミ♂低温期型 2005/11/13 撮影地:千葉市>
低温期型の♂です。高温期型に比べ、黒い部分が狭まってほとんど全面が青くなります。縁に近い部分はやや白っぽいですね。


<ヤマトシジミ♀低温期型 2005/11/5 撮影地:千葉市>
いちばん劇的に変化するのがこの低温期型の♀です。
ずっと真っ黒だったのに、秋の紅葉の時期頃から生まれてくる固体は、突然青紫色の衣装をまといます。前翅は半分ぐらいが薄く青紫になりますが、後翅はほぼ全体が青紫になります。
♂のグレーがかった明るいブルーに比べ、♀はやや暗めの紫がかった青が、黒い翅に薄く乗っている感じです。見る角度によっては黒く見えるのですが、別の角度から見ると♂よりも強く光ったりします。
私はこの時期の♀が一番好きなのですが、残念ながら見られる時期が短く、霜が降りる頃には全ていなくなってしまいます。
ヤマトシジミは成虫では越冬ができないのです。

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春になって春型のヤマトシジミが出てきたら、また見てみましょうね。





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ムラサキツバメの日光浴

2005年11月25日 | 2005年のブログ

<ムラサキツバメ♂の日光浴 2005/11/23 撮影地:千葉市>
紅葉した桜の落ち葉で日光浴中のムラサキツバメです。
2005/11/4投稿の「ムラサキツバメは南国の蝶?」で、その渋過ぎる翅の裏側はお見せしましたが、やっと今頃になってその魅惑の深い紫色の写真が撮れました。
「また来年の宿題が一つ増えたかな」と半分諦めかけていたのですが、赤く紅葉した葉に止まって紫色の翅とのコントラストを見せてくれるというおまけ付きでポーズを取ってくれて、めでたしめでたしです。
成虫のまま冬越しをするムラサキツバメは、気温が高い間はなかなか羽の表を見せてはくれません。ところが越冬前後の気温の低い時期には、写真の様に陽だまりで翅を広げて体を温めます。変温動物である昆虫は10度近くにまで気温が下がると活動が出来なくなる為です。
この日の最高気温は15度、この写真を撮った午後2時頃は13~14度ぐらい。一般的な昆虫が活動するにはほぼ限界の温度です。
この日他に見かけた蝶は、モンシロチョウ、キタテハ、ヤマトシジミぐらいで、しばらく前まで盛んに花に来ていた、ヒメアカタテハ、モンキチョウ、イチモンジセセリはもうあまり見かけなくなりました。
南方系のイメージの強いムラサキツバメですが、結構低温の環境でも元気な印象を受けました。もっとも、近い仲間のムラサキシジミは冬に-5~-6度に下がる所でも平気で越冬してるので、案外寒さには強いのかも知れません。
これから長い冬が訪れますが、暖かい日にはまた探しに来てみましょう。

「おまけの写真」

<寝ぐらへ帰ったムラサキツバメ 2005/11/23 撮影地:千葉市>
夕方寝ぐらに戻ったムラサキツバメです。
本当は写真の反り返った葉の上にもう1~2枚葉が重なっているのですが、撮影の為にそーっとどけてみたら、運良く逃げなかったので撮影させていただきました。大変失礼をしましたね。
今の時期は日中気温が高ければ寝ぐらを出て活動し、気温が下がるとまた戻ります。毎日同じ所に戻るという話もありますが、みんな似てるので同じ子が来てるかどうかは疑問です。
でも、風当たりや日照や葉の重なり具合で条件の良い所はおのずと決まってくる様で、マテバシイに囲まれた陽だまりで葉が割と密な所で夕方待っていると、飛んで来て寝ぐらにもぐりこむ姿が見られます。夏にたくさんの個体を見かけた所で、風の当たらない所が見つけやすいです。条件が良いと、複数の個体が集まって集団を作る様で、そのまま気温が下がると集団越冬へ入ります。

