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遠い春の息吹き

2005年12月28日 | 2005年のブログ
もういくつ寝ると・・・。そんな時期になりましたね。
お正月はすぐですが、花咲く季節は遠い先のこと。春が待ち遠しいと言うにもまだまだ早いのですが、やっと見つけた遠い春の息吹きをお届けしましょう。

<菜の花 2005/12/24 撮影地:千葉市>
千葉市内の公園に作られた菜の花畑で一番早く開花した菜の花です。
南房総まで行けば、もう菜の花やポピーが咲いている頃でしょうが、やはり年末は色々と用事があって思う様にはいきませんね。でもこの日は幸いにも冬晴れの青空がきれいだったので、思う様な写真になりました。


<日本水仙 2005/12/24 撮影地:千葉市>
最もベーシックな水仙です。千葉県は水仙の3大産地だそうで、12月中旬頃から南房総の山あいの斜面などでは一面の水仙の花がみられるそうです。お正月のいけばな用などで、これからが出荷本番のようです。ひかえめですっきりとした花姿は、新春に似合いますね。


<西洋タンポポ 2005/12/24 撮影地:千葉市>
タンポポというと代表的な春の花のイメージですが、実はこの西洋タンポポは一年中花をつけています。春中心に咲く在来種のタンポポに比べてちょっと有り難味が薄いですが、それでも背丈を低くして寒さに耐えながら咲いている姿は、ちょっとけな気で良いものですね。


<アリッサム 2005/12/10 撮影地:千葉市>
公園のプランターの植込みのアリッサムです。寒さに強いので、真冬でもホームセンターなどで売っているのを見かけますね。白の他にピンク、赤、紫などの花色があり、混植するときれいです。
ぺんぺん草(ナズナ)の仲間だという事ですが、言われてみれば確かにぺんぺん草ですね。


<ストック 2005/12/10 撮影地:千葉市>
春の花壇には欠かせないストックです。杖の様にしっかりとした花茎が立つのでストックと言うらしいですが、本当でしょうかね?。


<ヒメキンセンカ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
やはり春の花壇の花キンセンカに似ていますが、こちらはちょっと可憐な感じのヒメキンセンカです。
立派なキンセンカと比べるとかなり小さくて、花の直径は2~3センチしかありません。草丈も10cmぐらいで咲いています。とても可愛らしいので、最近のお気に入りの花です。


<パンジー 2005/12/24 撮影地:千葉市>
品種名はわかりませんが、濃い紫のビロードの様な花びらに白い縁取りの美しいパンジーです。
花の少ない季節に花壇をいろどってくれるパンジーやビオラは貴重な存在ですね。


<ビオラ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらは黄色いビオラです。
パンジーとビオラはどこが違うのか以前からよくわからなかったのですが、明確な区別はなく、強いて言えば大型の品種がパンジーで小型の品種がビオラだとか。
もともと野生のスミレ属(Viola属)の沢山の種類から交配によって作り出されている園芸植物ですので、学術的な分類から言うと全てがViola。
最近は交配が進んで、大きさも中ぐらいのパンジーともビオラとも言えないものも出てきているらしいので、さらにややこしいですね。


<ビオラ 2005/12/03 撮影地:千葉市>
濃い紫のビオラやパンジーはよく見かけますが、こちらは公園で見つけた薄紫のビオラです。
柔らかな感じのする紫色で、とても気に入りました。


<ビオラ 2005/12/03 撮影地:千葉市>
最近は「あいちゃん」とか「まいちゃん」とか女の子の名前のような品種名のビオラが出回っているとの事ですが、これは誰ちゃんでしょうか?。
私にはミッキーマウスの顔に見えますが。

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これからしばらく花の少ない季節が続きます。
どうしても園芸植物が多くなってしまいますが、ご容赦くださいね。
春になったら可憐な野草をたくさんお目にかけますから。

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ウインターコスモス

2005年12月27日 | 2005年のブログ
毎日寒い日が続きますね。
わりに暖かい千葉でも最低気温が0℃前後の日が何日かありました。
さすがにもう花もなかなか見つからなくて、お休みの日が続いてしまいました。
きょうお目にかけるのは、そんな寒い中でも元気に咲いているウインターコスモスです。

<ウインターコスモス 2005/12/24 撮影地:千葉市>

<ウインターコスモス 2005/12/24 撮影地:千葉市>
12月24日、クリスマス・イヴに撮影したウインターコスモスです。
特に冬の花というわけではなく秋から咲いていますが、冬になって他に花がなくなってきても咲いていますので、目立ちます。寒風吹きすさぶなかで揺れているのがけな気ですね。
コスモスという名前がついていますが、センダングサの仲間でアメリカ中南部が原産だそうです。そういえば12月6日の「里の秋」でご紹介したコシロノセンダングサとちょっと似ていますね。
写真ではわかりにくいですが、花びら(舌状花)の縁や付け根のあたりが黄色く輝いて印象的です。

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いよいよ本格的な冬。花が咲き蝶が舞う季節は気が遠くなる程先の様な気がしてきました。
これから先、はてさて何を写しましょうか?。
そろそろ温室にでも逃げるしかないのでしょうか。


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蝶の日なたぼっこと越冬集団

2005年12月12日 | 2005年のブログ
とうとう冬ですね。
関東の平地でも、もう雪がちらついたとか。
でもまだ暖かい日もあったりして、そんな日には日なたぼっこする蝶の姿を見つけられます。
きょうは、そんな蝶の日なたぼっこのご紹介です。


<ムラサキシジミ♀ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
ムラサキシジミの♀です。♂は紫色ですが♀は強いブルーに輝きます。
この日は小春日和で、気温は15度近くになりました。さすが15度となると、越冬中の蝶も飛び出しますね。本当は葉陰で越冬中の蝶を探しに来たのですが、ひなたぼっこ撮影に変更ですね。


<ウラギンシジミ♂ 2005/11/29 撮影地:千葉市>
少し前の写真ですが、ウラギンシジミの♂です。
夏はなかなか翅の表を見せてくれないのですが、寒くなると翅を広げて体をあたためます。
♂は写真の様に濃いオレンジですが、♀は次の写真の様に白い斑紋があります。


<ウラギンシジミ♀ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらがウラギンシジミの♀です。
夏型はもう少し翅が丸みを帯びるのですが、秋から冬の個体は写真の様に角がとがります。


<ムラサキツバメ♂ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらはムラサキツバメの♂。
飛んでいる時はほとんど真っ黒い蝶に見えますが、翅を開くと写真の様に深い紫色です。
でもムラサキシジミの様に強い輝きはなく、どこから見てもやっと紫色である事がわかる程度にしか輝きません。



<ムラサキツバメ♀ 2005/12/10 撮影地:千葉市>
こちらがムラサキツバメの♀。
♂と違って明瞭な青紫の斑紋があります。ミドリシジミ類の♀とよく似た斑紋ですね。


<ムラサキツバメの越冬集団 2005/12/10 撮影地:千葉市>
マテバシイの葉陰で見つけたムラサキツバメの越冬集団です。
今年の冬の宿題かなあと思っていたのですが、もうお目にかける事ができました。
ムラサキツバメは集団で寄り添って冬越しする習性があります。写真のものはマテバシイの多い樹林の南側で、風の当たらない陽だまりになっている所で見つけたもので、6~7頭の個体が寄り添っていました。


<ヒメアカタテハ 2005/12/9 撮影地:広島市>
日光浴中のヒメアカタテハです。
まだ居たんですね。しかも羽化して日にちがあまりたっていない様子です。撮影したのは広島市北部の山合いの場所で、数日前に雪が降ったばかり。撮影した日も気温は10度あるかないかの寒い日でした。
前にもお話しした様にヒメアカタテハは降霜地では越冬できません。おそらくここでも越冬は難しいと思われます。そう思うとちょっと可愛そうになりました。

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12月10日はシイやカシなどの樹木の多い千葉市内の公園での「冬越しさがし」でしたが、ムラサキツバメの集団以外で見つけた越冬中の個体は、ムラサキシジミとウラギンシジミが1頭づつでした。いずれもマテバシイの葉陰ですが、出てくるのはカメムシばかりでなかなか見つけるのは大変ですね。
もっとも、この日はかなり暖かだったので、飛んでいる個体を探した方がずっと楽でした。
今度はタイサンボクとか少し大きな葉で探してみようかな。


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里の秋

2005年12月06日 | 2005年のブログ
遠くの山はすっかり雪化粧をし、里まで降りてきた紅葉もそろそろ散り始めました。
きょうは、もう冬まであとわずかの里の秋の彩りをお届けします。


