勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

イントゥ・ザ・ストーム / Into the Storm

2014年08月24日 | 洋画(アメリカ系)
直径3200mにも及ぶ超巨大竜巻に襲われた、ストームチェイサー、街の人々を描いた作品。若干ネタバレがあります。

この作品は、もう『竜巻を見る』、それに尽きますね。この頃は、日本でも竜巻被害が出るようになり、時々報道もされますが、映画で誇張されてはいますが、竜巻怖いです。

ストームチェイサーと言うのは、何なんですかね?竜巻の観測データを取るというのが、ストームチェイサーの第一の目的なのかと思っていましたが、この映画を見ると、竜巻の映像を非常に重視していて、竜巻の観測データも取りますが、第一の目的は、実は竜巻映像と言う事なんでしょうか?

さて、この手のディザスター・ムービーでは、チキン(小心者)が一番最初に犠牲になると言う法則がありますが、この作品もその法則に従っています。一度は抜けかけたけど、説得された新米が最初に犠牲になってしまっています。そして、ディザスター・ムービー第二の法則として、マッチョも犠牲になると言うものもありますが、その法則にも従っていて、ストームチェイサーリーダーのピートが犠牲になります。もっとも、竜巻の目を見るというのがピートの目標なわけですが、その目標が果たされているので、彼はあまり思い残すことはないんじゃないですかね。

そして、出会った男女は結ばれるというディザスター・ムービー第三の法則については、どうなんでしょう?今回の場合、ゲイリーとアリソンが、その法則の矛先なのかと思ったんですが、意外にあっさりとアリソンは去ってしまいましたね。

ところで、超巨大竜巻に襲われた高校の教頭ゲイリーをリチャード・アーミティッジが演じています。まさに同姓同名のアメリカの政治家が居て、彼は日本語表記ではリチャード・アーミテージと呼ばれているわけですが、名前のスペルを見てみると、この映画の出演者の方はRichard Armitage、政治家の方はRichard Lee Armitageで、ミドルネームを除けば、スペルは同じですね。と言うことは、日本語表記も同じになるべきですが、Wikipedia上では、この作品にでている俳優の方は“リチャード・アーミティッジ”、政治家の方は“リチャード・アーミテージ”となっていました。映画のプロダクションノート上も、俳優の名前は“リチャード・アーミティッジ”の表記でした。それにしても、エンドロールを見た時は、「え?あの人出てた?」と、かのアメリカの政治家の姿を探してしまいましたよ。

タイトル イントゥ・ザ・ストーム / 原題 Into the Storm
日本公開年 2014年
製作年/製作国 2014年/アメリカ
監督 スティーブン・クォーレ
出演 リチャード・アーミティッジ(ゲイリー/シルバートン高校の教頭)、サラ・ウェイン・キャリーズ(アリソン/気象学者)、マット・ウォルシュ(ピート/ストームチェイサーのリーダー)、アリシア・デブナム・ケアリー(ケイトリン/ドニーと同学年の女子生徒)、アーレン・エスカーペタ(ダリル/ストームチェイサー、ジェイコブの友人)、マックス・ディーコン(ドニー/ゲイリーの長男)、ネイサン・クレス(トレイ/ゲイリーの次男)、ジェレミー・サンプター(ジェイコブ/新米ストームチェイサー)、リー・ウィテカー(ルーカス/ストームチェイサー)、カイル・デイビス(ドンク)、ジョン・リープ(リービス)

[2014/08/24]鑑賞・投稿