Reflections

時のかけらたち

7月の星岡(2018)・・・ Hoshigaoka in July (2018)

2018-07-13 23:59:53 | dish
7月7日

不安定な天気でしたが、東京は雨の予報から曇りに変わって、星岡に和服(小千谷縮)で
出かけることができました。
日本列島では各地で稀に見る豪雨で土砂災害が発生して想像できないほどの
被害をもたらしたことを知りました。
まだまだ安心できない状態です。広島の義理の姉のところにメールを出したら
ライフライン大丈夫とのことでした。多くの方が暑い中で不自由な生活を
しているので体調を崩さないよう、これ以上被害が出ないよう祈るしかありません。

7月の献立

小 鉢  ごまとうふ
焼 物  鮎酒塩焼 みどり酢添え
煮 物  南瓜煮 うど白煮 石川芋
強 肴  柳川もどき アナゴ
強 肴  あげだし茄子
酢 肴  鰻ざく
ご 飯  そうめん ふり柚子
甘 味  くずきり







表千家家元 千 宗左 の 書
最近家元が代ったことを知りました。表千家のお免状を唐物まで取りましたが、その時の文字が
私の好きな書でした。ちょっと丸っこい感じで。
この書はいったい何代目ので、お免状の文字は誰が書いたものなのかしら?








今回のお料理の中で、特に作ってみたいと思ったのが、胡麻豆腐と葛きり。
両方とも葛というやっかいな素材です。

注意点は冷蔵庫で冷やしてはいけないということと、長時間持たないということです。
詳しい作り方はあるばとろすさんのブログを参照してください。




ガーゼで葛・当たりごま・出汁をもみだします。星岡で分けてもらったあたり胡麻のペーストがたくさん残っているので
是非家でも作ってみたいと思いました。何時も医療用の滅菌ガーゼを買っていましたがそれでは目が粗いとのことでした。



砂糖も加え、中火以下でねっとりとするまで10分くらい練って、酒と塩を加えてサッと混ぜて流し缶に入れます。流し缶は水で濡らすと
入れにくくなります。すだれを上にかけて冷まします。冷蔵庫には食べる直前に入れて冷やすとのことで長い間入れてはいけません。




家ではIHなので魚をくし打ちして焼くことができません。




緑酢が食欲をそそります。後日家では鯵を3枚におろしてもらって、緑酢を添えました。
帰宅した娘がすごいきゅうりのにおいと驚いていました。作っているとそんなに感じなかったけど。




うどの白煮の切り違いの作り方。間に包丁をはさんでおけば安心です。




次々と美しく仕上がっていく料理。




かぼちゃは日本の南瓜かぼちゃ。甘味が薄いかぼちゃです。




これもIHじゃ無理。笹がきごぼうの薄さに驚き。できない場合はピーラーでもOK.






揚げ出し茄子もシンプルでおいしい。みぞれ和え風です。







難しそうなのが葛きり。先生は家で簡単に作れるので高いお金を払って食べる気しなくなりますよと以前話していました。
流し缶をつかむものが必要。湯せんにして均一に固め、固まったらお湯に沈めて透き通ったら水に浸けてはがす。








ゆずはふりゆずでおろして茶筅でふります。古い茶筅の先を切って調理道具になります。




鰻ざく 鰻が食べたい。




鮎が父が鮎釣りをして持って帰ってきてくれた小学生のころの思い出。 塩焼きで充分おいしいけれど。







石川芋と南瓜かぼちゃ、うど







夏らしい献立です。毎回感動しています。




玄関に飾ってあった書。




夏の季節感、満喫です。


帰りに近くのこんにゃくやさんを覗いてから、阿佐ヶ谷経由で帰ります。
以前住んでいたところですが、このレトロな街にすっかり魅せられています。



再びあるばとろすさんと探検です。以前行ったスターロードです。
トミというお店でサイフォン・コーヒーをいただきました。お店の名前は数年前に亡くなった奥様の名前ということでした。
奥さまのお店をリタイアしたご主人が続けているとのことでした。ワンちゃん連れの老人や近くの常連さんの居心地のいい場所に
なっているようでした。
こういう小さな町の小さなお店があるといいですね。そういう感じでは西荻や阿佐ヶ谷は好きな街です。
家は交通には便利だけれど、住宅地という意味ではあまり環境が良くありません。何を取るかですね。
















今日の着物



小千谷縮と麻の型染めは栗山工房のもの。
こげ茶の小千谷縮の反動ですぐ涼しげなのをかわの屋のリサイクルでサイズが
あったので買ってしまった数年前のものをやっと着ることができました。
帯びもこげ茶にも合いそうなので合わせて揃えました。







珍しく家に娘がいたので取ってもらいました。




星岡で




July 7  2018   Asagaya
コメント (2)
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