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ツバメシジミをさがしに

2005年08月28日 | 2005年のブログ

<ツバメシジミ♂ 2005/8/28 撮影地:千葉市>

急にツバメシジミに会いたくなりました。
先週、近所の公園のシロツメクサに来ているヤマトシジミの写真を撮っていたのですが、なかなか羽を開いて青い表を見せてはくれません。
「ツバメシジミみたいに赤い紋でもあれば裏もかわいいのに」と思いつつ何枚か撮りました。「そういえば最近ツバメシジミ見ないなぁ・・・・・」。

という事で、きょうはツバメシジミ探しです。
早速近所の公園で萩の花探し。
ツバメシジミやルリシジミは幼虫がマメ科の蕾や花を食べるので、季節によって少し居場所が変わります。
今の季節はちょうど萩が咲き始めるので、萩の植込みが旬ですね。
しばらく公園内を散策すると、ありましたありました、ミヤギノハギの植込み。
案の定、すぐ隣の草むらでツバメシジミが飛んでいます。
時折、見晴らしの良い草の上に止まります。♀を探している様子ですね。

今度また、♀を見に来ましょうか。






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渓流のスミナガシ

2005年08月19日 | 2005年のブログ

<スミナガシ 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
ずいぶん風流な名前をもらったものですね。
写真の様に羽の表は緑がかった濃紺ですが、裏側は深い紫色をしています。
緑深い山あいの渓流沿いなどで見られますが、敏感で飛ぶのも早く、なかなかカメラの前でポーズを取ってはくれません。
山あいの渓流とは言っても、標高の高い所や北方にいるのではなく、どちらかと言うと南方系で、石垣島のジャングルの中の川沿いで、コノハチョウなどとともに見かけたりもします。

普通、蝶の口のストローは黒っぽい色をしているのですが、この蝶は真っ赤な色をしていて目立ちます。
ゴマダラチョウなどと同じく樹液にもきますので、川沿いの雑木林などをさがせば見つかるかも知れません。

余談ですが、ゴマダラチョウのストローは黄色い色をしてますので、2匹一緒に並んで樹液を吸っていたら、赤いストローと黄色いストローが並んで面白いでしょうね。


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山頂のクジャクチョウ

2005年08月18日 | 2005年のブログ
標高1000m~2000mぐらいの山の頂上に立つと、良く地面に蝶が止まっている事があります。
「山頂占有行動」と呼ばれるもので、タテハチョウの仲間やキアゲハが有名です。


<クジャクチョウ♂ 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
山頂占有中のクジャクチョウです。
トンボでも蝶でも上空を通過するものは全て追いかけます。仲間の♀かどうか確認しているのでしょう。
ところでこのクジャクチョウ、レンガ色の羽に宝石の様にブルーが散りばめられ何とも美しい蝶です。
私のお気に入りのひとつです。


<キアゲハ♂ 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
こちらはやはり山頂占有中のキアゲハです。
モンキアゲハなどもよく山頂に現れますが、頂上付近の地べたに止まって縄張りを主張するのはアゲハ類ではキアゲハだけです。
タテハチョウでは色々な種類が同じ様に山頂占有しますが、アゲハ類ではキアゲハだけというのは不思議です。
この日は他にアカタテハが山頂占有をしていました。


<ウスイロオナガシジミ♀ 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
こちらは山頂占有とは関係ありませんが、やはり山頂の下草に止まっていたウスイロオナガシジミです。風に乗って頂上まで来てしまったのでしょうか。
もうすぐ産卵するのでしょうか、おなかがずい分ふくらんでいました。

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ウスイロオナガシジミさん。元気で卵をたくさん産んでくださいね。

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避暑地のアサギマダラ

2005年08月17日 | 2005年のブログ

<リョウブの花で吸蜜中のアサギマダラ 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
薄いブルーに透ける羽を持ったこの蝶はアサギマダラです。大きさはアゲハチョウ位です。
避暑地と言っても人間の避暑地の事ではありません。アサギマダラは暑い日本の夏を標高1000m~2000mぐらいの涼しい山や高原でリョウブやヒヨドリバナなどで吸蜜しながら過ごします。
ところが、秋になると沖縄や台湾にまで飛んで行き、暖かい所で花の蜜を吸いながら春まで過ごすのです。
なんと贅沢な事でしょう。1年中リゾート地で花に囲まれて暮らしているのです。


