7月14日
今年一番見たい展覧会だった芭蕉布展に着物が好きな友人と行ってきました。
雨続きの日でその日も最初は少し持つかと思いましたが、家を出るころには降り始めました。
浴衣と麻帯、カレンブロッソの草履で万全でしたが、六本木1丁目に着いた頃はかなり降っていたので
行きの最寄り駅まででも細かい雨でもしっとり濡れたこともあり、タクシーを使って行きました。
芭蕉布や志村ふくみさんや民藝の人たち木工の黒田辰秋など母が読んでいた「婦人之友」で中学生の頃
知りました。そのころから芭蕉布は憧れでした。越後上布とか薄い布にはひかれましたね。その展覧会が
あるというので、とても楽しみにしていました。
大倉集古館「芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事-」
写真がたくさん掲載されいるURLにリンクを貼りました。
芭蕉布ー人間国宝・平良敏子と喜如嘉手仕事
特別展「芭蕉布─人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事─」大倉集古館で、沖縄の織物・芭蕉布の世界を紹介
特別展 芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事 & 美の追求と継承ー丸紅コレクションのきもの
色が落ち着いていて美しく、見入ってしまいました。 絣のサンプルもたくさん見ることができました。
とても手の届くものではありませんが、着てみたくなる芭蕉布でした。芭蕉布でなくてもいいから琉球絣が
欲しくなってしまいました。
ゆっくり会場を回り、地下ではビデオもやっていて、芭蕉布の工程などがわかるようになっていました。
織はどの織でもとんでもない工程がかかるもので、特に消えゆく芭蕉布を復活させた平良さん達の仕事には
未来につなぐことができた日本の素晴らしい伝統工芸のために感謝の気持ちでいっぱいです。一つ一つの織や
模様に作者の情熱を感じられる展覧会でした。
雨の中、ファンが多いのか和服で一人で見に来ている方もちらほら見受けられる展覧会でした。
大倉集古館は初めて来ましたが、規模感と言い、この展覧会にはふさわしく感じられました。
建てなおされたホテル・オークラの入り口にある美術館です。
2階のベランダだけ撮影OK
ご一緒したA子さんとアルさんとホテル・オークラのロビーで。
A子さんは沖縄の現代作家の帯で、アルさんは石垣島で買った赤い色の帯と
バックがかわいかったです。
オークラは建て替え残念でしたが、ロビーの反対側は昔のイメージが残っていました。
コーヒーが飲みたかったので、結局ケーキと合わせました。展覧会のチケットをお茶とセット券にすればよかった・・
入場券は着物割を取りました。
コーヒーがおいしかったです。お二人はユーミンが好きだというピーチメルバでした。
久しぶりにお会いして、石垣島の話や新潟のトリエンナーレのお話などお聞きして、日本の将来に至るまで
話は尽きませんでした。
今日のコーディネイト
雨なので
有松絞の浴衣を着物風に
帯は栗山工房のリサイクル
帯締めは自分で編んだもの
浴衣は気楽に着れるのですが、帯は結構大変で変になっても時間がなくて結びなおさず、雨がひどくなった時用の
コートを入れて、おかしくなったらコートを着て帰ろうと思いました。まだまだうまく着れません。
July 14 2022 Roppongi
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