第1問
宗教改革は,ルターにより神学上の議論として始められたが,その影響は広範囲に及び,近代ヨーロッパ世界の形成に大きな役割を果たした。ドイツにおける宗教改革の経緯とその政治的帰結について述べなさい。その際,次の語句を必ず使用し,その語句に下線を引きなさい。(200字以内)
アウグスブルクの和議
【問題のテーマ】
ドイツにおける宗教改革の経緯(100字)
その政治的帰結(100字)
【考え方】
1.経緯についてどこまで書くかを考える。30年戦争まで考えるとドイツをテーマとした宗教改革とは言えないだろう。なぜなら国際戦争の様相が強いから。
したがって1555年アウグスブルクの和議までを記述する。
2.「政治的帰結」とあるの。要求は「帰結」すなわち「たどり着いたところ」を答えるので、リード文に「近代ヨーロッパ世界の形成に大きな役割」とある点に注目したい。
すなわち「たどり着いたところ」は「近代世界」。したがって「近代世界」の形成に宗教改革がどのような役割を果たしたかについて記述する。
3.そこで「近代世界」のポイントを考える。①「近代国家」は「主権国家」②「近代思想」は「合理主義」である。この2点のうち②は要求外だか
ら、①「主権国家の成立」と関連付けて宗教改革の政治的帰結を記述する。
4.最後に記述の対象はドイツに限定する。
【経緯】
1.ルターの宗教改革は反皇帝諸侯に受け入れられた。
2.農民委指示されたミュンツアーの宗教改革は失敗した。
3.トリエント公会議でカトリックとプロテスタントに分裂した。
【政治的帰結】:領邦教会制が確立した。
1.アウグスブルクの和議で領主に選択権が与えられた。
2.領邦内の教会が教皇を頂点とする従来の教会組織から領邦君主の支配下に置かれた。
3.1648年ウエストファリア条約でアウグスブルクの和議が追認された。
4.神聖ローマ帝国の分裂が進んだ。
宗教改革は,ルターにより神学上の議論として始められたが,その影響は広範囲に及び,近代ヨーロッパ世界の形成に大きな役割を果たした。ドイツにおける宗教改革の経緯とその政治的帰結について述べなさい。その際,次の語句を必ず使用し,その語句に下線を引きなさい。(200字以内)
アウグスブルクの和議
【問題のテーマ】
ドイツにおける宗教改革の経緯(100字)
その政治的帰結(100字)
【考え方】
1.経緯についてどこまで書くかを考える。30年戦争まで考えるとドイツをテーマとした宗教改革とは言えないだろう。なぜなら国際戦争の様相が強いから。
したがって1555年アウグスブルクの和議までを記述する。
2.「政治的帰結」とあるの。要求は「帰結」すなわち「たどり着いたところ」を答えるので、リード文に「近代ヨーロッパ世界の形成に大きな役割」とある点に注目したい。
すなわち「たどり着いたところ」は「近代世界」。したがって「近代世界」の形成に宗教改革がどのような役割を果たしたかについて記述する。
3.そこで「近代世界」のポイントを考える。①「近代国家」は「主権国家」②「近代思想」は「合理主義」である。この2点のうち②は要求外だか
ら、①「主権国家の成立」と関連付けて宗教改革の政治的帰結を記述する。
4.最後に記述の対象はドイツに限定する。
【経緯】
1.ルターの宗教改革は反皇帝諸侯に受け入れられた。
2.農民委指示されたミュンツアーの宗教改革は失敗した。
3.トリエント公会議でカトリックとプロテスタントに分裂した。
【政治的帰結】:領邦教会制が確立した。
1.アウグスブルクの和議で領主に選択権が与えられた。
2.領邦内の教会が教皇を頂点とする従来の教会組織から領邦君主の支配下に置かれた。
3.1648年ウエストファリア条約でアウグスブルクの和議が追認された。
4.神聖ローマ帝国の分裂が進んだ。