<夕立の後で 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
雨上がりに花を訪れたアサギマダラです。
夕方雨が上がり、青空の見え始めた森の中を優雅に舞う姿は、日本で見られる蝶の中でも最も美しいものの1つですね。
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ヤマジノホトトギスの花変化

2005年08月16日 | 2005年のブログ
夏の終りに山道を歩いていると、ふと足元で咲いているヤマジノホトトギス。
山野では割に良く見られる山草ですが、実はヤマジノホトトギスには色々な花があります。
きょうはヤマジノホトトギスをさがしに、茨城県大子町の山地を歩いてみました。


<ヤマジノホトトギス 白 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
白い部分の多い白花タイプです。薄紫の小さな斑点がやや涼しげですね。


<ヤマジノホトトギス 薄紫 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
薄紫の斑点がやや大きく数も多いタイプです。


<ヤマジノホトトギス 赤 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
斑点が大きくて多いばかりでなく、斑点の色自体も赤みの強いタイプです。
一見ホトトギスの様ですが、これでもヤマジノホトトギスです。


<ツリフネソウ 2005/8/16 撮影地:茨城県大子町>
帰り道にツリフネソウが咲きはじめていました。
これから山はだんだん秋の花へと変わって行きますね。

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今度来る時は、野菊でも探しに来ましょうか。
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夏の終りの里の花

2005年08月14日 | 2005年のブログ
お盆で里帰りです。
きのうは暑いのに朝から一日草取りでした。熱中症になっちゃいますね。
きょうはお盆の準備も終わった事だし、里の花でも見てみましょうか。


<ツユクサ 2005/08/14 撮影地:水戸市>
きのうはツユクサもずいぶん抜きました。ちょっと可哀想だったですね。
これは庭の隅に残ったツユクサです。早起きしたので、朝露がすがすがしいですね。
この株は残しておきましょうか。


<ナツズイセン 2005/08/14 撮影地:水戸市>
毎年お盆の頃になると咲き始めます。ヒガンバナと一緒で花の時期に葉はありません。
花びらの先がちょっと青くてお洒落ですね。


<シュウカイドウ 2005/08/14 撮影地:水戸市>
シュウカイドウも咲き始めました。毎年、シュウカイドウが咲いてコオロギが鳴き出すと「もう秋だなあ」って感じます。


<オミナエシ 2005/08/14 撮影地:水戸市>
秋の定番、オミナエシです。お盆って感じですよね。
この写真はやっと咲き始めですが、蕾も黄色くてきれいです。たくさん咲いてくると、先に咲いたものからどんどん散ってしまいますので、このぐらいがいいですね。


<ミソハギ 2005/08/14 撮影地:水戸市>
田んぼの横のミソハギです。河原や沼の近くなど、水辺でよく見かけます。
地方によっては「お盆花」と言うらしいですが、ちょっと可哀想。


<ヤブラン 2005/08/14 撮影地:水戸市>
雑木林の下草の中で咲いていました。本当にヤブの中ですね。撮影してると蚊が来ます。

蚊も出てきたし、きょうはそろそろ帰りましょう。


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ハグロトンボは夏休みの思い出

2005年08月13日 | 2005年のブログ

<ハグロトンボ 2005/8/13 撮影地:水戸市>
ハグロトンボを見ると、子供の頃の夏休みを思い出します。
夏休みに川の近くの林の中で、ラジオ体操の帰りに追いかけた記憶がよみがえります。
カワトンボ科のトンボはいつも水辺から離れません。
山の渓流には羽がオレンジ色に透き通るカワトンボがいて、休憩する時によく癒されたものでした。
沖縄の名護の山中ではじめて出会ったリュウキュウハグロトンボには、あまりの美しさの目をみはりました。写真のハグロトンボに似てるのですが、羽の半分が明るい水色をしていて光ります。しばらくの間、ジャングルの中で水色に光りながら飛ぶトンボを子供の様に追いかけていました。


