KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

黒い写真

2007年04月30日 | 2007年のブログ
きのう撮影した写真をPCに取り込んだら、真っ黒な写真が1枚ありました。
えっ!、何、故障???。
そういえば飛んでいるクロアゲハを1枚撮った記憶がありました。
明度とコントラストを上げたらクロアゲハが出てきました。
当然失敗写真なのですが、面白いのでアップしちゃいます。

 <クロアゲハ 2007/4/29:千葉市>

飛んでいるクロアゲハを待ち構えて撮ったものです。
露出・ピントは固定で撮っていますから、そんなに露出の間違った写真ではないのです。
シャッターを切った時、ちょうど背景が暗い木陰だったのです。
花や緑などが背景ならそれなりなのでしょうけど、これじゃ闇夜にカラス。
樹間を飛ぶクロアゲハの黒は、やはり巧みな保護色の様ですね。


公園の蝶たち

2007年04月29日 | 2007年のブログ
きょうは朝からきれいに晴れ上がり、とても気持ちの良い日でした。
金曜日の赤城山の疲れもあって、きょうは市内の公園を散歩してきました。
ちょうどツツジも咲いていたので、少しアゲハの仲間が来るのを待ってみました。
たまにアゲハとクロアゲハがやって来ましたが花には降りず通り過ぎるだけ。
結局アゲハは撮れませんでした。

 <ツバメシジミ♂ 2007/4/29:千葉市>
シロツメクサの草原にツバメシジミが飛んでいました。

 <ツバメシジミ♀ 2007/4/29:千葉市>
春型の♀は黒地に青が薄く乗って綺麗です。

 <ツバメシジミ♀ 2007/4/29:千葉市>
夏型と比べると裏側の斑紋も小さいですね。

 <ヒメアカタテハ 2007/4/29:千葉市>
綺麗なヒメアカタテハがいました。
やや南方系で降霜地では越冬できないヒメアカタテハですが、とうとう春に見かける時代になってしまったのでしょうか。
オオイヌノフグリやタンポポの咲く野原で舞う姿にはやはりちょっと違和感を感じます。

 <コジャノメ 2007/4/29:千葉市>
林の中ではもうコジャノメが飛んでいました。
そろそろ蝶たちも春から初夏へ入れ替えの時期になってきた様です。

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クロアゲハもずいぶん出てきました。
きょうは飛んでばかりでちっとも撮影できません。
アゲハはやはり速いですね。




赤城の春

2007年04月28日 | 2007年のブログ
4月27日(金)、赤城までヒメギフチョウを見に行ってきました。
結果から言うとこの日はまだ発生していない様子でした。
山腹の発生地も回って見ましたが、カタクリはまだ数輪咲いたばかり。
ウスバサイシンの芽は出ていましたが、ヒメギフチョウの姿を見る事はありませんでした。

今年は暖冬でしたが3~4月の気温が低く、北関東の山地の春は遅れぎみの様子です。

 <上越国境の山々 2007/4/27:群馬県赤城山>
ヒメギフチョウの生息地付近から見た上越国境付近の山並みです。
ちょうど谷川岳のあたりでしょうか?。

 <ヒオドシチョウ 2007/4/27:群馬県赤城山>
山頂付近にいたヒオドシチョウです。越冬の厳しさを感じますね。

 <ミヤマセセリ♂ 2007/4/27:群馬県赤城山>
山頂付近の斜面はまだスミレも咲いていませんでした。
枯れ葉の上をミヤマセセリが舞うばかりでした。

 <ミヤマセセリ♂ 2007/4/27:群馬県赤城山>
ミヤマセセリは時々前翅の片方だけ下に下げる行動をします。
よく見かけるのですが何の行動か解りません。交通整理?。

 <ミヤマセセリ♀ 2007/4/27:群馬県赤城山>
綺麗な♀がいました。
あまり綺麗な写真が無かったので、ちょっと嬉しかったです。
他に撮るものがいないのでミヤマセセリばかり撮っていました。

 <ヒナスミレ 2007/4/27:群馬県赤城山>
帰り道で見つけたピンクのスミレです。
帰って調べましたが種類が解りません。
どなたかご存知でしょうか?・・・・。

(やまそだちさんのご指摘でヒナスミレと解りました。やまそだちさん、ありがとうございました。)

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最近結構寒い日が多いのでちょっと不安でしたが、案の定山の上は春が足踏みしている様です。
新潟のギフチョウは早めでしたが、赤城の春は少しだけ先の様です。

八重桜

2007年04月27日 | 2007年のブログ
先週の金曜日は仕事が早く終わったので、午後から八重桜を見てきました。
場所は千葉市内の青葉の森公園、ここには八重桜も含めてかなりの種類の桜を見る事が出来ます。
家を出る頃は薄日も差していましたが、公園に着く頃には完全に曇ってしまいました。
カメラの準備をして歩き始める頃には、もう今にも雨の降りそうなお天気。

せっかく八重桜が満開なのにちょっと残念、案の定PCで開いた写真は色が冴えません。
大半はちょっと使えない写真でした。
でも在庫が残り僅かですから、何とか見られるものでご勘弁ください。

 <八重桜 2007/4/20:千葉市>

 <八重桜 2007/4/20:千葉市>

 <八重桜 2007/4/20:千葉市>

 <八重桜 2007/4/20:千葉市>

 <八重桜 2007/4/20:千葉市>

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きょうから連休をもらいました。
しばらく幸せな日々が続きます。
さっそく山に写真を仕入にいってまいりま~す。


日光の枝垂れ桜

2007年04月26日 | 2007年のブログ
旧日光市街の街外れ、神橋の近くに枝垂れ桜が咲いていました。
かなりの老木でしたが、なかなか良い風情に咲いていました。

 <枝垂れ桜 2007/4/21:栃木県日光市>
お天気は良くありませんでしたが、青緑の山にピンクが映えて綺麗でした。

 <枝垂れ桜 2007/4/21:栃木県日光市>
家の近所では枝垂れ桜を見かけないのでちょっと嬉しかったです。
でも高い木ですから、気に入った構図は2~3カットしか撮れませんでした。

 <リュウキンカ 2007/4/21:栃木県日光市>
東照宮の右奥の方に、京都を思わせる様な良い感じのお食事処が何軒かあります。
たまにはこんな処でお食事も良いかなと予約を入れました。
家内と二人で予約時間に行ってみると、苔で覆われた日本庭園があってとてもよい雰囲気でした。
庭園には水の流れがあってミズバショウやリュウキンカが咲いていました。

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お食事をしたのは日本料理屋さん。
この上も無くおいしいお料理でしたよ。

浅春山花

2007年04月25日 | 2007年のブログ
きょうは先日スギタニルリシジミを見に行った時、日光で咲いていた花たちです。
東照宮のあたりはもう桜も咲いて春らしい感じでしたが、少し川を遡ったこのあたりは「春まだ浅き」といった印象。
野草を見るにはまだちょっと早すぎる感じでした。

 <ニリンソウ 2007/4/21:栃木県日光市>
ニリンソウもまだやっと咲き始め、何となく寒そうでした。

 <ミツバツチグリ 2007/4/21:栃木県日光市>
これはミツバツチグリ?、何だか縮こまっている感じでした。
やっぱりまだ寒いのかな?。

 <ハルトラノオ 2007/4/21:栃木県日光市>
落葉樹林の林床にたくさん咲いていました。
タデ科の花なのですが、タデ科で春に咲くのは珍しい気がします。

 <タチツボスミレ 2007/4/21:栃木県日光市>
淡い紫がいいですね。
どこに行っても咲いているタチツボスミレ、いつ見てもきれいです。

 <エイザンスミレ 2007/4/21:栃木県日光市>
エイザンスミレが咲いていました。変わった葉をしたピンクのスミレです。
変わったスミレなので、一度見たら忘れません。