今年の冬、どこかで越冬集団を見かけたら、またお目にかけましょうね。
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ヒメツルソバとママコノシリヌグイ

2005年11月24日 | 2005年のブログ
木枯らしも吹いて、随分と寒さが増してきましたね。
山や野原も随分と茶色くなってきてしまいました。きょうは冬も近い野原の片隅でひっそりと咲く、ややこしい名前のタデ科の花のご紹介です。


<ヒメツルソバ 2005/11/23 撮影地:千葉市>
姫蔓蕎麦と書きます。2005/10/22の「秋の野へ」でご紹介したミゾソバや次の写真のママコノシリヌグイと同じタイプの花を付けますが、花びらの先だけでなく一様にピンクに染まります。名前の様にツル状に匍匐し、高さ10cm程度のとても可愛らしい花を付けます。
写真の右の方に赤い葉が写ってますが、これがヒメツルソバの低温期の葉で、気温が高いうちはやや赤みがかった深い緑色で、タデ科独特の黒っぽい模様があります。
なんとなく日本的な風情を感じさせますが、ヒマラヤ原産でもともと園芸用に輸入されたものが野化したそうです。
種でよく増えるらしいので、乾燥した花を見つけたら種を取ってみようかな。


<ママコノシリヌグイ 2005/11/13 撮影地:千葉市>
継子の尻拭いと書きます。こういうネーミングの花に出会うと「何でもっと可愛らしい名前を付けてあげないの!」といつも思ってしまいます。
写真でわかる様に茎がトゲだらけです。これでお尻を拭って継母が義理の子をいじめるという意味なのでしょうが、こんな可愛らしい花を咲かせるのになんでそんなネーミングを思いつくのか私には理解できません。
言い出しついでに言うと、虫でも植物でもそうなのですが、私の一番嫌いなのが~モドキとかニセ~というやつです。いくら似ているからって、あまりに安直でかわいそうですよね。別に偽物でもないのに。

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ちょっとグチが出てしまいましたね。
いよいよ野草も見られなくなってきました。今度は少し暖かい所にでも出掛けてみようかな。

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秋の渡りのアサギマダラ

2005年11月10日 | 2005年のブログ

<フジバカマで吸蜜中のアサギマダラ 2005/11/5 撮影地:千葉市>
11月5日、モーターショーで大混雑の幕張メッセ近くの公園をおさんぽ中の事でした。吸蜜に来るアカタテハやキタテハを撮影しに藤袴の植込みに近づくと、大きなアサギマダラがぶら下がっているではありませんか。花に訪れる蝶もだんだん少なくなってきたこの時期、これにはちょっと驚きました。
8月17日投稿の「避暑地のアサギマダラ」にも書きましたが、本州の山地で夏を過ごしたアサギマダラは秋に沖縄へと渡って行きます。おそらくこの個体も関東平野を南下し、幕張の海岸まで来たところでちょっと腹ごしらえというところでしょうか。ここから海に出て伊豆に向かうのか、房総半島を南下して海に向かうのかは不明ですが、いずれにしてもこれから長い旅が待っています。これからの旅路の無事を祈りながらシャッターを押させていただきました。

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アサギマダラさん、無事沖縄まで行ってくださいね。
初めてランドセルを背負って学校に行く子を見送る様な、切ない気持ちになりました。


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蝶の縄張り

2005年11月05日 | 2005年のブログ

<縄張りを見張るルリタテハ 2005/9/3 撮影地:千葉県富浦町>
蝶には縄張り(テリトリー)を作る習性のある仲間がいくつかいます。主にタテハチョウとシジミチョウの仲間でよく見られ、いずれも見晴らしの良い場所を占有し、♀を見つけてプロポーズするのが目的の様です。当然、縄張り行動をとっているのは全て♂ということになります。
2005/8/18の投稿で「山頂占有」のお話しをしましたが、これも縄張り行動のひとつです。

