実話に基づいている映画。1950年代にロスアンゼルスであった、ロス市警とマフィアの戦いが舞台になっています。
どっちがギャングかわからないですね(苦笑)。1900年代~1950年代のアメリカは、ギャングの時代と言っても過言ではないわけで、有名なアル・カポネとも、“バグジー”ことベンジャミン・シーゲルなどとも時代が重なっています。
物語の舞台が第二次大戦後と言うのは重要な設定で、“日本との戦争が終わったのに、今度は、ギャングとの戦争が始まる”的な厭戦気分が若干見られます。朝鮮戦争は1950年からですから、ちょうど戦争がない時期だったので、それも仕方ないかも。しかし逆に、戦争で様々な戦いをしてきた男たちが警察官をしていた訳で、そう意味では、戦うべくして、戦いになったとも言えるかもしれません。
ちょっとわからない所が、判事と共に、市警本部長もミッキー・コーエンから饗応を受けているシーンが有るんですが、ミッキー・コーエンを倒せと言う命令をだしたのも市警本部長で有るわけで、実は、見ている間ずっと市警本部長に裏切られるのではないかと思っていたんですが、そんな事はありませんでした。一体どうして市警本部長は、ミッキー・コーエンを倒そうと思ったんですかね? 警察官としての良心?
インターネット上の百科事典サイトに拠れば、ミッキー・コーエンは殺人罪ではなくて、マフィア逮捕の常套手段の脱税で摘発されたみたいですね。この辺りは、物語を盛り上げる上での脚色・・・と言うか、一応、実話には基づいていますが、映画そのものはフィクションなので・・・と言うことなんでしょう。
ところで、ストーリーに関係はないんですが、ロバート・パトリックって、あの『ターミネーター2』のターミネーターT-1000を演じていたんですね。ビックリ。
キャストのことを言えば、この映画では、ショーン・ペンでしょうね。主演はジョシュ・ブローリンだし、ライアン・ゴズリングなんでしょうけど、存在感というと、ショーン・ペンです。彼の、冷酷で残虐なマフィアの首領の演技は圧倒的に素晴らしいです。だってねぇ。殺し方がえげつない・・・。
ここからネタバレ。
しかしながら、オマラ達とコーエンの戦いは、徐々に激化して盛り上がって行くんですが、キーラーが殺されたり、オマラの自宅が銃撃されたりしてオマラ班は追い詰められた上に解散の危機が迫るんですが、そんな危機的状況での起死回生の逮捕の決め手がグレイスが証言って・・・。あのまま強硬な捜査方針で行って、自分たちで逮捕の決め手を見つけるんじゃないんかい!そこはちょっと納得がいきませんでした。
全般的には、まぁまぁかな。
タイトル L.A. ギャング ストーリー / 原題 Gangster Squad
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ルーベン・フライシャー
出演 ジョシュ・ブローリン(ジョン・オマラ/巡査部長)、ライアン・ゴズリング(ジェリー・ウーターズ/巡査部長)、ショーン・ペン(ミッキー・コーエン)、ニック・ノルティ(パーカー/市警本部長)、エマ・ストーン(グレイス・ファラデー)、アンソニー・マッキー(コールマン・ハリス/巡査)、ジョバンニ・リビシ(コンウェル・キーラー/巡査)、マイケル・ペーニャ(ナビダ・ラミレス/巡査)、ロバート・パトリック(マックス・ケナード/巡査)、ミレイユ・イーノス(コニー・オマラ/ジョンの妻)、サリバン・ステイプルトン(ジャック・ウェイレン)、ホルト・マッキャラニー(カール・ロックウッド)
[2013/05/04]鑑賞・投稿
どっちがギャングかわからないですね(苦笑)。1900年代~1950年代のアメリカは、ギャングの時代と言っても過言ではないわけで、有名なアル・カポネとも、“バグジー”ことベンジャミン・シーゲルなどとも時代が重なっています。
物語の舞台が第二次大戦後と言うのは重要な設定で、“日本との戦争が終わったのに、今度は、ギャングとの戦争が始まる”的な厭戦気分が若干見られます。朝鮮戦争は1950年からですから、ちょうど戦争がない時期だったので、それも仕方ないかも。しかし逆に、戦争で様々な戦いをしてきた男たちが警察官をしていた訳で、そう意味では、戦うべくして、戦いになったとも言えるかもしれません。
ちょっとわからない所が、判事と共に、市警本部長もミッキー・コーエンから饗応を受けているシーンが有るんですが、ミッキー・コーエンを倒せと言う命令をだしたのも市警本部長で有るわけで、実は、見ている間ずっと市警本部長に裏切られるのではないかと思っていたんですが、そんな事はありませんでした。一体どうして市警本部長は、ミッキー・コーエンを倒そうと思ったんですかね? 警察官としての良心?
インターネット上の百科事典サイトに拠れば、ミッキー・コーエンは殺人罪ではなくて、マフィア逮捕の常套手段の脱税で摘発されたみたいですね。この辺りは、物語を盛り上げる上での脚色・・・と言うか、一応、実話には基づいていますが、映画そのものはフィクションなので・・・と言うことなんでしょう。
ところで、ストーリーに関係はないんですが、ロバート・パトリックって、あの『ターミネーター2』のターミネーターT-1000を演じていたんですね。ビックリ。
キャストのことを言えば、この映画では、ショーン・ペンでしょうね。主演はジョシュ・ブローリンだし、ライアン・ゴズリングなんでしょうけど、存在感というと、ショーン・ペンです。彼の、冷酷で残虐なマフィアの首領の演技は圧倒的に素晴らしいです。だってねぇ。殺し方がえげつない・・・。
ここからネタバレ。
しかしながら、オマラ達とコーエンの戦いは、徐々に激化して盛り上がって行くんですが、キーラーが殺されたり、オマラの自宅が銃撃されたりしてオマラ班は追い詰められた上に解散の危機が迫るんですが、そんな危機的状況での起死回生の逮捕の決め手がグレイスが証言って・・・。あのまま強硬な捜査方針で行って、自分たちで逮捕の決め手を見つけるんじゃないんかい!そこはちょっと納得がいきませんでした。
全般的には、まぁまぁかな。
タイトル L.A. ギャング ストーリー / 原題 Gangster Squad
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/アメリカ
監督 ルーベン・フライシャー
出演 ジョシュ・ブローリン(ジョン・オマラ/巡査部長)、ライアン・ゴズリング(ジェリー・ウーターズ/巡査部長)、ショーン・ペン(ミッキー・コーエン)、ニック・ノルティ(パーカー/市警本部長)、エマ・ストーン(グレイス・ファラデー)、アンソニー・マッキー(コールマン・ハリス/巡査)、ジョバンニ・リビシ(コンウェル・キーラー/巡査)、マイケル・ペーニャ(ナビダ・ラミレス/巡査)、ロバート・パトリック(マックス・ケナード/巡査)、ミレイユ・イーノス(コニー・オマラ/ジョンの妻)、サリバン・ステイプルトン(ジャック・ウェイレン)、ホルト・マッキャラニー(カール・ロックウッド)
[2013/05/04]鑑賞・投稿