Reflections

時のかけらたち

京都・奈良・広島へ -15‐③(業平と西行のゆかりの寺へ) ・・・ trip to Kyoto, Nara & Hiroshima -15‐③

2024-06-29 23:55:35 | wonderland

大原野神社から勝持寺に行く道がありました。





ところどころに積んだ石が見られました。











ずっと坂を上がって行くと勝持寺の門に着きました。

勝持寺のHPより

当山は、京の西山連峯の麓にあって、小塩山大原院勝持寺と呼ぶ古刹であります。白鳳8年(西暦679年)
天武天皇の勅によって神変大菩薩役の行者が創建したのが始まりで、延暦10年(西暦791年)に伝教大師が
桓武天皇の勅を奉じて堂塔伽羅を再建され、薬師瑠璃光如来を一刀三礼をもって刻まれて本尊とされました。

承和5年(西暦838年)仁明天皇の勅によって塔頭49院を建立されましたが、応仁の兵火に遭い、仁王門を除き
すべて焼失しました。現在の建物は乱後に再建されたものであります。

規模の大きな寺だったのですね。応仁の乱の影響がこんなところにも。










阿弥陀堂(本堂)



瑠璃光殿は収蔵庫で仏像などを見ることができました。








鳥羽上皇に仕えていた北面の士 佐藤藤兵衛義清が、保延6年(西暦1140年)当寺に於て出家し西行と名を改めて
庵を結び、一株の桜を植えて吟愛しておりました。世人はその桜を西行桜と称し、寺を花の寺と呼ぶようになりました。



弘法大師が平安の始め、眼病になやむ人たちのため、不動明王に病魔退散を祈願されたところ、霊験あらたかで
ありました。よって石不動明王を刻んで岩窟中に安置されたと伝えられています。
以来、諸病平癒の不動様として信仰されています。




不動堂








帰りは南春日町のバス停まで歩くことにしました。
花の寺というだけに桜の頃はすてきでしょうね。また燃えるような秋も来てみたい寺です。


花の寺の名残が少しだけ感じられました。


大原野神社から歩いて来た道が左に見えました。
帰りは仁王門を通って正式ルートで。


仁王門



後はバス停に向かって歩くだけ・・・




大原野神社の一の鳥居



のどかな風景のバス停に着きましたが、のどかでないポスターが・・







帰りはバスを阪急駅の東向日島駅から京都に戻りました。
祇園でくずきりで有名な鍵膳にそれこそ50年ぶりくらいに入りました。



最初にお茶と出てきた干菓子のおいしかったこと。






冷えたくずきりはもう感動的でした。何年も変わらない味を伝えています。




黒田辰秋らしい意匠です。


葛きりで大満足で、夕食は大丸で地元のお弁当を買ってホテルの部屋でいただきました。




とてもおいしいお弁当で何も京懐石のお弁当でなくても充分でした。

11.3km  18,649歩  (十輪寺-大原野神社-勝持寺-祇園)

April 19  2024   Kyoto

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