今さらだけど、スキンケア講習会なんていうのに行ってみた。
きっかけは昨年末のご近所の友達二人とのランチ。
一人はお隣さん。もう一人は長男の部活を通じて仲良くなった一回りほど年が下のママ友。
話しているうちに化粧品の話になり、たまたまお隣さんと私が同じメーカーの美容液を使っていることが発覚。
そのメーカーの主催する無料のスキンケア講習会がある、とのこと。
お知らせが入ってたでしょ?と聞かれたが、多分よく見ないで捨てている。
今使っている化粧品の効果が引き出せる正しい使い方を教えてくれるらしい。
もう一人は、エステティシャンの資格も取り、一時期化粧品の仕事に携わっていたいわばプロ。
そういう話に興味津々なので、じゃあ3人で行こう、と言うことになった。
お隣さんが申し込んでくれたのだけれど、その時点からはずっと先の2月の予約。
半ば忘れかかっていた。
会場は人形町。
駅からほど近いビルの2階で、きれいなお姉さまたちがお出迎え。
大塚製薬の化粧品なので、お飲物はポカリスウェットかJAVA TEA。
会場内にはほぼ同年代の参加者が10人くらい。
ベテラン感漂う社員の方による商品の特徴や効果についての説明の後、これまたベテラン風の方が商品の正しい使い方をレクチャーしてくださる。
まずは、メイク落とし。
みんなですっぴんになる。
こわいこわいこわい・・・。
それから洗顔→化粧水→乳液→クリーム→アイクリームと進んでいく。
それぞれの使い方で、適量や効果を引き出すつけかたなど丁寧に説明してくださる。
洗顔用の固形石鹸の泡立てをするが、もとプロは素早くきめ細かいクリームのような泡を手のひらの上に作り出す。
お隣さんと私の泡はなんだかブクブク。
同じ石鹸でなぜこんなに違うのだろう
やっぱり最初から泡ででてくるタイプを使おう❗と心に誓う。
美容液や化粧水など顔につけたあと、温めた手で抑え込むようにするのがいいらしいが、
どうしても顔より手の方が冷たいので私に限って言えば効果が引き出されてる気がしない。
ともあれ、ゆっくり時間をかけて、丁寧にスキンケアをした後は、さすがに肌がもっちりした、気がする。
心なしかメイクのノリもいい・・・気がする。
無料の講習会なのにお土産付き。
旅行に持っていくようなパウチのサンプルでもいただけるのかしら?なんて思ってたらとんでもない
やや、サイズは小さめだが、ちゃんと買ってきたみたいなボリュームだ。
ソイジョイまで付いている。
しばらくは化粧品を買わなくてもよさそうだ。
講習会が終わったらもう4時半をまわっている。
お茶してたら電車の混む時間になるので、とりあえず帰ろう。
実はこの日、せっかくの人形町なので、私達は早めに行って、ランチをしようと決めていた。
目指したのは「魚久」
お魚の粕漬けで有名なお店らしい。
http://www.uokyu.co.jp/
お隣さんは、ご実家が神田なので、おばあ様のお使いで、よくここに銀タラの粕漬けを買いに来てたらしい。
当時はテイクアウトだけだったらしいが、今はそこで定食がいただける。
この銀タラとちょこっとお総菜の付いた定食の美味しいことったら
今まで食べたタラの中でぶっちぎりの1番だ。
もっとも家で焼いたり、鍋に入れたりってだけなので当然なんだけど
一緒に付いていた、大豆と海苔の佃煮を和えたのが、これまた美味しい。
これならうちでも真似できそう。
とっても混んでるお店なので、ここでのんびりはできない。
まだ時間があるので、場所を変えてお茶しよう、と歩き出す。
と、こんなものを発見。
そうだ、東野圭吾さんの加賀刑事のシリーズの舞台だった。
シリーズ全部読みました。
と思いながら歩いてると、阿部寛さんが演じる加賀刑事が何度も並んいでた たい焼きやさんがある。
そういえば、ここは、安産祈願で有名な水天宮もすぐ近くにある。
お隣さんが息子さんを授かったときに立ち寄ったことがある、つまり20数年前に行ったという甘味やさんを思い出したので、探してみたらちゃんとあった
創業天保8年の「初音」というお店。
ここで、白みつのあんみつをいただく。
そして、いよいよ講習会となるのだ。
それにしても、美味しそうなお店がたくさんある。
もらってきたフリーぺーパーを見ながら、また美味しいものを食べに行きたい
スキンケアだけのつもりが、思いがけず楽しい一日になった。
もちろんアンチエイジングのスキンケアもがんばります
「朗読会」というものに初めて行ってみた。
主催は「秋桜の会」
フラワーアレンジスクールのお仲間の一人がこの会で活動されている。
以前にも何度かお声をかけていただいていたのだけれど、予定が合わずに失礼していたが、今回は大丈夫
土曜日の午後、一つ隣の駅の駅前にある市民センターに出かけてゆく。
会議室のような部屋は、ほぼ満席。
大盛況だ。
朗読会はこんなプログラムで進んでいく。
節分にちなんでか、第一部は鬼のお話。
誘ってくださった方がトップバッターで朗読を始める。
よく通る声で、ちょっとキュートな鬼のお話が歯切れよくテンポよく読み上げられる。
こんなきれいな声で、はきはきと話せたらどんなにいいだろう。
ちょっとかすれた声で、活舌の悪い私にはうらやましいことこの上ない。
次々と鬼のお話がいろいろな人たちの声で読まれてゆく。
ここに出てくる鬼たちは、ちょっとおっちょこちょいだったり、さびしがり屋だったり、限りなく優しかったり。
みんなとってもいいヤツだ。
何も悪いことをしていなくても、ただ怖がられ、だまされて、それでも純粋に人間を信じて、なんだか切ない。
人間のほうがよっぽど悪い奴らだ。
第二部は詩と童話
詩人茨木のり子さんの作品。
そして宮沢賢治の作品から、おなじみの「雨ニモマケズ」と、これまた切ない「よだかの星」
そういえばいつだったか、茨木のり子さんをモチーフにした舞台を観たなあ~
茨木のり子さんの役は松金よね子さんだったなあ~なんて思いながら聞いていた。
背景には、宇田川民生さんという方の素朴で柔らかく温かな版画が映し出され、
同じく宇田川さんが、版画と朗読ににぴったりな音楽を流してくださっている。
これがまたなんとも心地よい。
ここで休憩になり、第三部は奥の細道だったのだけれど、所用がありここで中座させていただく。
残念だ。
部屋を出たら、やはりフラワーアレンジのお仲間の一人とバッタリ。
いらしていたのに全然気が付かなかった。
最初から気が付いていれば、お隣に座って、ちょっと感想なんかを話せたのに、これまた残念
今まで、演劇のリーディングは聞いたことがあったけれど、「朗読」っていうのは初めてだった。
セリフの掛け合いのリーディングとはまた違った趣があり、癒される。
貴重な体験をさせていただいた。
そういえば、と心優しい鬼の話を聞きながら、遠い昔を思い出した。
それは今はもう働いている長男がまだ幼いころ。
眠る前に絵本を読み聞かせていた時のことだ。
子供向けの桃太郎は、シンプルな絵に文字はほんの1行か2行。
なので、物語がとっても簡略化されている。
おじいさんとおばあさんがいました。
桃が流れてきました。
桃から桃太郎が生まれました。
って感じで進んでいき、桃太郎は仲間とともに、鬼ヶ島に行き、鬼を退治して宝物を持っておじいさんとおばあさんのもとに帰ってくる。
めでたしめでたし。
と、ここで長男が怒り出す。
「桃太郎はヒドイ」
「???」と私。
彼によれば、鬼は何にも悪いことをしていないのに、桃太郎がいきなりやっつけて、宝物を奪った、と。
確かに、物語のどこにも鬼が悪者とは書いていない。
このままでいけば、桃太郎は平和な鬼ヶ島に突然現れた強奪者だ。
私たち大人は「鬼=悪」の先入観があるので、何の疑問も持たなかったが、そもそも「鬼」が何なのか知らない純粋な子供には
鬼も桃太郎も犬もサルもキジもみんな同じだったのだ。
ああ、こういうことが差別の心につながっていくのかも、なんてちょっと反省したりした。
そんな彼も社会人3年目。
さまざまな理不尽をやりすごしながら、毎日休まず働いている。
大人になったなあ~。
所用を終え、家に戻ると、夫が豆まきをしたくてうずうずしている。
イベント好きなのだ。
我が家でまくのは例年これ。
拾いやすいし、食べやすい。
北海道の実家では落花生をまいていた。
小さなころからそれが当たり前だったので、サザエさん一家はいったい何の豆をまいているんだろう?と不思議に思ったものだ。
この日の夜は近くのスパ「舞浜ユーラシア」に行くことになっていたので、大急ぎで豆をまこうって言ってたのに、
夫は息子たちに羽交い絞めにされて豆をぶつけられてうれしそうだ。
節分の夜、ゆっくりお風呂に入り、スパの中のレストランでディズニーランドの花火を見ながら食事をする。
今週はなんだかとっても忙しかったので、ほっと一息ついた感じ。
それにしてもいろんなことを思い出した一日だった。
また来週も頑張ろう
夫のイトコ達が集まるこのイベントは参加者が20人ほど。
夫のイトコ達は人数が多いし、全員千葉県内に住んでるし、なにより仲がいい。
そして、このイベントを心から楽しみにしている。
会場は持ち回り。
今年の会場は、車で5分ほどの親戚の家。
すでに一巡して、我が家に回ってくるの3年後だろうか・・・。
もち米をせいろで蒸し、杵と臼で本格的に餅をつく。
年々手際が良くなり、準備にかかる時間が短縮されている。
私も含めた女性陣は、餅つき後の宴会の準備と

のし餅を作ったり、あんこやきなこ、納豆、大根おろしなどのお餅を作る。


のし餅は18枚。
それぞれの家に持ち帰る。
このところ、私はのし餅係りになることが多いので、すっかり慣れて、
もはやのし餅職人のようだ

つきあがった餅を、粉をまぶしてさっと袋に入れ、ちゃちゃっと伸ばす。

今回は、イトコのお孫ちゃんも参戦。
パパと一緒にお餅をついたり

のし餅作りをお手伝いしてくれたり

とってもおりこうさんで、ほんとにかわいい

「下から上にコロコロするの?」って言うので、
「横からだっていいんだよ~

「え~、横もいいの~

「ななめだっていいんだよ~

「え~


とめっちゃ嬉しそう

かわいい

小さな子がいると、一段と盛り上がる。
オジサンたちのはしゃぎようはハンパじゃなく、
真っ昼間っからべろんべろんに酔っぱらっている。
最年長は70歳くらい。
ここに、90歳の叔父さんや、86歳の義母も参加して、昭和の大家族の雰囲気を醸し出している。
貴重な光景だ。
つきたてのお餅や、おでん、みんなが持ち寄った手作りのお惣菜で、楽しい時間はあっという間に過ぎる。
みんな、それなりに年をとってはいるものの、
仕事などの都合で来られない人はいても、病気などで誰かが欠けることもなく、
健康に毎年顔を合わせられるってことは、それはそれは幸せなことだ。
朝10時に集合して、解散は16時すぎ。
お酒が飲めない私は何人かを車で送り、家に着くと17時を回っていた。
いただいたのし餅は、もう少し固くなったら、切ってお正月まで冷凍しよう。
あっという間に年末。
そろそろ掃除をしなければ・・・

スーパーエキセントリックシアター(S.E.T)の舞台は、毎年この4人で出かけるのが恒例となっている。
今日は、サンシャイン劇場に行く前に、友人夫妻のお誘いで、目黒雅叙園の百段階段へ。
ここで生け花の展示会があるらしい。
夫妻のお嬢さんが数年前に雅叙園で挙式したので、チケットが送られてきたとのこと。
以前におなじ会場で假屋崎省吾さんの生け花展を見たことがあって以来。
今回は、いろんな流派の人たちがそれぞれの部屋で展示をしている。


実際には99段のこの階段の踊場の脇に部屋がある。
下の階の広い部屋は名前の知れた流派、上の方の小さめのお部屋はそれよりも有名ではない流派なのかなあ。
それにしても、室内は豪華絢爛。



この豪華さに負けまいとしたのか、作品もどかーんと豪華。



たま~に引き算のこういう作品があるとホッとする。



お花はもちろん素敵だけれど、建物の造作も興味深い。
特に建具。
それぞれの部屋の建具がみんな違っていて、楽しい。

さりげなく富士山とか

すみっこがかわいい

後ろからライトで照らされて、いっそう風情がある。


これらを見た後に新館を通って外に出るのだけれど、
新館も相当ゴージャスだが、失礼ながら、なんだかニセモノ感がぬぐえない。
この感動が冷めやらぬまま、私達は目黒から池袋サンシャイン劇場へ。
スーパーエキセントリックシアターの舞台のタイトルは
「カジノシティをぶっとばせ~丁半コマ揃いました」

三宅裕司さんが率いるこの劇団は、毒の無いシンプルな笑いで、とても後味がよく、
大笑いしてすっきりした気持ちになれる・・・はずだった。
地方の小さな町に、カジノを誘致しようと、さまざまな画策をする市長が三宅裕司さん。
セリフの中にあまりにも有名な「このハゲ~!ちがうだろ~!」
があったり、
政治家と女性が手をつないでいるのがスクープされて失脚したり、
カジノ建設予定地が市長の私有地だったり、と
どこかで聞いたような時事ネタもきっちりとちりばめられている。
もちろんクォリティの高い歌と踊りも満載だ。
だけど、最後に市長が殺されちゃうって言うのがいつもと違って後味が悪い。
「え?」って感じ。
例年は、人が死んで何かを終わらせる、と言う安易な結末にはならず、
水戸黄門的なハッピーエンドだから気持ちよかったのに
なんだか残念だ。
そこが無ければ、例年通り笑ってすっきりして帰れたのになあ。
どうか、来年は元に戻っていただきたい。
サンシャイン劇場の公演は開演時間が早いので、終演も早い。
ということで、地元に戻ってお食事を。
ここで、家にいた息子二人も合流して、一緒に飲んで食べて・・・。
息子たちも一緒にお酒を飲める歳になり、こういうことができるようになったのもうれしく、楽しい。
帰る頃には雨もすっかりあがって、盛りだくさんの一日が終わった。
みなさん、お疲れ様でした

まさかの2度目の入学式だ。
3月に、3年間お世話になった大学に退学届を出し、4月からは別の大学に編入学して、もう一度3年生から再スタート。
入学式は関係ないのかな、と思っていたら、編入学の学生も入学式に出席するように、とのお知らせが届いた。
入学式の会場である幕張メッセの最寄駅がある路線の駅は我が家から2kmほど。
夫が車で送って行く。
「途中から入るって、いろいろ心配じゃないの?」
と本人に聞いて見たら、
「なにが?」
という答え。
そもそもがポジティブなので不安はないらしい。
長男は、石橋を叩いて渡るタイプ。
叩き過ぎて、壊れて渡れないときもあるくらい。
次男はというと、とりあえず渡ってみて、渡ってる後ろからガラガラ崩れ落ちて、戻れなくなっても渡りきる。
同じ兄弟でも性格がまるで違う。
顔が怖いのに、子供に甘い夫は、結局会場まで車で送って行った。
今までは通学に2時間弱かかっていたけれど、今度は30分になる。
以前にも書いたが、今回の編入に当たっては、私たち夫婦の同級生二人に、本当にお世話になった。
感謝の気持ちでいっぱいだ。
新しい大学で、あと2年の大学生活が、キラキラとしたものになることを、母は願うばかり。
とりあえず、編入学おめでとう
