ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

【観劇メモ】七転抜刀!戸塚宿

2020年01月20日 | 演劇

「七転抜刀!戸塚宿」

シアターコクーン

作  福原充則

演出 水田信生

 

久しぶりのさんまさんの舞台。

パンフレットにも書いてあったが、前回観たのは5年前の「七人くらいの兵士」

 

そのときの感想はこちら

七人ぐらいの兵士

 

札幌在住でさんまさんの大ファンの友人が上京した時に一緒に観たんだっけ。

このとき共演していた生瀬勝久さんは今回はいらっしゃらないが、

中尾明慶さん、山西惇さん、温水洋一さん、八十田勇一さんは今回も一緒に出演。

 

兵士姿のさんまさんも素敵だったが、時代劇の浪人姿も素敵

 

時代は幕末

 

父の仇討ちを果たすべく、尾長泉之丞重忠(おながせんのじょうしげただ)を待ち構えているのは鳥居房蔵(とりいかねぞう)。

二人は何度出会って、戦おうとしてもなんだか決着がつかない。

仇討ちの手助けをするアイヌ忍者、アシリとマキリ、と松前藩の書状係、松林貞慥(まつばやしていぞう)。

重忠に惚れて貢ぐ飯盛女 己九里(みくり)

 

実は重忠は房蔵の父の自害をかばっているだけで殺してはいないが、房蔵のためを思い仇役に徹している。

房蔵はすでに重忠となあなあになっていて、一緒に酒を酌み交わしたりしている。

重忠を自分が率いる自衛段に引き込もうと画策する元同僚北村忠三郎も現れて・・・

 

前回の舞台同様、相手のために軽妙な嘘をつく、強く優しい浪人重忠はさんまさん。

ちょっと情けない房蔵が中尾さん。

 

忍者の温水さんが現れるとなんだか笑ってしまう。

絶妙な間で現れる書状係は八十田さん。

突き放したような物言いで、自分の仕事以外のことはしなさそうで、助け舟をだしてくれる。

 

理想を追い、現実を見失いそうな忠三郎は山西さん。

 

明治維新後は重忠と二人で職を探し回ったりしている。

 

己九里役の佐藤さんが凛として美しい!

ライザップでやせたことはしかりといじられていて、

走り抜けるのを見ているその他大勢が口々に「やせた」「やせた」とつぶやいたりする。

 

前回の舞台の時もそうだったが、相手の気持ちを軽くするために機転を利かせて優しい嘘をつく。

そのために自分が恨まれても決して言い訳しない。

そんな役どころがさんまさんにぴったりだ。

 

へらへらしながら、ときにシリアスな顔つきになるギャップがたまらない。

 

もちろんアドリブも全開で舞台上の共演者はもちろん、客席もいじられる。

 

維新のあと、武士は必要なくなり、職を探し回るが町人からも疎まれる。

それでも未来を見据えて、軽やかに前に進んでいこうとする姿に希望が見える。

 

とにかくたくさん笑って、ちょっと切なくなって・・・

そして何より希望に満ちていて・・・

観終わったあと、ああ、私も頑張んなきゃって気持ちにさせてくれる舞台だった。

さんまさんファンの友人にも観せてあげたかったな、としみじみ思う。

 

せめてもの気持ちで、パンフレットを買い、フライヤーと一緒に送ってみた。

「仕事で気がめいって帰ったらさんまちゃんが待っててくれた

とメッセージが届く。

喜んでいただけたようでよかったよかった。

 

今回付き合ってもらったのは大学の同級生。

新年になって初めての一緒の観劇。

あ~楽しかった~

 

今年もまたお付き合いくださいませ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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