 <アメリカスミレサイシン 2007/4/21:栃木県日光市>
変わったスミレが咲いていました。図鑑でも見た記憶がありません。
いやな予感はしましたが、調べたら外来園芸種。
何でこんな熊でも出そうな山奥に・・・。

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ここ10年ぐらい、野草の様な海外の植物をお花屋さんでずいぶん見かける様になりました。
ヒメツルソバやヒメオドリコソウの様に野化してしまった外来種もずいぶん増えた気がします。
でもこんな山奥ではあまり見かけないのですけれど・・・。

スギタニルリシジミ

2007年04月23日 | 2007年のブログ
時節がら春の蝶が続きます、きょうはスギタニルリシジミ。
4月21日土曜日、スギタニルリシジミに会いに日光まで行って来ました。
日光とはいっても戦場ヶ原などではなく、東照宮のある旧日光市街周辺です。

スギタニルリシジミは年1回、春先のトチノキの芽吹きに合わせて姿を見せます。
幼虫がトチノキの花を食べて育つ為、花を咲かせるトチノキの大木が自生する環境にのみ生息します。
豊かな自然の残る、深山の渓流沿いの森にだけ見られる珍しい蝶です。

 <春の渓流 2007/4/21:栃木県日光市>
春とはいっても日光連山は雪を頂き、木々はまだ芽吹いたばかりの浅い春。
そんな早春にスギタニルリシジミは姿を見せて、キブシや河原のヤナギ類の花などを訪れます。
この日も左に写っているヤナギで蜜を吸う姿が見られました。

 <キブシの花 2007/4/12:栃木県日光市>
キブシもちょうど咲いて、時節はちょうど良い感じでしたがあいにくのうす曇。
寒さに強いハナバチだけが花を訪れていました。

 <スギタニルリシジミ 2007/4/21:栃木県日光市>
昼近くに少しだけ薄日が差して、やっと姿を見せてくれました。
春の蝶は日差しに敏感ですね、さっきまで全く姿を見せませんでしたが、ほんの少し陽が差しただけでとたんにあちらこちらで舞い始めました。

 <スギタニルリシジミ 2007/4/21:栃木県日光市>
翅の模様はルリシジミそっくりですが、とにかく暗い色合いの蝶です。
ルリシジミは表も裏もかなり明るい色で、遠くからでも良く目立ちます。
一方このスギタニルリシジミは飛んでいると暗いグレーに見え、気をつけないと近くでも見失いそうです。

 <ベニヒラタムシ 2007/4/21:栃木県日光市>
なかなか陽が差さず、待っている間に森で見つけたベニヒラタムシ。
アイロンをかけたみたいにペッチャンコの真っ赤な虫です。

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このあたりは標高700m~800mぐらいなのですが、平地と比べるとずいぶん季節が違いますね。
千葉ではツツジが咲いてアゲハが飛んでいますが、ここはやっと春が来たところ。
野草もやっと少し咲き始めた感じでした。



ミヤマセセリ

2007年04月22日 | 2007年のブログ
ちょうど1週間前、千葉市の外れにある雑木林にミヤマセセリを見に行ってきました。
今年も房総で何度か見かけましたが、まだ撮影出来ていませんでした。
房総は暖帯林が中心ですから、ミヤマセセリは数が少ないのです。

4月14日に行った所はミヤマセセリの個体数も結構多い様でした。
ちょうど芽吹き始めたコナラの林のまわりで、花に来たり吸水したり忙しそうに飛び回っていました。

 <雑木林の芽吹き 2007/4/14:千葉市>

<ミヤマセセリ♂ 2007/4/14:千葉市>

<ミヤマセセリ♂吸水 2007/4/14:千葉市>
この日は気温の高い日でしたから、吸水に来る姿も見ることが出来ました。

<ミヤマセセリ♀ 2007/4/14:千葉市>
こちらは♀、前翅の白っぽい模様が目印です。
ミヤマセセリの幼虫は、これからコナラやクヌギを食べて育って蛹になり、来春成虫になります。
ミヤマセセリもまた年1回春先にのみ発生する蝶なのです。

