FORZA世界史inBLOG

世界史の復習をサポートするブログです

世界史の流れとは?

2009年01月29日 | 何かの足しになれば
 予備校の講師諸氏などが、世界史の「流れが分かる」ことを売り物にし、そのような授業が良い授業だ、と考えられています。ここで言う「流れ」とは、「単発の知識」や「単発の用語」を単に「孤立させて暗記する」ことへのアンチテーゼでしょう。すなわち世界史の「流れ」とは、Aという事象や用語を「A」として暗記するのではなく、次にくる「B」との関連付けて覚えることです。したがって、「流れ」とは、単純な「暗記」に対して、「A」と「B」との関連(順番)を「理解」することだと言えます。もっと割り切って、言い切ってしまえば、Aの次にBが、Bの次にはCが、Cの次には・・・といったような、事象の「順番」を知ることが、世界史の「流れ」を理解したことです。
 しかし、世界史の本質はこのような「流れ」を知る、理解するだけでは語ることができません。世界史の「本質」とは、A、B、Cといった事象を順番に理解したうえで(流れを理解したうえでと言い換えてもいいのですが)、これらをもう一度ばらばらにして並べ替えてみたとき、新しい文脈を見出すこと点にあります。イメージをしやすくするために、たとえて言うならば、A・B・Cと続く流れ(順番)とa・b・cと続く流れ(順番)とX・Y・Zとつづく流れ(順番)が3列の流れとなっているとします。これら9つの事象は3列の「流れ」として理解することができますが、a・B・c・Yの4つの事象に着目すると「菱形」という今まで見えていなかった「文脈」を見出すことができるわけです。このような「文脈」こそが世界史の本質だと思います。
 いわゆる「流れ」ではなく、ときには全く関連性がないかのような「流れ」の中に配列されている「事象」をいったんバラバラにして、別の見方で眺めナをしたとき、そこにあった「文脈」の存在に気づくことができるわけです。このような姿勢で世界史を考えることこそ、世界史の学習の目的だと考えています。

補習の予定・・・訂正があります

2009年01月21日 | 何かの足しになれば
パックⅤの予定です
1月10日土曜日 13:10~13:50 第2回
1月13日火曜日 13:30~14:30 第3回
1月14日水曜日 13:30~14:30 第4回
センター試験後の補習は、原則的に平常の授業があった時間に行います。
1月20日(火)3・4時間目 センター試験問題再検討
1月22日(木)3・4時間目 東南アジア現代史・朝鮮現代史
1月23日(金)3・4時間目 古代アメリカ史・アイルランド史・ネーデルラント史
1月26日(月)       社会主義史・西欧経済史
1月27日(火)3・4時間目 儒学史・中国史総復習
を予定しています。やって欲しいテーマなどあればコメントにどうぞ

五代十国と北宋・遼の建国

2009年01月08日 | トリオDE世界史
(1)遼に関する重要年代 ①建国②渤海征服③燕雲16州獲得
①916年
②926年
③936年

(2)遼 ①民族②出身地域③建国者
①契丹族
②モンゴル高原
③耶律阿保機

(3)遼の統治 ①統治方法②モンゴル支配③燕雲16州支配
①二重統治体制
②北面官
③南面官

(4)遼と中国の関係 ①性格②遼が支配した地域③宋と遼との講和条約
①征服王朝
②燕雲16州
③澶淵の盟

(5)宋の建国 ①建国年②建国者③都
①960年
②趙匡胤
③開封

(6)太祖(趙匡胤)の政治 ①政治手法②科挙の改良点③廃止した省
①文治主義
②殿試の実施
③門下省

(7)北宋の儒学者3人
①周敦頤
②程
③程頤

(8)中国再統一の最後の征服国 ①晋②隋③宋
①呉
②陳
③北漢

(9)宋の対外関係 ①遼②西夏③金
①澶淵の盟
②慶暦の和
③靖康の変

(10)宋の対外関係の年代 ①遼②西夏③金
①1004年
②1044年
③1126~27年

(11)宋の政治動向 ①内政②外交政策③財政改革
①文治主義
②消極的外交
③王安石の新法

(12)西夏 ①民族②建国者③都
①タングート族(党項)
②李元昊
③カラホト(黒水城)

(13)澶淵の盟 ①年②宋③遼
①1004年
②兄
③弟

(14)慶暦の和 ①年②宋③西夏
①1044年
②君主
③臣下

(15)王安石の新法 ①時期②皇帝③反対派
①1070年代前半
②神宗
③旧法党

(16)司馬光 ①党派②著作③記述方法
①旧法党
②資治通鑑
③編年体

(17)王安石の新法 ①金融政策②兵農一致③軍馬民間委託
①青苗法
②保甲法
③保馬法

(18)資治通鑑 ①著者②記述方法③記述期間
①司馬光
②編年体
③戦国時代~五代十国

(19)宋の経済 ①穀倉地帯②青磁白磁③紙幣
①江南
②景徳鎮
③交子

(20)唐宋の紙幣 ①唐の手形②北宋の紙幣③南宋の紙幣
①飛銭
②交子
③会子

(21)江南開発 ①開発開始の時期②米③穀倉地帯の呼び名
①南北朝時代の南朝
②チャンパ米(占城米)
③江浙熟すれば天下足る

(22)江浙熟すれば天下足る ①省2つ②穀倉地帯の時期
①江蘇省
②浙江省
③宋代