<ウラギンシジミ♀ 2005/8/13 撮影地:水戸市>
河原の土手でハグロトンボを撮っていたら、葛の茂みの上の方にウラギンシジミがたくさんいました。これから葛の花の季節なので、ウラギンシジミは葛の茂みが生活の場ですね。

秋になったら、赤い羽根の雄の写真を撮りに来ましょうか。


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高山蝶 ベニヒカゲ

2005年08月06日 | 2005年のブログ

<ベニヒカゲ 2005/8/6 撮影地:八間山>
高山蝶の一種で、標高2000m前後の谷の斜面や尾根の草付などで見られます。
ビロードの様な真っ黒な羽にオレンジの紋が鮮やかな蝶です。
群馬県では絶滅危惧種扱いで厳重に保護されていますが、それでもここのベニヒカゲは減少しているとの事です。

ベニヒカゲを見ると、高校生時代に八ヶ岳に登った時の事をいつも思い出します。
初めて山らしい山に登り、そのとき初めて出会ったコマクサやクロユリ、そしてこのベニヒカゲのことが今でも鮮明に思い起こされます。

こんな美しい生き物たちが、決していなくなってしまう事の無い様、心に祈りながら山を後にしました。
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野反湖高原に咲く花

2005年08月06日 | 2005年のブログ
群馬県の野反湖は湖面標高がほぼ1500mで、周りをなだらかな草原に囲まれ、色々な高原植物が見られます。
きょうは高山蝶のベニヒカゲに会いに来たのですが、こちらは「虫たち」を見てくださいね。


<湖畔の散策路 2005/8/6 撮影地:野反湖>
湖面に映る山並みを眺めながら、高原を渡る風に吹かれて花をたずねる・・・・・。
そんな感じのとても気持ちの良い散策路です。
手前に写っている白い花木はノリウツギ。ここにはノリウツギが多く、いたる所で見られます。
その後ろの草原が薄くピンクに染まっている所はヤナギランの群落です。


<ヤナギラン 2005/08/06 撮影地:野反湖>
草原をピンクに染めて高原らしさを演出してくれる、私の大好きな花です。
栃木県では鹿の食害がひどくて、昔あった群落がどんどん姿を消している様です。
なんだかさみしくなっちゃいますね。


<ハクサンフウロ 2005/08/06 撮影地:野反湖>
こちらも高原の花の代表格のハクサンフウロ、風に揺れる姿がやさしげです。
株ごとに花色や形に少し変化があり、写真の株は花びらが桜の様に切れ込みが入っています。


<マツムシソウ 2005/08/06 撮影地:野反湖>
夏の終わりの高原を彩る薄紫がかった美しいブルーの花です。高山のものはタカネマツムシソウと呼ばれ、少し紫色が強い様です。
園芸用にも栽培されていますが、こちらはセイヨウマツムシソウという種類です。


<ウスユキソウ 2005/08/06 撮影地:野反湖>
野反湖から八間山へ向かう登山道で見つけたウスユキソウです。エーデルワイスに近い種類です。
朝露にぬれた姿が一層気品をそえていますね。


<コマクサ 2005/8/6 撮影地:野反湖>
登山道わきのガレ場のコマクサです。
八間山山麓にはガレ場が多く、地元の子供達がコマクサを植える活動をしている様です。
自然状態ではない事になりますが、何も生えていないガレ場なのでこれで良いのかな。


<ハクサンオミナエシ 2005/8/6 撮影地:八間山>
登山道を登った標高1800m前後の尾根道沿いのものです。高原と言うより高山植物ですね。


<ツリガネニンジン 2005/8/6 撮影地:八間山>
こちらも尾根の斜面で撮影したものです。平地のものより花が大きいですね。
子供の頃には平地でもあちこちで見かけましたが、最近は少し減りましたね。

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8月に入ったばかりなのに、もう山の上は少し秋の風情でした。
やはり秋は山から来るのですね。またいつか、夏の日に来ましょうか。
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