上の写真を見てください。まるでスクランブル待機をしている戦闘機の様です。公園の広い芝生の真ん中に陣取り、半径20~30mの上空を通過するものは全て追いかけます。しばらく見ていましたが、他の蝶をはじめトンボやハチや自分の何倍もあるモンキアゲハまで追いかけていました。とにかく空を飛ぶものは全て追いかけて、ルリタテハの♀かどうか確認してる様です。

タテハチョウの場合は、山頂、山道、崖、河原、渓流の橋の上など、上空を見渡せる開けた地面が好きな様ですが、オオムラサキやコノハチョウなど樹林性のタテハチョウは見晴らしの良い枝先で縄張りを作ります。以前、縄張りを作っていたオオムラサキが近くに来たスズメを追いかけているのを見た事がありますが、これには驚きました。さすが日本の国蝶ですね。


<ベニシジミの縄張り行動 2005/10/16 撮影地:広島市>
シジミチョウの縄張り行動で有名なのはミドリシジミ類で、10mもあるミズナラの木のてっぺんで谷を見渡す程の縄張りを作ったりします。小型のシジミチョウではあまり明確な縄張り行動をとならいものが多いのですが、写真のベニシジミの様にしっかりと縄張りを作るものもいます。
このベニシジミは、一際高いセイタカアワダチソウのてっぺんに陣取ってじっと空を見つめ、付近を通りかかるヤマトシジミやイチモンジセセリなどを追いかけていました。

気のせいかも知れませんが、縄張りを作る蝶は飛翔力が強くてスピードの速い蝶が多い様です。もっとも縄張りを作って近づくものを追いかけるという習性が、飛翔力を進化させたのかも知れません。より速く飛んで♀を獲得した個体が子孫を残せるのですからね。ちなみにこのベニシジミも、他のヤマトシジミ類、ルリシジミ類、ヒメシジミ類などの小型シジミ類と比べると一段とスピードが速く、特に縄張りを作っている時の♂はセセリチョウの様に直線的な飛翔を見せます。

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夏になったら、ミズナラの枝先でテリトリーを作るミドリシジミの仲間の姿をお見せしたいですね。
来年の宿題にしましょうか。



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ムラサキツバメは南国の蝶?

2005年11月04日 | 2005年のブログ

<ムラサキツバメ 2005/9/3 撮影地:千葉県富浦町>
最近、地球の温暖化が問題になってきていて、南方系の動植物が分布を広げてきているという話を耳にします。このムラサキツバメもその代表的な例とされていて、10年前頃までの図鑑などでは、四国や九州などに生息しているとされていました。
ところが現在は近畿・中部はおろか東海・関東でも幼虫の食樹であるマテバシイの多い公園などをさがせばまず見つかります。
どうも最近の温暖化で分布を広げたという話になってますが、実際にはかなり前から街路樹や公園樹として使用されたマテバシイとともに分布を広げていた様な気がします。誰も街中に珍しい蝶が隠れているとは気がつかなかった様ですね。
ところで、私の住んでいる千葉県は全国でもマテバシイの植樹がかなり多い県らしく、南房総の照葉樹林では、樹木の80%以上がマテバシイなんていう場所もめずらしくないそうです。
上の写真もそんな照葉樹林内の、木漏れ日の差す開けた場所で撮影したもので、他にもいくつかの固体が見られましたが、残念ながら紫色の表を撮影する事はできませんでした。

余談ですが、このムラサキツバメを撮影したあたりにはナガサキアゲハが結構見られ、モンキアゲハに混じって民家のハイビスカスに飛来していましたが、残念ながらシャッターチャンスには恵まれませんでした。
ムラサキツバメはマテバシイの移植が分布拡大の原因と言っておきながら、さすがにナガサキアゲハが地植えのハイビスカスで蜜を吸う姿を見ると、温暖化を意識せずにはいられませんね。
自分が今日本のどこにいるのか、良くわからくなってきた一日でした。
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秋の蝶

