KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

里山の秋の花1

2006年10月06日 | 2006年のブログ
10月3日に訪れた、千葉市郊外の広大な自然公園に咲いていた、秋の野の花たちです。
今回と次回の2回に分けてUPします。

 <色付き始めたカエデ 2006/10/3:千葉市>
秋の長雨で気温が随分と下がってきました。
しとしとと降り続く秋雨とともに、秋は静かに深まっている様です。

 <ヤマハギ 2006/10/3:千葉市>
野の萩です。
宮城野萩の様に沢山花をつける事は無く、枝の先端にだけいくつか花を付けます。
雑木林のへりでひっそりと咲いていました。

 <コマユミ 2006/10/3:千葉市>
赤い実を見つけました。
果皮のむけた独特の実はニシキギの仲間の特徴、種類が多いので難しいですがコマユミでしょうか。

 <ミゾソバ 2006/10/3:千葉市>
ミゾソバが咲いていました。
小さな花ですが、ほんのりピンクに染まる星型のとても可憐な花を咲かせます。


<ミゾソバ 2006/10/3:千葉市>
こちらは純白のミゾソバ。白いコンペイトウの様ですね。
ミゾソバにはかなり濃いめのピンクから白まで、株によって変化があります。

 <イヌショウマ 2006/10/3:千葉市>
白い淡雪の様なイヌショウマの花が雑木林の林床に一面に咲いていました。
かなり暗かったので、林縁の明るいものを撮影してきました。


<イヌショウマ 2006/10/3:千葉市>
サラシナショウマに似ていますが、サラシナショウマより小さな花穂がたくさん付きます。
背丈も低く、咲く前のピンクのツボミがよく目立ちます。

 <ホトトギス 2006/10/3:千葉市>
純日本産のホトトギスです。各葉の付け根一節ごとに花を付けます。
最近良く栽培される台湾ホトトギスは、一番先端にだけ複数の枝分かれする花を付けます。

 <シラヤマギク 2006/10/3:千葉市>
背丈が1mを越える大きなシラヤマギクが、良い風情で咲いていました。
茎が赤紫色に染まるので覚えやすい野菊です。

 <カントウヨメナ 2006/10/3:千葉市>
一番難しいのがこれ。
表面に短い毛の無いつやのある小葉がついてますのでヨメナかカントウヨメナ。
ヨメナは東海以西の西南日本にしか自生しませんから、これが野生のものならカントウヨメナでしょう。
ノコンギクは葉にも茎にも細かい毛があってつやが無く、触るとザラザラします。
ヨメナとカントウヨメナは判別不能です、私には。

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野菊の区別は難しいです。
関東ではカントウヨメナとノコンギクがともに薄紫でよく似ています。
葉を触ってザラザラするかどうか確認するのが一番確実の様です。
ノコンギクは黄色い筒状花の数が少ないという特徴もあります。
上の写真のカントウヨメナは筒状花が多数密集して広い面積を占めています。
参考までにノコンギクの写真を2枚貼りますので、葉のつやの無さ、ざらついた感じ、黄色の筒状花の部分の面積に着目してみてください。

 <ノコンギク 2005/8/27:栃木県日光市>

 <ノコンギク 2006/9/2:栃木県日光市>

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