<ミヤマセセリの飛ぶ小道 2007/4/14:千葉市>
ミヤマセセリのたくさん飛んでいた小道です。
キジムシロ、タンポポ、タチツボスミレなどで蜜を吸っていました。

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きのう(4月21日)は日光のスギタニルリシジミを見てきました。
明日アップします。

群生の春

2007年04月20日 | 2007年のブログ
最後の氷河期が終わって現在の暖かい気候になるまでに、様々な植物や昆虫たちはこの暖かくなった気候に対応してきました。
高い気温に対応できず、絶滅してしまったものも多いのかも知れません。
あるものは高い山に逃れ高山植物や高山蝶になりました。
そんな中で春先にだけ姿を現して、夏・秋・冬を休眠して過ごす方法を身につけた花や蝶たちがいます。

春先の雑木林は林の奥まで光が差し込みます。
明るい光の中で一斉に花を咲かせ、葉を繁らせて栄養を蓄えます。
春にだけ現れる蝶もこの時期に卵、幼虫、蛹と一気に成長します。
夏には木々の葉が繁って、夏の暑い日差しから守ってくれます。
秋には沢山の落ち葉が積もり、やがてその上には雪が積もります。
雪や落ち葉は厳しい寒さや乾燥から花や虫たちを春まで守ってくれるのです。

そしてまた春、一斉に開いた春の花には時を合わせた様に春の蝶たちが訪れるのです。

きょうはそんな春の花たちが、雑木林の林床で一斉に花を咲かせた姿をご覧下さい。

 <カタクリ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <カタクリ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <オオバキスミレ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <ニリンソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <ニリンソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <イチリンソウ 2007/4/14:千葉市>

 <イチリンソウ 2007/4/14:千葉市>

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先日ご紹介したギフチョウやきょうのカタクリなどは春にだけ姿を見せる代表格。
ギフチョウは初夏までに蛹になり、次の春まで落ち葉の下で過ごします。
カタクリも初夏には葉も無くなって春まで地下茎で過ごします。
どちらも春の妖精と呼ばれています。

 <雪割草とギフチョウ 2007/4/12:新潟県長岡市>



オオミスミソウ

2007年04月19日 | 2007年のブログ
雪割草と呼ばれる花にはスハマソウとミスミソウがあります。
関東あたりではミスミソウの白っぽい花が多い様ですね。
日本海側の新潟を中心とした地域のものはオオミスミソウと呼ばれています。
雪国独特の見事な色の変化が特徴で、白、ピンク、紫、青と色とりどり。
これはキクザキイチゲも一緒で、関東では殆ど白ですが、新潟あたりではピンクも青も紫も見られます。
雪国の花はどうしてこんなにカラフルなんでしょうね。

 <オオミスミソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <オオミスミソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <オオミスミソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <オオミスミソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <オオミスミソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

 <オオミスミソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>

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この花も盗掘が多い様です。
この写真は自然公園で保護されているものです。
私が早春にアップしたシュンランも先日見に行ったら地面に穴が空いていて無くなっていました。

悲しかったです。

雪国の花2

2007年04月18日 | 2007年のブログ
先週12日に訪れた新潟の春の花の2回目です。

今年の冬はここ雪国新潟も、平地ではほとんど積雪は無かった様子。
この為いつもなら雪解けを待って一斉に花を咲かせる野草たちも、早い時期からどんどん開いてしまった様です。
大半の早春の花はもうピークを過ぎていましたが、木陰や谷地でなんとか予定していた花たちは見ることが出来ました。