2005年11月02日 | 2005年のブログ
秋もずいぶん深まりましたね。
山からは雪の便りも聞かれる様になり、関東の平野部でも街路樹が色づき始めています。
いくら温暖化とは言え、もうアゲハチョウなどの姿はありません。多くの蝶たちはまた来年、暖かくなるまでしばしのお別れです。
でもそんな中で、霜の降りる頃まで元気に飛び回っている蝶たちもいます。
きょうは、そんな蝶たちを見てみましょう。


<キタテハ・秋型 2005/10/28 撮影地:千葉市>
藤袴で吸蜜中のキタテハです。成虫のまま冬を越す秋型の羽の裏側はまるで枯葉そのものです。
真冬でも暖かい日には陽だまりを飛ぶ姿を見かけます。


<アカタテハ 2005/10/28 撮影地:千葉市>
上のキタテハと一緒に吸蜜していたアカタテハです。
生活史も良く似ていて、平地から低山地に生息し、成虫で冬を越します。
春になって真っ先に飛び出すのも、この成虫越冬の蝶たちですが、羽の色は褪せてボロボロになり、冬越しの厳しさを感じさせます。


<ヒメアカタテハ 2005/10/16 撮影地:広島市>
アカタテハに似ていますが寒さに弱く、霜の降りる地域では冬には死に絶えてしまう様です。
そのかわり繁殖力が非常に強く、世界中に分布していると言われます。
アカタテハやキタテハは越冬して産卵し、初夏には夏型の成虫がみられますが、ヒメアカタテハは多くの地域では夏の終りから秋に見かけます。
どこで越冬したものがどう分布を広げ秋に姿を見せるのか、詳しくはわかっていません。
でもその強い繁殖力で、秋の蝶では最も多い蝶の一つとなります。


<ウラギンシジミの吸水 2005/10/2 撮影地:千葉市>
シジミチョウでは珍しいことに成虫で冬を越します。シジミチョウの仲間の幼虫はマメ科のつぼみや花を食べるものが多く、このウラギンシジミも春に藤の花などを食べて幼虫が育ち、夏以降は主に葛の花が主食となります。葛は日本各地の河原や荒地などに優先的に繁茂しているせいか、ウラギンシジミもこの葛の開花に合わせて爆発的に個体数を増やし、秋にはどこでもその姿を見かけます。
しかしながら飛翔がかなり速くて花にもあまり来ない為、あまり一般的には認識されていないかも知れませんが、白銀の裏面と黒っぽい表が交互にFlashする飛翔は遠くからでも見つけられます。
羽の表は、雄は黒地にオレンジ色、雌は黒地に白の色彩で、結構派手な印象を受けます。


<ウラナミシジミ♀ 2005/10/1 撮影地:千葉市>
ヒメアカタテハと同じ生活史を持ち、霜降地では越冬できません。やはり多くの地では秋になって見られる蝶です。やはり繁殖力や移動力が強く、大豆などの栽培植物や萩など、広範にマメ科の花やつぼみを幼虫が食べます。
写真は雌ですが、雄は羽の表全体が淡い紫色をしています。


<ヤマトシジミ秋型♀ 2005/10/23 撮影地:千葉市>
こちらは一年中身近にいるヤマトシジミです。わりに寒さにも強く霜が降り始める頃まで見られます。
雄はブルーの羽を持ちますが、雌は夏の間は黒一色の羽をしています。ところが秋も深まり気温が下がってくると、写真の様に薄く紫色の化粧をします。気温が低い程この傾向が強くなってきますが、寒波がやって来ると姿を消してしまいます。幼虫だけが冬を越します。


<キチョウ 2005/10/2 撮影地:千葉市>
萩の花で吸蜜中のキチョウです。
羽はもとより目玉から足の先までまっ黄色ですね。
夏型は羽の先の黒い部分が広いのですが、秋型は写真の様に黒い部分が狭まり、裏面に細かい黒点が現れます。成虫で越冬するので、ちょっとだけ枯葉っぽくしてるんでしょうかね?。


<モンキチョウ 2005/10/28 撮影地:千葉市>
マリーゴールドに来たモンキチョウです。
前のキチョウは熱帯に仲間の多い蝶の一種ですが、こちらは北極周辺や大陸高地に仲間の多い北方系の一種です。日本にはもう一種北アルプスの高地と浅間山系の高地帯にミヤマモンキチョウが棲んでいます。
北方系のせいか、平地では夏には個体数がそう多くはないのですが、秋になって他の蝶が少なくなって来るととたんに数を増す様な感じがします。
春もかなり早くから姿を見せますが、越冬するのは幼虫です。


<スジグロシロチョウ 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
秋の山は平地よりもさらに見かける蝶は少ない感じです。この写真を撮影した日もキチョウとこのスジグロシロチョウだけが無心に吸蜜していました。
モンシロチョウと良く似ていますが、山間部ではこのスジグロシロチョウが優勢の様です。
キャベツなど栽培種を食べるモンシロチョウと違って、スジグロシロチョウの幼虫はイヌガラシなどの野生種を食べます。

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虫たちの季節も、そろそろおしまいの様ですね。
ちょっとのあいだ、寂しくなるなあ。



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秋の野へ

2005年10月22日 | 2005年のブログ

<風に揺れるススキ 2005/10/2 撮影地:千葉市>
出張続きでしばらく投稿をお休みしているうちに、季節がずいぶん進んでしまいました。
いつのまにかススキが風に揺れ、木の葉が色づき始める季節になってしまいました。
いつもこの時期になると、なんとなく寂しくなります。
夏の間に生命の輝く時期を謳歌していたセミや真夏の蝶たちは、秋の冷たい長雨の間にその役割を終え、長雨の明けた秋空のもとにはもうその姿はありません。
夏のあいだ可憐に花を咲かせた花たちも、今は実を付けて次の世代へ命をつなごうとしています。

きょうは、そんな秋の野で残り少ない季節をそっと彩る花たちを見てみましょう。


<リンドウ 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
野菊類の多い秋の野で、青い色が一際目を引くリンドウです。
オヤマリンドウやエゾリンドウは背も高く凛として目立ちますが、平地でも見られるこのリンドウは背も低く他の野草にまぎれている事も多く、わりに見つけにくいですね。オヤマリンドウはほとんど花を開いてくれませんが、このリンドウは空に向かってよく花を開いてくれるので、私は好きです。


<ミゾソバ 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
溝に咲く蕎麦に似た花というネーミングなのでしょうが、蕎麦の花よりもずっと美しいですね。星型の花びらの端がピンクに染まるのがとっても可憐です。
名前の示すとおり、田んぼや小川のへりなど水辺に近い所で良く見かけます。
遠いむかし自分が小さな子供だった頃から見ている花の様な気がしますが、改めて見てみても、とても美しい花に思えます。


<ノコンギク(野紺菊) 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
秋の山野に多いノコンギクです。ヨメナに似ていますが、葉や茎が少しザラついた感じがします。花の色は白から紫まで変化が多い様ですが、写真の様に少し青紫がかった白っぽい花が多い様です。
ところでこの写真は、石垣の間に生えた草丈10cm位の株ですが、立派な花をいくつも付けています。生命力の強さを感じますね。


<ゲンノショウコ 2005/10/2 撮影地:千葉市>
特に秋の花というわけではないですが、秋になって涼しくなると、のびのびとした大きな花をつける様な気がします。この写真は樹林中の沢沿いのものですが、木漏れ日を浴びてひっそりと咲く姿は、なかなか美しいものですね。
花は小型ですが、高原に咲くフウロソウの仲間です。


