勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

疾風ロンド

2016年11月26日 | 邦画
東野圭吾の同名の原作『疾風ロンド』の映画化作品。

やっちまったな・・・。

原作はこんなコミックじゃ無いんだけどなぁ。ちゃんとしたサスペンスだったんですが、どこでどう間違ったのか、コミック映画になってしまっていましたorz

驚いたのが、栗林の息子秀人を演じているのが、“あの”濱田龍臣だと言うこと。そうなんだ。大人になったな。

それと、大島優子はスノボが出来るらしいので、本人が滑っているみたいです。

そのくらいかな。

タイトル 疾風ロンド

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2016年/日本
監督 吉田照幸
原作 東野圭吾『疾風ロンド』
出演 阿部寛(栗林和幸)、大倉忠義(根津昇平/スキー場パトロール)、大島優子(瀬利千晶/スノーボード選手)、濱田龍臣(栗林秀人/和幸の息子)、久保田紗友(山崎育美/地元の中学生、秀人の友人)、ムロツヨシ(ワダハルオ)、堀内敬子(折口真奈美/和幸と同じ研究所の補助研究員)、望月歩(高野裕紀/育美の同級生)、志尊淳(高野誠也/裕紀の兄)、麻生祐未(高野由美子/裕紀の母)、野間口徹(ホテルフロント係)、前田旺志郎(川端健太/育美の同級生)、堀部圭亮(ワタナベカズシゲ)、菅原大吉(バス運転手)、田中要次(スキー場係員)、でんでん(山野/スキーショップ店主)、中村靖日(スキー場の食堂店員)、柄本明(東郷雅臣/和幸の所属する研究所の所長)、戸次重幸(葛原克也/K-55持ち出し犯人)

聖の青春

2016年11月26日 | 邦画
羽生と同世代で、『東の羽生、西の村山』と並び称された天才棋士村山聖の短い一生を描いた作品。

不勉強ながら、村山聖の事はこの作品を目にするまで知りませんでした。もちろん、羽生善治の事は知っているんですが、彼と同世代にこんな凄いライバルがいたとは。野球では“松坂世代”“ハンカチ世代”、ゴルフでは“石川遼世代(とは、あんまり言わないかな?”などと、色んなスポーツで“XX世代”と言う言われ方で、同世代の傑出した選手たちがいたりしますが、将棋でも羽生世代と言われる名棋士が居たんですね。

この作品は、村山と羽生に尽きますね。村山聖を演じるために20Kg以上も体重を増量した松山ケンイチ。あそこまで容貌が変わるということは、20Kgでは済まない気がしますけどね。でも、映画公開の頃には、スッキリと戻っていて一安心です。

そしてもうひとりの羽生善治を演じた東出昌大。いやぁ、羽生になりきっていましたね。劇中掛けていた眼鏡も、羽生本人からもらったものだそうです。でもちょっと気になるのが、羽生本人の身長は172cmと言われているんですが、演じている東出昌大の身長は189cm。圧倒的に違うんですけど?でも、調べてみると、村山聖の身長は160cm前後だったらしく、演じている松山ケンイチの身長は180cmだそうです。と言う事は、本物は172cm(羽生)対160cm(村山)、俳優は189cm(東出)と180cm(松山)なので、余人を交えず二人のシーンであれば、比率的にはそんなに違和感はないのかも(笑)。って言うか、将棋は座って指すので、そもそも身長はあまり気にならないという話も・・・。

さて、真面目に作品の話に戻ると、羽生と村山の最後の対局。凄い!将棋なので、当然動きが激しいわけは無いんですが、何か心に刺さってくるような気迫を感じます。心が揺さぶられました。村山のセリフに「将棋は殺し合い」と言うのが有るんですが、それを見事に表現していたと思います。

タイトル 聖の青春

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2016年/日本
監督 森義隆
原作 大崎善生『聖の青春』
出演 松山ケンイチ(村山聖)、東出昌大(羽生善治)、染谷将太(江川貢/奨励会員、聖の弟弟子)、安田顕(橘正一郎/棋士)、柄本時生(荒崎学/棋士)、筒井道隆(橋口陽二/将棋連盟出版部)、北見敏之(村山伸一/聖の父)、竹下景子(村山トミ子/聖の母)、リリー・フランキー(森信雄/棋士、聖の師匠)