 <イワウチワ 2007/4/12:新潟県長岡市>
私が野草に興味を引かれるきっかけとなった花のひとつ、私が一番好きな野草かも知れません。
私の故郷の茨城にブナ林の林床一面にこの花が咲く山があります。
それはそれは夢の様な光景なのです。
もう20年以上訪れていませんが、今だ健在である事を祈ります。

 <オオイワカガミ 2007/4/12:新潟県長岡市>
もうオオイワカガミが顔を出しました。
このあたりはカタクリの群生が多く見られますが、カタクリが終わるとオオイワカガミの群生に変わります。
同じ場所で2度、ピンクのじゅうたんが見られるのです。
高い山に生えるイワカガミそっくりですが、全体的に大きく花付きも良い様です。

 <シラネアオイ 2007/4/12:新潟県長岡市>
この花を見ると20年前に日光白根山で見た斜面一面のシラネアオイを思い出します。
今は鹿の食害により見る影も無いとか。悲しい話です。

 <アズマシロカネソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
面白い花を見つけました、キンポウゲ科のアズマシロカネソウです。
花びらの1枚だけが小豆色に染まりますが、いくら考えても理由がわかりません。

 <エンレイソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
杉林の中でエンレイソウが咲いていました。とっても渋い花ですが好きな雰囲気の花です。

 <オウレン 2007/4/12:新潟県長岡市>
目立たない花ですが、この花形に惹かれます。
小さな小さな星の様な花です。

 <トキワイカリソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
新潟の野山でよく見かける白い花のイカリソウです。

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日光周辺の鹿の食害はここ数年かなりひどいものだった様です。
昔見られた奥日光の一面のヤナギランもずいぶん姿を消した様です。
でも最近防護柵の設置で少しずつ回復してきているとか。
日光白根山の名をもらったシラネアオイ、山一面の群生は再生できるのでしょうか。



雪国の花1

2007年04月17日 | 2007年のブログ
4月12日に訪れた新潟はちょうど桜が咲きだして、野山も春爛漫。
蝶ばかりでなく、沢山の野草たちも出迎えてくれました。
雪の少なかった今年は野草が咲くのもずいぶん早く、時期的にはちょっと遅かった様です。

きょうから何回かに分けて、雪国の春の野草をアップして行きます。

 <オオバキスミレ 2007/4/12:新潟県長岡市>
雪国に咲く憧れの黄色いスミレ、オオバキスミレです。

 <マキノスミレ 2007/4/12:新潟県長岡市>
有名な植物学者の名前をもらったマキノスミレ、綺麗な赤紫のスミレです。

 <スミレサイシン 2007/4/12:新潟県長岡市>
ウスバサイシンに葉が似ているところから付いた名の様です。
大きくて明るい花のとても綺麗なスミレです。

 <カタクリ 2007/4/12:新潟県長岡市>
少し時期は遅かった様ですが、まだまだ綺麗な群落もたくさんありました。

 <ショウジョウバカマ 2007/4/12:新潟県長岡市>
さすがにショウジョウバカマには少し遅かった様です。
これは日陰でやっと見つけたまともな花、殆どの花は色も落ちて伸びきっていました。
新潟の山あいでは田んぼの畦道でキクザキイチゲなどとともに普通に見られます。

 <ハルリンドウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
やっと見つけたハルリンドウ、春に咲くリンドウでは一番綺麗な色をしています。
千葉で見たコケリンドウ、フデリンドウに続いて今年は3種類見れました♪。

 <エチゴルリソウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
ヤマルリソウに比べると随分綺麗な色ですね。
茎も立ち性で結構高くなる様です。

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野草の写真を結構撮ってきました。
少しの間お付き合い下さい。
飽きない程度にアップします。



春の舞姫

2007年04月15日 | 2007年のブログ
4月12日、新潟までギフチョウを見に行ってきました。

ギフチョウは雪国の里山にカタクリの絨毯が敷きつめられる頃に現れる春の舞姫。
宝石を散りばめた様なその美しい翅は、春の妖精と呼ぶに相応しい美しい蝶です。
春になってギフチョウを見に行く事は、一年でも最も心ときめく時。
晴天に恵まれたこの日、沢山のギフチョウに囲まれて幸せな一日を過ごしてきました。