<ツユクサ(白花) 2005/10/2 撮影地:千葉市>
こちらも秋の花ではないですが、上のゲンノショウコの隣りで咲いていた白花のツユクサです。
あまり多くは見かけませんが、青い花とは違って、少し寂しげな感じを受けます。


<ヤマボウシの実 2005/10/9 撮影地:栃木県栗山村>
これは何でしょう?。
と言ってももう答えを書いてしまっていますね。そうです、初夏にハナミズキに似た白くて大きな花を咲かせるヤマボウシの実です。集合果というそうで、複数の実が集まって一つの丸い実になってるそうです。
食べると甘酸っぱいそうですが、ちょっと遠慮しておきました。

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だんだん花や虫たちが少なくなってきて、ちょっと寂しいですね。
今年はあと何回おさんぽできるかなあ?。

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ナツアカネとアキアカネ

2005年10月03日 | 2005年のブログ
日本には20種類ぐらいの通称「赤とんぼ」と呼ばれるとんぼ達がいます。
~アカネというのがその仲間ですが、ショウジョウトンボなども一般的には「赤とんぼ」呼ばれます。
そのなかで、最もよく見かける代表的な「赤とんぼ」ががナツアカネとアキアカネ。
どちらも初夏に生まれて、初秋の頃から赤くなりますが、どうして夏と秋なのでしょう?。


<ナツアカネ 2005/9/17 撮影地:千葉市>
赤くなったナツアカネです。しっぽ(腹)だけでなく、胸も顔も真っ赤になります。
初夏に池や田んぼなどで羽化した成虫は、そのまま平地で秋まで暮らします。
どうやら、夏にも身近にいる「赤とんぼ」なので、ナツアカネと呼ばれる様ですね。


<アキアカネ 2005/8/27 撮影地:霧降高原>
こちらは高原で避暑中のアキアカネです。しっぽだけが赤くなります。
そうです。アキアカネは初夏に平地の池や田んぼで羽化して、その後山や高原に移動して、秋涼しくなるまで避暑地生活をするのです。
夏にいなくて秋にたくさん飛んでくる「赤とんぼ」だからアキアカネだったんですね。

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赤とんぼを見ると、子供の頃に田んぼで赤とんぼやイナゴを追いかけた事を思い出します。
そういえば、最近田んぼに行ったことないなぁ・・・・。
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秋の植物園さんぽ

2005年09月25日 | 2005年のブログ
朝晩ずいぶんと涼しくなって、北の方からは紅葉の便りも聞かれる様になりました。
夏の花も終り、近所の公園にも秋の花が目立ってきました。
きょうは、そんな秋の花たちの紹介です。


<アメジストセージ 2005/9/19 撮影地:千葉市>
サルビアの仲間ですが、かなり大きくなり、人の背丈ほどになります。
紫と白のコントラストがとてもきれいで、上品な感じがしますね。


<ローズマリーの花 2005/9/19 撮影地:千葉市>
代表的なハーブの一種、ローズマリーです。こんなにかわいらしい花が咲くんですね。
ほんのり紫がかった淡いブルーがとてもすがすがしいですね。


<シュウメイギク 2005/9/10 撮影地:千葉市>
秋明菊と書きますが、菊の仲間ではなくキンポウゲ科アネモネ属の植物です。
でも、咲く時期も草姿もちょっと菊の風情がありますね。


<白萩 2005/9/19 撮影地:千葉市>
白い萩は赤い萩よりちょっと寂しげですね。
なので、バックにピンクのハナトラノオが入る様に撮ってみました。
ちょっと華やかになったかな?。


<コスモス 2005/9/18 撮影地:千葉市>
秋の花の代名詞の様なコスモスですが、出身地はメキシコだとか。
でももうすっかり日本の秋にとけこんでいますね。


<キバナコスモス 2005/9/18 撮影地:千葉市>
白やピンクのコスモスとは別の種類ですが、こちらもずいぶん身近な花になりました。
黄色やオレンジが多いですが、最近はこんなに赤い花も見られます。


