ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

交響曲第一番「HIROSHIMA」

2013年12月15日 | 音楽

友人から勧められて観たNHKのドキュメンタリー番組で、
初めて佐村河内守さんを知った。

人生半ばで耳が聞こえなくなり、日々激しい耳鳴りに苦しめられながらも
ご自身のおっしゃるところの「命を削って」、曲を作り続けている。

絶対音感だけで曲を作り、できあがったものを聞き直してチェックすることもできないというのに、
どうして交響曲ができあがるのか、凡人にはまったく理解できない

ピアノなど、なにか1つの楽器だけならまだしも、管楽器、弦楽器、打楽器などの
それぞれが奏でる音が合わさってハーモニーを作り上げる、と言う作業が
耳が聞こえなくてもできるなんて、奇跡だ

広島出身でご自身も被爆二世という境遇のなかで生まれた、交響曲第1番「HIROSHIMA」

ぜひ、聴いてみたいと思い、チケットを購入。

この日の演奏は新日本フィルハーモニー。

始まりからなんだかずっしりと重い空気が漂う。
クラシックには詳しくない私でも、肌に感じるというか、
何とも言えないざわざわした感覚が全身を覆って、なんとも落ち着かない。

中盤、いったん穏やかな感じになるものの、フィナーレに向っていくにつれ、
迫力が増し、いつのまにか鳥肌が立っている。
これはどちらかと言うと心地いい感動っていう種類のものではない

本当にすばらしい交響曲だけれど、終演後、ずっしりと気持ちが重くなる。
生きる覚悟の違いだろうか・・・

テレビでは東日本大震災の被災地の少女との約束で作曲をした
「レクイエム・イ短調」という曲にも触れていた。
被災地での演奏の様子も映し出されていた・・・が、
この曲の演奏会があっても、ちょっと聴きに行く勇気はないかも・・・。

余談だけれど、テレビの番組で観たときの演奏は日本フィルハーモニーだった。

演奏修了後、喝采と共にステージに上がった佐村河内氏と握手を交わしていたのは、
先月リサイタルを開いた同級生、後藤悠仁氏でした

さてさて、こんなずっしりとした気持ちのまま1日を終わるわけにはいかない私。

この日の夜は、忘年会

メンバーは、長男が高校生の時の部活である、フェンシング部の顧問の先生と、OBと現役生の保護者。
今回はそれにすでに大学生となった息子を含むOBたちも加わる。

というと、すごい人数のように聞こえるけれど、ところが・・・。

息子たちの代は4人。その下2学年あわせても6人だったかな。
息子が卒業後、8人も入部して、団体戦でインターハイに出場したりしたけれど、
今、また減ってしまい、全部で4人しかいないらしい

このままでは団体戦に出場できないらしいので、4月の新入生をがんばって勧誘してほしい

息子が卒業してからもう3年が過ぎるけれど、いまだに私にまで声をかけてくださり、
年に2回程度集まっている。
ありがたい

このような会のほかにも、同学年だったお母さまたちから、時々ランチにさそっていただき、
別々の大学に行った息子たちの情報交換など、楽しい時間を過ごしている

不精な私は誘われる一方で心苦しい

この日も、鍋を囲んで楽しいひととき

幹事のお母さま、ありがとうございました






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