勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ブラック・スワン / Black Swan

2011年05月14日 | 洋画(アメリカ系)
2011年の第83回アカデミー賞でナタリー・ポートマンが主演女優賞を授賞。合わせてナタリー・ポートマンは、この作品で出会ったフランス人振付師との婚約・妊娠を発表しています。

繊細で、傷付き易い若きプリマ=ニナをナタリー・ポートマンが、非常に上手く演じています。って言うか、物語冒頭から、ニナが非常に神経過敏であると言う事が、伏線どころか、はっきりと示していて(ちょっと、過剰かな?という気もしますが)、その後の物語の理解を助けています。そんな神経過敏の子供に育ててしまった原因が母にあるんですが、母の、言ってはならないセリフ(「あなたのために、夢を諦めた」)もあり、「そりゃぁ、神経過敏に育つよね」とも思いました。

ニナを抜擢する監督が、ヴァンサンカン・カッセル。『オーシャンズ12』『オーシャンズ13』では、ダニー・オーシャン達にコケにされる役どころを演じていますが、この作品では、堂々たるバレエの監督を演じています。スリムだし、確かに、バレエの監督と言う雰囲気。ついでに、女好きと言う設定は、彼がフランス人だからでしょうか?

ジャンルとしては、サスペンススリラーらしいですが、どうなんでしょう? あらすじうぃ詳しくは記しませんが、物語終盤に、ニナが現実と夢の区別が付かなくなっていく辺りは、確かにスリラーかも。最後の最後が、あのままと言うのは、文字通りサスペンスではありますが・・・。って言うか、実は、痛かったり、グロかったりするシーンは苦手なんですが、意外に、痛かったり、グロかったりする作品です(苦笑)

実は、観に行くかどうか、迷いました。ですが、今日はTOHOシネマズだと1000円で映画が観れるので行くことにしました。それにしても、この作品は、ナタリー・ポートマンに尽きますね。アカデミー賞で主演女優賞を授賞しただけのことはあります。終盤に見せる充血した目は、中々怖いものがあります。結論としては、行って良かったです。

タイトル ブラック・スワン / 原題 Black Swan
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2010年/アメリカ
監督 ダーレン・アロノフスキー
出演 ナタリー・ポートマン(ニナ・セイヤーズ)、ヴァンサン・カッセル(トーマス・レロイ)、ミラ・クニス(リリー)、バーバラ・ハーシー(エリカ・セイヤーズ/ニナの母)、ウィノナ・ライダー(バーバラ・マッキンタイア)

[2011/05/14]鑑賞・投稿