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ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

三婆

2013年12月12日 | 演劇

深夜2時。
パソコンをシャットダウンする前にメールをチェックしたところ、なにやら耳寄りな情報が・・・。

受講しているセミナーの事務局の方が、舞台のチケットを先着順で譲ってくださるとのこと。
先方が一斉送信してから1時間が経過している
ダメもとで、申し込んでみたところ、翌朝5時に、「大丈夫です!」とのお返事が。
事務局の方、徹夜かしら


で、行ってきたのが、新派の125周年記念公演「三婆」
会場は新橋演舞場。
ものすごく昔に、玉三郎さんを観に行ったような・・・。

タダでいただいたのに、一番前
なんだか申し訳ない。

有吉佐和子さんの小説が原作。
文字通り、3人のおばあさんが登場する。

一代で財を成した会社の社長が、愛人宅で亡くなったところから始まるドタバタ劇。

残された借金の清算で財産を失い、かろうじて家だけが残った本妻のもとへ、
スポンサーを無くした愛人や、故人の妹(独身)が転がり込んでくる。

その上、専務までが会社がつぶれて故郷の娘のもとへ帰ったものの邪魔者扱いされて、
本妻宅に泣きついてくる始末。

子供のいない本妻の財産をねらって、なんとか養子になろうともくろむお手伝いさんなんかもいて、
橋田壽賀子ドラマを見てるみたい。

というのも、故人の妹、いわゆる小姑を演じてるのが沢田雅美さんだからかも。

上品で人がよく、みんなに振り回される奥様に、波乃久里子さん。
したたかな愛人に水谷八重子さん。

専務役は笹野高史さん。

とにかく舞台が広くてセットも立派。

コテコテのドタバタ具合は、ドリフターズを彷彿とさせる(失礼?)

けれど、最後の第三幕。

認知症になった老人たちが庭にたたずむ。
福祉事務所の職員が、なんだか上からの感じでバス無料券なんかを届けに来たりするけれど、
「足が痛くて、バスになんて乗れないよ、60前にくれてたら、いろんなところにいけたのに」
なんて、チクリ
塀の外を、福祉を訴える選挙カーが通ったり、高齢化社会にきっちりと問題提起しているような。

それにしても、観客の年齢層は高い。
途中2回休憩をはさんで、うち1回は35分もあり、みなさんお弁当を食べている。
そういう観かたをするものなのね。

この日、私のお隣の席には、セミナーでご一緒させていただいている、私よりも年上の女性が座っていた。
彼女は隣が私ってことを聞いていて、会場で売っているマメ大福を私の分まで買っておいてくださった。

ありがとうございました。
柔らかくてとても美味しかったです

こういうチケットはとても高くて、自分ではまず買わないので、
とても貴重な体験でした。

こういうチャンスを逃さぬよう、メールをマメにチェックしなくては・・・







コメント
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