<ユリオプス・デージー 2005/9/18 撮影地:千葉市>
鮮やかな黄色の花で、よく公園などで見かけます。
日差しを受けると黄金色に輝いてとてもよく目立ちます。


<タイワンホトトギス 2005/9/10 撮影地:千葉市>
一般的にホトトギスと呼んでいますが、栽培されているのはこのタイワンホトトギスが多い様です。
日本産ホトトギスは葉のつけ根ごとに花を付けますが、台湾ホトトギスは写真の様に頂部にだけ複数の花を咲かせます。


<ピンクの薔薇 2005/9/11 撮影地:千葉市>
薔薇の花は、暑い夏を避ける様に春と秋によく咲きます。
写真は一重のピンクの薔薇の咲き始めの写真です。
八重咲きもいいですが、一重もとても清楚でいいですね。

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まだまだ秋の初めの花たちですが、すっかり気分は秋になりました。
もう少ししたら、また来てみましょうか。
 



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食欲の秋

2005年09月24日 | 2005年のブログ
秋になると果物やおイモなど、いろいろおいしい物が出てきますね。
秋のお花畑にもいろいろな蝶たちが、秋の花の蜜を吸いにやってきます。
お花の蜜にも秋の味覚があるのでしょうか?。
きょうは、秋のお花畑のお食事風景です。


<モンキアゲハ 2005/9/3 撮影地:千葉県富浦町>
南房総の海岸沿いでは9月に入るとハマカンゾウの花が咲き始めます。
ユリ類と同じく、ハマカンゾウもアゲハチョウの仲間に受粉をしてもらっています。
一番奥に蜜があるので、ずい分奥まで頭を突っ込んでいますね。食事に夢中です。


<カラスアゲハ♀ 2005/9/17 撮影地:千葉市>
ハナトラノオで吸蜜中のカラスアゲハ♀です。
♀は卵を生む為に栄養をたくさん取ります。お腹がふくらんでいますね。


<モンシロチョウ 2005/9/23 撮影地:水戸市>
お花畑を緩やかに舞う姿は、いかにも蝶々らしいやさしい感じですね。
菜の花やタンポポなど黄色い花が似合う気がして、黄色の花に来ているとついシャッターを切ってしまいます。


<ヒメアカタテハ 2005/9/19 撮影地:千葉市>
秋になると姿を見せるヒメアカタテハも、良く花を訪れます。
朝から夕方まで、同じ所で1日中蜜を吸ったりしている事もあります。
コスモスの花にもよく飛んで来ます。


<アカタテハ 2005/9/17 撮影地:千葉市>
平地でも見られるアカタテハ、キタテハ、ルリタテハなど、成虫で冬越しをするタテハチョウは、冬になるまで、天気の良い日には花を訪れて蜜を吸います。
春先にやっと暖かくなってまず姿を見せるのもこの蝶たちですね。


<ヤマトシジミ 2005/9/19 撮影地:千葉市>
ジニアで吸蜜中のヤマトシジミです。
本州以南ではもっとも身近な蝶でしょうか。都心のビル街、駅の花壇、庭先、道端など、少し開けた場所ならあらゆる所で見られ、よく花に来ます。
スズメと同じで、人の住んでいる所ならどこにでもいるのですが、人手の入らない山奥では見かけません。ちょっと不思議ですね。


<イチモンジセセリ 2005/8/28 撮影地:千葉市>
メランポジウムでお食事中のイチモンジセセリです。
ヒメアカタテハと同じく寒さに弱い為、夏から秋に急に個体数が増えてきます。
ちょっと蛾の様ですが、花が好きであらゆる花を訪れます。

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いつのまにかセミの声も聞こえなくなり、替わって秋の虫たちが月夜に声を交わしています。
だんだん、虫たちとも会えなくなってしまいますね・・・・・。
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