FORZA世界史inBLOG

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時間を考える

2014年09月24日 | 進路指導

 タイムマネージメントの基本は、時間を「ある程度のかたまり」で考えることです。たとえば、日曜日の一日を大きく午前・午後・夜と分けてみる。もし、日曜日にはクラブの試合がある、というように、日曜日をたんに「1つのかたまり」としてとらえるだけでは見えてこない時間、を作ることができます。そこでできた時間をどう使うか?は次の問題として考えればよいでしょう。


模試の結果から今後の学習について

2012年11月08日 | 進路指導

 河合塾第2回記述・S台ベネッセ共催模試の分析をしました。
①上位層60以上と中堅層55以上では、とくに「時間的・面的広がり」がある問題で差が出ている。このことはおそらく入試問題を解いた経験値の差であろう。「教科書のテーマ」ごとに分かれた問題集ではなく、広範囲のテーマを含むセンター試験の問題やマーチ以上の大学の入試問題を解くこと。
②偏差値55と50の差は、基礎知識の定着の差。関西方面の大学の入試問題は、範囲が狭くテーマが絞られた問題が多いので、それらを解いて知識の確認をするとともに、Forza赤本復習編を使って用語の整理と定着を図ること。
③偏差値50と45の差は文化史の学習量の差。したがって、ギリシア・ローマ文化史から絶対王政の文化史、イラン・インド文化史、イスラム文化史、中国文化史をForza赤本復習編でやること。忘れてもいいから一度覚えること。文化史以外では偏差値50レベルとの差がないので、これが終われば、③で書かれている内容に進める。


 以上のことから、偏差値45から55までは、それほど労力をかけなくても、一気に成績を上げることができる。55のレベルから60以上いしていくには、問題を多く解くことを要するため、多少時間がかかる。


もしの判定結果と今の自分

2012年11月08日 | 進路指導

高校3年生は、模試の返却もひと段落して、担任との面談が本格化している時期だと思います。志望大学の決定に、模試の判定をある程度基準にしているでしょう。しかし、まず思い出してほしいのは、その模試はいつ受験したものか?ということです。1ヶ月以上前の模試の判定ですから、その間の1ヶ月間で自分がどれだけのことをやれたか?によって、判定の結果と今の自分とが大きく違っているはずです。
 したがって、この時期に大切にしたいことは、どれだけのことをやってきたか、という自覚をもてるようにすごすことです。最近の生徒諸君をみていると、受験期を迎えて盛り上がってきた感じを受けません。あと1ヶ月間は「やったもの勝ち」です。過去の模試の判定で自分の実力を考えることも必要ですが、それ以上に「自分はやってきた」という自覚をもてるようにしたいものです。


夕飯の献立を決められない?

2007年01月30日 | 進路指導
 高校生が自分の将来を考えるということは非常に難しいようです。この難しさは、奥さんが夕飯を何にするかを決めるときの困難さと似ているかもしれません。つまり、夕飯のメニューを決定できないのは、昨日はあれで、一昨日はこうだったから、今日は何にしよう??という発想をしているにも関わらす、自分のレパートリーが少ないために、選択の余地が制限されているからです。

 高校生が将来を選択する際の困難は、自分の過去の経験が乏しい場合に発生します。もちろん、人間の経験は、実際に経験したことばかりではありません。本で知った知識や、他の人との会話や、やり取りも「経験」と言えます。したがって、クラブ活動で何部に入っていたかは関係なく、どのような活動であったか、顧問の先生やその他の大人、先輩との間にどのような会話があったか、彼らがどのように思考していたかに関心を持つこと、が重要なわけです。授業で何を学んだか、という点を取れば、その場合、暗記した単語や公式の量が問われているのではなく、どのように暗記したかとか、付帯知識、周辺知識からどのように思ったか、教師がどのように物事を捉えていたかに関心を持つことこそが大切になるでしょう。
 
 このように考えると、自分の将来を決めるには、高校生活そのものを「充実」させ、多様な経験をすることが、自分の将来を決定するといってよいでしょう。マニュアルにしたがって、大学のオープンキャンパスに行くことを否定するわけではありませんが、回りの大人は、高校生に対して「良い経験」をさせることに気を使いたいものです。