<山茶花 2005/11/27 撮影地:千葉市>
山茶花の花も八重、一重、赤、ピンク、白、など色々ですが、私はこのタイプの山茶花がいちばん好きです。山茶花の花を見ると、子供の頃に落ち葉を集めて焚き火をした事や、焚き火で焼いた焼いもの事を思い出します。山茶花が咲くと「いよいよ冬だなあ」と感じますね。


<白い山茶花 2005/12/3 撮影地:千葉市>
こちらは白い山茶花。白も清楚でいいですね。
山茶花は関東以西の低地では、花期の長い品種は冬中咲き続けますが、寒さの厳しい地域ではつぼみが凍って枯れてしまいます。


<燃ゆる梢 2005/11/27 撮影地:千葉市>
真っ赤なもみじです。梢に陽が当たってまるで燃え上がる様ですね。


<五彩の紅葉 2005/11/29 撮影地:千葉市>
こちらはちょっと木陰のモミジです。
陽の当たり具合の影響でしょうか、赤、橙、黄、黄緑、緑、と五色の紅葉が見事でした。


<イチョウ 2005/11/28 撮影地:千葉市>
見事なイチョウの紅葉です。黄色一色ですね。


<榎の黄葉 2005/12/3 撮影地:千葉市>
やはり黄色一色のこの木はエノキです。
クヌギやケヤキとともに以前は里山に多い樹木でしたが、都市化とともに大きな樹が次々と消えて行きました。国蝶のオオムラサキやゴマダラチョウ、テングチョウ、ヒオドシチョウなど、この樹の葉を食草とする昆虫たちも減ってしまいましたね。


<初冬の欅 2005/12/3 撮影地:千葉市>
エノキと同じく、以前は郊外に行けばあちこちに大木があったものですが、最近は大きな木をあまり見かけなくなりましたね。


<トベラの実 2005/11/23 撮影地:千葉市>
紅葉とともに秋を彩る木の実。こちらは暖かい地域の沿岸地域に生えるトベラの実です。公害に強いのか街路樹として街中でもよく見かけます。赤い実のまわりに透明の水あめみたいなものがついてますが、甘いのでしょうか?。毒でもあったらこわいので口にはしませんでした。


<ピラカンサス 2005/11/27 撮影地:千葉市>
赤いピラカンサスです。よく家庭の庭にも植えられていますね。
赤いのとオレンジのがありますが、別の植物だとか。いずれも中国からヨーロッパなど大陸が原産だそうです。初夏には白くて小さな花が密集して咲き、よく昆虫が訪れます。



<秋明菊の綿帽子 2005/11/27 撮影地:千葉市>
ちょっと寂しい写真になりましたが、こちらは秋明菊の綿毛です。
ちょっと面白いのが、一般に綿毛をつける植物は中心に種があって上や外側に向かって綿毛が生えるのですが、写真の様に秋明菊は外側に種があり、それがシャボン玉の様にふくらんで、最後に割れて飛びます。面白いので探してみてくださいね。


<芙蓉の実 2005/11/13 撮影地:千葉市>
こちらはフヨウの実です。そんなにふわふわした感じじゃないので、あまり飛びそうじゃないですね。


<金色の秋 2005/11/27 撮影地:千葉市>
枯れるとみんな金色になるのでわかりにくいですが、キンエノコロでしょうか。
逆光で夕陽を受けるとキラキラしてとてもきれいですね。


<コシロノセンダングサ 2005/11/27 撮影地:千葉市>
アメリカセンダングサやコセンダングサなど、ふだんあまり気に留めないセンダングサの仲間ですが、花びら(舌状花といいます)が付いているととたんに可憐な野草に大変身ですね。帰化植物で原産地は北米だそうです。


<草紅葉とヒメジョオン 2005/11/28 撮影地:千葉市>
さすがにもう野草はほとんど咲いていませんね。やっと見つけたのはコシロノセンダングサとヒメジョオンと西洋タンポポぐらい。でも、草紅葉をバックに咲くヒメジョオンは白く輝いてとてもきれいでした。

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もうすぐ冬ですね。
さすがにもうおさんぽしても寂しいかぎりです。
虫たちももう暖かい日にちょっとだけひなたぼっこに出るくらい。
今度は、ひなたぼっこの虫でもさがしましょうか。





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