玄関を出たら咲いていたコマツナギのような花
今日は高校のクラス会の打ち合わせに開催予定の上野広小路のお店まで出かけました。
昨日の台風が過ぎていてよかったです。幹事長より11月に開催してはどうかの連絡が来て、急遽幹事で
集まり、計画を立てることになりました。
役割分担、開催時期について決めて、私が先生担当になってしまったので、その場でお電話をして日程について
お伺いしました。先生には大変ご無沙汰をしてしまっていたので心配しながらお電話をしたのですが、お元気な声で
11月の土曜日はスケジュールが結構入っていて、同じようにクラス会、そしてなんとサッカー観戦まで。当時若い方の
先生でいらっしゃいましたが、今では私達より元気な印象だった前回のクラス会。
そこで日程は11月18日と決定。場所は上野広小路の梅の花です。他にいい場所がないかとも私個人的には思いましたが、
幹事長が株主になって割引が効くので、それが一番かと。個室は結構埋まっていて2時からなら取れるというので
予約してすべて決まりました。
元年金機構にお勤めだったO君や、製造業のS君、伊豆で旅館をやっていたA君は今では戻ってきて、将来介護も受けられる
マンションに移転。いろいろな話を聞き、また現代の日本の流れやら、気候変動と言うか災害などの話、原発のあの時の
危機感など思い出しながら、将来の日本についても心配しつつ話が広がって行きました。
帰りにS君が同じ名前の西郷さんに会ってから帰るというので一緒に上野の西郷さんの銅像を見て帰りました。そういえば
ちゃんと見たことがない西郷さんでした。
これも初めて知りました。なるほど・・
なかなか立派です。
西郷さんってこんな顔をしていたの?
西郷さんは写真をあまり撮らせなかったので、顔がよくわからないそうです。
明治維新の時に江戸で唯一戦場となった広小路あたり。それで西郷さんはここに建っているのね。
寛永寺の門前だったこのあたりには町屋や武家屋敷があったそうです。
そこでやっと夏に軽井沢で偶然見たドキュメンタリーを載せることができました。
めちゃくちゃ面白くて、こういう時代を作った流れを別の面から見ることができました。キーワードがすべて自分たちの
時代を思い出させる懐かしいものですが、どうしてこんな国になってしまったのだろうかと言う反省はあります。
あの世界が燃えた60年代、その嵐が消えて残ったものとは・・
でも加賀まりこがクールでとても面白かった。冷静だったのですね。イケイケの雰囲気が嫌でパリに逃げたとか・・
沸騰した東京から逃れた。皆が上を向いている時代は気持ち悪かったと。そのころの主演映画「乾いた花」を紹介していた。
他に岡本喜八監督の「肉弾」は戦後もモヤモヤが残る軍部を描き、美化される神風、特攻精神に反発した。
とにかく一団となって日本は敗戦から出発して、オリンピックを成し遂げた。開高健のオリンピックや東京批 判も鋭かった。
豊かさを目指し失ったもの、高度成長のひずみが出てくる。任侠映画は理不尽を描き、明塚不二夫は高度社会からこぼれ落ちたもの
を、今村昌平も「日本昆虫記」で取りこぼされた日本の歴史を描いたとのこと。
ビートルズの来日からベトナム反戦の時代に。世界で起きた反戦、革命の嵐。文化大革命やアメリカのスチューデントパワー
パリの5月革命、全共闘時代、べ平連などの市民運動、サイケデリック、新宿の文化。大島渚は横尾忠則を起用して「新宿泥棒日記」
を製作。そこで由井正雪と当時の新宿に江戸を重ねたという。大島は一つの時代の精神を描いたが、どこへ行くかは描けなかった
と言うコメント。
60sは日本を問うチャンスだった。三島の勘違い等日本全体が間違えて行く。安田講堂・・
東大入試がなくなった年に庄司薫は「赤ずきんちゃん気をつけて」を書いて、自分の力で知性を育てていくことを伝えた。
知性と言うものはただ自分だけでなく、他の人たちも自由にのびやかにするもの。本当の知性とは何と闘い、何を目指すべき
だったか世界思想として日本は何を言っていくのかを考えること。60年代ではできていなかった課題。
最後に見た第4回はいかにして現代にたどり着いたか・・消費社会の始まりでした。政治から離れた季節。
日本人のアイデンティティはどこにあるのか・・
世界サブカルチャー史 欲望の系譜
今を知る為にこそ過去へ飛べ。周縁から見えてくる時代の気分、深層…、逆説の異色戦後史。
シーズン3 (1)日本 逆説の60-90s 60年代 第1回
初回放送日: 2023年8月8日
大反響のシリーズEテレへ。第60回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞受賞シーズン3日本編90分全4回を、30分全12回で。
異色の戦後史が。60年代とは?語り玉木宏。 歴史に埋もれたリアルをさまざまな映像から再発見するシリーズ初回。高度成長の
豊かさが語られる60年代だが、歪みも。大島渚ら若手監督たちが新しい波を起こす。女優・加賀まりこも時代の空気を証言。
松岡正剛も実感を語りつつ、日本のサブカルチャーの特異性を語る。この国の「曲がり角」はどこにあったのか?「青春残酷物語」
「ニッポン無責任時代」…。サブカルチャーという逸脱の精神から見えてくる、戦後日本もう一つの軌跡
シーズン3 (2)日本 逆説の60-90s 60年代 第2回
初回放送日: 2023年8月15日
第2回60年代半ばの日本。高度成長、世紀の祭典…、豊かさの中覆い隠されていた本音は?近代化していく社会に残っていた戦争の影。
異色の教養ドキュメント。語り玉木宏。 64年東京オリンピックは日本の復興を世界に印象づける華やかな祭典だったが、突貫工事での
東京大改造は様々な影ももたらしていた。人々はテレビに娯楽を求め、「夢であいましょう」などバラエティー番組で放送作家たちが大活躍。
笑いの中に隠されていた批評性は?「乾いた花」「にっぽん昆虫記」「肉弾」、近代化による豊かさの中で見失われていたのは?
サブカルチャーという逸脱の精神から見えてくる、戦後日本もう一つの軌跡。
シーズン3 (3)日本 逆説の60-90s 60年代 第3回
初回放送日: 2023年8月22日
第3回60年代終盤。再び政治の季節へ。69年東大安田講堂攻防戦に到るまで若者たちは何に怒っていたのか?この国の曲がり角を
サブカルチャー的に見つめ直す。語り玉木宏 60年代後半は、若者たちの反乱に象徴される闘争の季節。全共闘運動に没入した彼らは
当時人気を呼んだ任侠映画に何を見たのか?アンダーグラウンド演劇のメッセージは?大島渚の予感とは?「昭和残侠伝」「博奕打ち
総長賭博」「土方巽と日本人」「新宿泥棒日記」。三島由紀夫も絶賛した安田講堂攻防戦の年の芥川賞受賞作が問いかけていたのは?
高度成長と闘争の季節という熱い60年代の実相を考える。戦後日本もう一つの軌跡。
シーズン3 (4)日本 逆説の60-90s 70年代 第1回
初回放送日: 2023年8月29日
70年代前半。日米安保、学園闘争に揺れた60年代が終わり、消費社会が訪れた、日本。時代はモーレツからビューティフルへ。
新時代の日本に待っていたのは?語り玉木宏。 大阪万博、よど号ハイジャック、三島由紀夫自決、光と影が交錯した年から始まった
70年代。「書を捨てよ町へ出よう」「あしたのジョー」日活ロマンポルノ…。闘争の時代の残滓がくすぶる中憂鬱と屈折の中で
サブカルチャーが花開こうとしていた。アンノン族が日本再発見に旅に出る。松岡正剛、林真理子らが社会の空気を証言、そこから
時代を可視化する。サブカルチャーという逸脱の精神から見えてくる、戦後日本のもう一つの軌跡。
シーズン3 (5)日本 逆説の60-90s 70年代 第2回
初回放送日: 2023年9月5日
70年代若者たちは「しらけ世代」と呼ばれるように。「いい学校いい会社」へと受験勉強に勤しむ彼らの本音は?そんな時代に
オカルトブームも。時代の空気は?語り玉木宏。 ノストラダムスの大予言、ユリゲラーの超能力、72年にはあさま山荘事件が起きく
すぶっていた学生運動の熱も急速にさめていく。田中角栄の列島改造論に一時沸いた世論もオイルショックで頓挫、時代の空気は屈折を
抱えこむ。「ゴジラ対へドラ」「仁義なき戦い」「日本沈没」…「結婚しようよ」「神田川」…、夢に向かって直線的には進まない時代、
小さな幸せを求める歌声がヒットソングとなる。70年代の憂鬱が後にもたらすのは?
Sep.9 2023 Ueno