 <カタクリとギフチョウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
ギフチョウは春の妖精、スプリングエフェメラル。
カタクリを訪れるその姿はまさに春の舞姫。
このシーンに出会いたくて遠路新潟まで出かけるのです。

 <ギフチョウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
ギフチョウは原始的なアゲハの仲間、年1回桜の咲く頃に現れます。

 <ギフチョウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
今年は雪が少なく、発生は早めの様です。
この日は翅の擦れた♂と新鮮な♂が半々程度、それに新鮮な♀が混じるといった状況でした。

 <ギフチョウ 2007/4/12:新潟県長岡市>
お天気の良い日でしたから9時過ぎにはさかんに飛び始め、やや盛りを過ぎたカタクリで吸蜜する姿や日光浴をする姿が見られました。

 <ギフチョウ♀ 2007/4/12:新潟県長岡市>
この日は気温も結構上がりましたから、当日羽化したと思われる固体も結構見られました。
撮影をするにはちょうど良い時期の様でした。

 <ギフチョウの飛ぶ小道 2007/4/12:新潟県長岡市>
ギフチョウの生息地の様子です。
カタクリはそろそろ盛りを過ぎた感じでしたが、木陰の様な場所ではまだまだ綺麗な群落も見られ、良い吸蜜場所になっていました。

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ギフチョウやオオイチモンジに会いに行く時は、今でも少年の様になってしまいます。
前日の夜も色々なシーンを思い浮かべながら、まるで遠足の前の日の子供の様。
男はいくつになっても子供ですね。


ネモフィラ

2007年04月14日 | 2007年のブログ
春は爛漫、花壇の花たちも今を盛りに咲き誇っています。
色とりどりの花の中で、一際鮮やかなブルーのこの花、見た事があるでしょうか?。
オオイヌノフグリの大親分みたいなこの花はネモフィラ。
沢山咲いているとまるでブルーのカーペットの様です。

どうも私は青い花に惹かれます。
見ていると引き込まれそうな綺麗なブルーのネモフィラ。
最初に見た時はなんて綺麗な花なんだろうと思いました。
他に白花の品種や薄いブルーなど、花色はいくつかある様です。

 <ネモフィラ 2007/3/31:千葉市>

 <ネモフィラ 2007/3/31:千葉市>

 <ネモフィラ 2007/3/31:千葉市>

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12日に新潟へギフチョウと野草を見に行ってきました。
ただ今画像処理中です。
明日にはUP出来そうです。

薄墨桜

2007年04月13日 | 2007年のブログ
お花見バスツアーの初日に岐阜県の根尾谷を訪れました。
日本3大桜古木の一つ、「根尾谷の薄墨桜」を見るのが初日の目的です。

樹齢1500年と言われるその老木は、深い谷の奥の山村の斜面にありました。
桜の種類は白花のやや抱え咲きの里桜。
薄墨桜と呼ばれるだけあって、色彩を感じさせないモノトーンな感じの桜でした。
「散り際に薄く墨を引いた様な色に染まる」と言われる薄墨桜。
なんとなくそのイメージが理解出来た様な気がします。

 <根尾の薄墨桜 2007/4/8:岐阜県根尾谷>

 <根尾の薄墨桜 2007/4/8:岐阜県根尾谷>

 <根尾の薄墨桜 2007/4/8:岐阜県根尾谷>

 <根尾の薄墨桜 2007/4/8:岐阜県根尾谷>

 <根尾の薄墨桜 2007/4/8:岐阜県根尾谷>

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不思議な桜でした。
言われないと桜だとは思わないかも知れません。
遠くから見ても華やかさは無く、ちょっと暗い印象を受けます。
この谷には同様の桜が何本かありました。