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イタリア戦争

2023年05月30日 | 高3用 授業内容をもう一度




仏王シャルル8世のイタリア戦争(1494-95年): メディチ家独裁に対する不満を利用して軍事介入した。
仏王フランソワ1世と神聖ローマ皇帝カール5世のイタリア戦争(1521-59年): 仏ヴァロワ家VSハプスブルク家がイタリアを舞台に長期的な戦争に発展した。
 クレピーの和約(1544年)で両者は一時講和。
 1559年カトー・カンブレジ条約で最終講和。
イタリア戦争の意義【重要】:①主権国家の成立 ②イタリア・ルネサンスの衰退
1.王に従う騎士の戦争から鉄砲や大砲を用いた歩兵を中心とする組織的な戦争に変わる「軍事革命」が起こった。その結果、軍事と製鉄などの工業とが結びつき各国の工業力が軍事力に直結する時代が始まる一方、騎士階級が没落した。
2.長期間戦争、軍事革命によって軍事力を維持するために国王が「常備軍」を設立した。
3.軍隊が組織化された結果、国内で国王に対抗する勢力が衰退した。その結果、国王が主権を持つ「主権国家」が成立した。
4.長期間イタリアで尊層が展開した結果、イタリアルネサンスは衰退し、ルネサンスの中心はアルプス以北に移った。


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