goo blog サービス終了のお知らせ 

ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

餅つき大会から押尾コータローコンサート

2016年12月19日 | イベント
夫のいとこたちで結成されているいとこ会の恒例行事である餅つき大会。

毎年12月に開催されるビッグイベントだ。

昨年は年末に開催予定が、諸事情から延期となり、年明け2月に開催された。

出入りはあるものの、20人は集まっていただろうか。

男性陣は早めに会場入りして、もろもろスタンバイ。

前回、前々回は我が家の隣の親戚の家(空き家)が会場だったので、実質我が家が幹事状態。
私は2年連続、前日にもち米を20kg研ぐ、という使命があったが、
今年は別のイトコのお宅が会場だったので、余裕を持ってゆっくりと参加。

私の役割は、例年のし餅作り。



つきたてのお餅をのし餅用の袋に入れ、ひたすらめん棒で伸ばす。
毎年やってるので、ずいぶん手際もよくなった。

全部で18枚、無事に出来上がる。



のし餅のほかにも、つきたてのお餅で、あんこ餅、きな粉餅、大根おろしにからめた絡み餅、納豆餅など
女性のイトコ達がどんどん作っていく。




男性陣はひたすらお餅をつき続ける。

通りすがりの親子連れも飛び入り参加して、楽しんでいた。



餅つきが終わると、おでんを囲んで打ち上げ宴会の始まり



みんなの近況などを報告したりしながら、ゆったりと時は過ぎていく。

いつもは14時には解散するこの会だが、今日は、イトコのリーダーがなぜか16時までやろう!と宣言したので、
私は内心ドキドキだ

なぜなら、夫と私はこのあと押尾コータローのクリスマスコンサートに行かねばならない。
開演は18時。
会場は渋谷。
16時に終わると結構ヤバい

お開きの後、急いで帰って、粉だらけの服を着替え、コンサート会場である渋谷文化村オーチャードホールに着いたのは開演5分前。
よかった、間に合った

押尾さんのコンサートは通常一人だけれど、この日は弦楽四重奏も一緒。

一人の時とは違った雰囲気。

ふと見ると第一バイオリン奏者の金髪に見覚えが・・・。

ライブイマージュのレギュラーメンバー、NAOTOさんだ

なんだかちょっと得した気分。

クリスマスの定番、「ラスト・クリスマス」や
コンサートでは必ず演奏する「戦場のメリークリスマス」の「Merry Christmas Mr.Lawrence」
がクリスマス気分を盛り上げる。

「Merry Christmas Mr.Lawrence」のアレンジが今までと違う気がしていたら、夫も同じことを言っていた。

一人で演奏しているとは思えない「ボレロ」も圧巻だ。

母への感謝をこめた「Mother」でラストを締めくくり、じ~んとした気持ちのまま、アンコールへ。

アンコール1曲目の「Big Blue Ocean」では観客が一つになってのウェーブ。
ただ、私達は3階席だったので、今一つタイミングがあわず・・・。

2曲目はジョン・レノンの「Happy Christmas(War is over)」。

War is over~の部分を観客が大合唱。
世界の平和を願う気持ちが会場にあふれる。

そしてホントに最後の曲は「美しき人生」

温かい気持ちに満たされて、コンサートは終わった。

早朝からばたばたの1日で、全身ボロボロに疲れていて、コンサートで寝ちゃうんじゃないかと思ったけれど、
ちゃんと最後まで、ステキな演奏を堪能しました。

長い長い一日だったけれど、心地よい夜を過ごすことができて、満足満足

年末に向けてもうひと頑張りしないと・・・。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リーディングとライブハウスと・・・

2016年05月05日 | イベント
2013年に受講した戯曲セミナーの受講生の皆さんは、
その後も精力的に活動を続けてらっしゃる。

3~4か月ごとに「リーディング」の会を開催して、それぞれの作品を発表し、ブラッシュアップする。

最初はその年の受講生だけだったのが、今では違う年度の人や、それぞれのお友達、ご自身の劇団の役者さんなど
メンバーが増え、だんだん本格的になってきている。

今までは、その時の幹事の方が手配して、地域の公民館的な施設を使うことがほとんどだったけれど、
今回は初の試みとして、小さな劇場を使うことになった。

江戸川橋にある絵空箱


公民館では、読み手も観客も畳の部屋に座ったままだったけれど、今回は照明もあり、動きも付けられる。

作品を発表するみなさんは、ご自身の劇団のやり方や、実験的なやり方など、持ち時間45分のなかで、
いろいろなことを試している。

普段、出来上がったものを見る機会しかない私などは、「こんな風に作っていくのね」と興味津々だ。

作り上げていく過程は、劇団や作者や演出する人によってさまざま。
それもまた面白い。

45分はあっという間に過ぎ、次々と作品が発表され、未完成とはいえ、不思議な公演を観ているようだ。

前日から上京している高校の同級生が、ここに合流。

3作品ほど一緒に観て、彼の学生時代のバンド仲間のライブがあるという吉祥寺のライブハウスに移動。



ハードロックのライブなんて初めてだ。
でも、これを逃したらおそらく一生行く機会はないだろう、という好奇心に勝てない。



完全な場違い、って気もしたが、彼の友人たちのウェルカムな雰囲気に甘えて、ライブ後の飲み会にもちょっとだけ参加。
ちょっとだけって言うのは吉祥寺から家までがちょっと遠いから・・・。

ロックの話はさっぱり分からないけれど、私と同じ年のオジサンたちが、
それぞれに仕事を持ちながらも、熱く語っている姿はなかなかステキ

つい先ほど、演劇に情熱を注いでいる若い人たちの真剣な取り組みを見て、
その後に同年代の夢を追い続ける人たちを見て、となんとも非日常的な体験をさせていただく。

GWのお出かけはこれだけだけれど、それはそれは中身の濃い1日だった。

さて、同級生の彼は、翌日午後池袋で舞台を観てから、飛行機で北海道へ帰る。
舞台が終わってから、飛行機の出発時間まで2時間しかない、というタイトなスケジュール。

はたして無事飛行機に乗れただろうか・・・







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うららお茶会

2016年04月03日 | イベント
ひょんなことから、お茶会に参加できることになった。

会場は、横浜・関内駅近くのビルの5階にある「文彩庵」



庵主である松永壮亮氏は「SHUHSLLY」という主に茶の湯を通して日本文化を広めよう、
みたいな活動をなさっている。

奥様の松永有加さんは従来のしきたりにこだわらない生け花教室を主宰されていて、
今回はこの教室の発表会も同時開催。

あ、私はもちろん出展などしていません。

エレベーターで5階に上がっていくと、普通の廊下に受付が。

一歩入ると別世界



これは「春の泪」という作品


こちらでお待ちください、と通された待合には

 

「春の雨」「愛と幸福」


 

ガラスの欄間がかわいい


最初に広間で濃茶をいただく



ここは大作が展示されている

 

「夢想―現実」「energetic spring」

器もちょっと変わってる。

 


お菓子はこの日のためのオリジナル



炉の周りに貼ってあるのは、ミニ四駆のシールだとか・・・



ここで、松永氏の説明を受けながらお茶を飲み終り、障子がひらかれると、目の前に庭園が広がる。



ビルのルーフバルコニーとは思えない

ここで野点。



お菓子は柚子味の金平糖



ここでも変わった湯呑みと貝殻みたいな風炉

 

庭のあちこちに置かれているオブジェもちょっと不思議。
岡本太郎記念館を思い出す。

 

つくばいも風情があるなあ。



利休梅がかわいい



お庭を抜けて



躙り口からはいってみると



なんともメタリックな空間



畳の中にはLEDが内蔵されているらしい。


床に飾られているのは、竹内翠凰さんとおっしゃる書家の掛軸と「脳内の春」と題されたお花の作品。




ここの炉は螺鈿が貼られて、きらきら



底がピンクの器に注がれたお茶は、グラデーションがきれい。



ここで使われた器も一風変わっている。

 

 

とげとげの器は妹が使ったのだけれど、手のひらにささると言っていた。


茶杓はなんとスワロフスキーの蝶々




お菓子は「春のたより」と題されたオリジナル



きっちりとした美しいお作法から点てられたお茶を、カジュアルな気分でいただける、ってなんて贅沢なんだろう。

生け花とか茶の湯とか、日本舞踊とか、日本の習い事はお金がかかって、しきたりが大変そうで、敷居が高いイメージだけれど、
このご夫婦が提唱されている自由に参加できる日本文化の継承みたいなものは、ちょっと手を延ばせば届くところにある。

本来、文化って言うのはお金のある一部の人たちだけではなく、こうやって伝わっていければいいのに。

建築の仕事をしている私達だが、お茶室に入れることはめったにないので、
色んなところをみたり、写真をとらせていただいたり・・・。

都度、松永氏はにこにこしながら、そのこだわりやデザインコンセプトなど、丁寧にご説明くださる。

本当に貴重な体験をさせていただいた。


異次元空間にも似た、不思議なお茶の世界を後にした私たちは、このあと、色彩あふれる中華街に立ち寄り、
お昼ご飯をいただき、ごまだんごとか、中華の調味料とか、日本文化のかけらもないお土産を買って帰ったのでした





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節外れの餅つき大会

2016年02月21日 | イベント
夫のイトコのみなさんはとっても仲がいい。

皆、比較的近くに住んでいて、「いとこ会」という組織もある。
冠婚葬祭のときの団結力といったらハンパじゃない。
特に、身内の葬儀の時の手際の良さったら、葬儀屋さんが驚くほど。
みんなで葬儀社ができるんじゃないかってくらい。

で、毎年の恒例行事として年末には餅つき大会を催す。

ホントは12月最後の日曜日を予定していたのだが、諸事情により見送られた。
そのまま中止かな、と思っていたら、延期だったらしい。


前日の嵐のような天気が嘘のようなぽかぽか陽気の2月の日曜日、
今頃?って感じの餅つき大会が開催された。

もち米20kgは、年末に購入済み。
通常、前日に幹事がもち米を研いで、水につけておく。

うちは前回、幹事の大役を果たし終えた、はずだった・・・のだが、
これまた諸事情から、会場が前回と同じ我が家のお隣の空き家。
もち米を含むすべての荷物はもう運び込まれている。

やっぱり私かぁ~、と言うことで、前日の午後からひたすらもち米を研ぎ続けること約2時間。
餅つき機やせいろに分けやすいように1kgずつ小分けにして、水につける。
震災の時に水をためるのに使った45リットルのバケツが、今年もまさかの大活躍
キッチンの三角コーナーにつける水切りのネットが、小分けにして水につけるにはちょうどいい、
ってことに前回気が付いた。



当日は、朝9時からボチボチ人が集まりだす。
この日の参加者は大人だけで26人
これ以外に、うちの息子たちや、いとこのお嬢さんやその子供たちなどが出たり入ったり。
餅つき機とせいろに3kgずつセットして、蒸しあがったら杵と臼でぺったんぺったん

 


かなり本格的

そこそこ人通りのあるところなので、みんな塀の隙間から覗いていく。

つきあがると、すぐにのしもちに。

 

いとこのお孫ちゃんも小さなおててでお手伝い。

のしもちは全部で17枚。



この2/3は私が作っただろうか。
もはや職人のようだ。

のしもちのノルマが終わったら、みんなで食べるいろんなお餅を。

  

あんこ、きなこ、大根おろし・・・。

20kg全部つき終わった後は、お疲れ様の宴会がはじまる
私達数人は外でお餅をのし餅にしたり、ちぎっていろいろお餅にしたりしていたが、
他のお料理上手な女性のイトコ達は、家の中で宴会の準備をしてくれている。



真昼間から飲むお酒は回るらしく、夫もビミョーにろれつが回らなくなっている。
親戚同士がこんなに仲がよく、みんな近くにいて、すぐ集まれるってことはそうないんじゃないかなあ、と思う。

若いころは当たり前に思っていたけれど、
こんな風に、みんな健康で、顔を合わせることが出来るのは幸せなことだと思う。

さて、次回の会場はとこだろう・・・。
ちょっとどきどきするけれど。
















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いしかわ伝統工芸フェア2016

2016年02月06日 | イベント

輪島塗が大好きな友人に誘われて、東京ドーム、プリズムホールで開催されている
「いしかわ伝統工芸フェア」に出かけて行く。

彼女が懇意にしている漆職人さんのお店があり、そのお店も出展しているとのこと。

輪島塗は素晴らしいし、一生ものってことはわかっているけど、
やはり高価なので、ちょっと私には手が出ない。

でも、美しいものを見るのは楽しい

10時の開場時間を30分くらいすぎて到着したら、入口には長蛇の列。
みんな、こんなに集まるんだ

入り口で渡された投票用紙を手に、いろんなお店や作家さんの作品の展示を見ながら、進んでいく。
漆塗りの、壁掛けにしか見えないおしゃれな位牌、なんていうのもあって、私が死んだらこれがいいなあ~なんて思ったり。

こんなかわいい仏壇もある。



入口近くには、商工会議所の人たちがお店番をする
「石川県36工芸産地ご紹介コーナー」というのがあって、ブースを出していない作家さんの作品や、
地域の工芸品などを展示即売している。

かねてから「いいザルが欲しい」と言っていた友人は、ここで気に入ったザルを見つけ、3~4個購入。
ザルとはいえ、そこそこいいお値段なので、ひとつひとつ箱に入ってる。
まだ見始めたばかりなので、名前と連絡先を書いて、預かってもらうことにして、支払いを済ませて歩きだす。

このあと、午後になって私はここで和紙を買う。



このことが、あとでびっくりな出来事を引き起こすことになろうとは、この時の私はまだ知らない。

11時45分からはフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏のデモンストレーションが始まる。
無料の上、写真撮影もOK

なんでも、バーグマン氏がプロデュースした漆の器は友人が懇意にしている「藤八屋」さんが制作したらしい。





バーグマン氏は流暢な日本語で、お話をしながら、ブーケとアレンジをどんどん作っていく。





彼のブースには他にもステキな作品が。

  

たくさんのブースを見て回り



金沢の老舗料亭「金茶寮」のお弁当をいただき、



石川県のゆるきゃら、ひゃくまんさんにも遭遇



九谷焼のオークションを冷やかしたりして、楽しい時間が過ぎる。

輪島塗の器は買えなかったけれど、

藤八屋さんの漆のネックレス、栓の木の大皿とパン皿



珠洲焼の一輪挿し、「おぼけ」という漆を入れておく容器を加工したもの、



など、ちょこちょこと買い物をして、充実した一日、になるはずだった。

このあと、私は、これまでの人生で3本の指に入るくらいのびっくりな出来事に遭遇することになる。

そろそろ帰ろう、と朝一番でザルを買った商工会議所のコーナーに友人が品物を受け取りに行くと、
「え?」っていう対応をされる。
まさかの商品が無い

カウンターの下にある紙袋は彼女が買ったものに比べると明らかに小さい。

ほんの少しの間、がさごそと探すそぶりをしていた、3人のスタッフは、こちらをみてひそひそ話している。

なんで、ちゃんと探さないんだろう?なんて思っていた。
「その残ってる紙袋の方と間違えたんじゃないですか?」
と尋ねると、
「いえ、これは別のお客様です」と断言なさる。

やがて、ちょっとエライっぽい人が登場し、友人になにやら話している。
時間がかかりそう、ってことで、私達はお土産に石川県のお菓子でも買って来よう、とその場を離れ、
戻ってみると、事務室のようなところに連れて行かれた。

金沢商工会議所の産業振興課長とか伝統芸能振興室長とか、肩書が書かれた名刺を差し出した男性が、彼女に説明を始める。

今の段階で商品が見つからない。
もう少し探してみて、結果を連絡したいので、連絡先と名前を書いてほしい。
一点ものなので、同じものは無いため、もし見つからなかった場合は、すでにカードで支払った代金を返金させてほしい。

申しわけないが、他人事だった私は、ちょっとぼんやりと聞いていた。

すると室長なる人が、下から見上げるように私を見て言った。

ただ・・・アルバイトの者が、その商品は青いコートを着た女性に渡したと言っている、と。

そう、私はその日、青いコートを着ていた。

一瞬、何を言っているのかピンとこない。
室長のなんだかイヤな感じの目で、やっと事態を把握する。

え?わたし?

いやいや、ざるは欲しくないから・・・、と出かかった言葉を飲み込む。
隣に欲しい人がいるのだ。

人間、あまりにも身に覚えのないことを言われると、何を言ったらいいかわからなくなるものだ。
何に対して釈明したらいいのか、見当もつかない。

和紙を買った時に、青いコートを印象付けてしまったのだろうか?
「この和紙は買いましたけど」
と言ったら
「ああ、ありがとうございます」とバカにしたようにおっしゃる。

はあ?

と思ってると、続いて、

「今日、これが終わったら、防犯カメラで確認します」などと、脅すようなことをおっしゃる。

どうぞどうぞ、確認してください。
なんなら警察を呼んでくださっても結構。
一緒に防犯カメラを確認したって構いません。

と言いたかったが、どうも友人はピンと来ていない。
ただ、なにやら変な展開に私を巻き込んでしまったことをとても恐縮しているので、なんとなく私一人で騒げない。
もしかしたら、グルだと思われてるかもしないのに、
この時点で私のようにスレていない彼女は、相手の悪意をあまり感じていないように見える。

そもそも、仮に私に渡したのだとしたら、その時点で本人確認をしていないってことに落ち度があるのに、
とにかく彼らは、ぜんぜん謝らないのだ。
いくら、本職のサービス業じゃないとしても、ありえない危機管理の無さ
万引きGメンだって、現行犯しか捕まえない。
この日の観客で青いコートを着ている女性が私一人のわけがない。
全員呼び出したら、彼らは識別できるのか・・・。

と悶々としていたら、なんとなく解散になり、
せっかくのステキな石川県のイメージがすっかり地に落ちたまま、電車に乗りこむ。

電車に乗ってから、15分ほどたって、やっと事態を実感してきた彼女が、じわじわと怒り出す。
考えてみれば、なんて失礼なと。

すっかりイヤな気分で家に帰り、せっかくだから、買ってきた一輪挿しに梅をかざる。



と、彼女からLINEのメッセージ。
さっき残っていた紙袋の持ち主が、中身が違うと届けに来てくれた、とのこと。
彼女が、私に謝ってくれ、と言いたいから連絡先を先方に教えていいか、と言うので、いやだ、と言った。

あんな対応しかできない室長さんが、ちゃんと謝罪できると思えない。
きっとイヤな想いをもう一度するに決まっている。

だいたい、もう声も聞きたくないし話したくもない。

翌日、彼女の自宅に、商品が無事届いたと連絡があった。
お詫びの一言どころか、通常の送り状すら入っておらず、商品のみがバンと送られてきたとのこと。

「田舎の人だからじゃないかなあ。彼らは同じことをされても腹がたたないのんびり屋さんなんだよ」

とあきらめムードの彼女。

田舎出身の私としては一緒にされるのは不本意ではあるけれど、たしかに一理あるかもしれない。

先にも書いたが、あまりにも身に覚えのないことをいきなり言われると、
人間、何に対して釈明したらいいか、まったく頭がまわらなくなるものなんだ、と思った。
冤罪で捕まった時ってこんな感じなのかな・・・、と。
とにかく、相手はこちらを疑っているので、会話が全然噛み合わない。
恐ろしい・・・。

この後、数日して、この時買ったネックレスが壊れた。

友人が連絡してくれたところ、購入した「藤八屋」さんからは、着払いで送ってほしい、との返事。
商品が先方に届いたところで、丁寧なお詫びの電話をいただく。

そして、きれいに修理された商品と一緒に、これまた丁寧な直筆のおわび状。

これが普通だ。

伝統工芸を継承している人たちは、一生懸命、誠実にやっているというのに、
それを広げなければいけない人たちがあんなことでは、
推進するどころか、完全に足を引っ張っている。

金沢商工会議所の産業振興課の方たち、もう少し、しっかりしてください


















 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする