Reflections

時のかけらたち

クマガイ モリカズ ・・・ Morikazu Kumagai ’s world

2018-02-16 23:56:59 | art
13日に丸善の熊谷守一版画展に行って、15日に近代美術館で開催中の没後40年
の展覧会に行きました。

14日は30年前に結婚した記念日。あの時と同じように晴れ渡った一日でした。
メモリアルディです。



夕食はフカヒレスープと前日高島屋で買った小洞天の焼き豚とクラゲときゅうりの酢の物。
まるで前菜だけです。
蓮根餅の茶碗蒸しを作ろうと思ったら冷蔵庫の蓮根がだめになっていました。
そういえば日本橋高島屋で京都の西京味噌や知覧の緑茶を買ってきました。知覧というだけで顔をゆがめる
老婦人がいて、そういう感覚を繋いでいきたいですね。








熊谷守一のあの絵のスタイルが始まったのは70(75?)歳を過ぎてからというのに
驚きました。あのスタイルの熊谷しか知らなかったので。

没後40年とのことで今回の展覧会は全容が見えるようになっています。





若いころのアカデミックな作品。




あの鮮烈な「陽が死んだ日」は初めて本物を見ました。
恵まれた家に生まれながら、売るための絵を描かず極貧に生き、子どもを病気で亡くし、その時に30分で描き、
思わず我に戻ってやめたというエピソードだったと思う。画家である自分に徹した悲しい出来事。

生き生きとした黒ツグミや雨に喜ぶカエル、線で描く猫。
そして凝縮された形の花や蝶々。





















5月にはモリカズの映画も封切られるとのこと。
楽しみですね。






作品の量が多かったので、常設展や工芸館はパスしようかと
思っていましたが、ふらふらっとクィーンアリスの方に歩いて行って、
お茶だけはないことを確認して、工芸館の展示が面白そうなので進んで
行きました。

工芸館では母の好きな富本憲吉の陶器を見たり、黒田辰秋の木の椅子を
久しぶりに見て落ち着いた時間を持つことができました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする