“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

平仮名表記の意味

2013-01-22 23:06:11 | 日記
こんばんは。

忙しいのは毎日ですが、
今日は久々に、下手をすると累積して引き摺りそうな疲労を感じた一日でした。
決定的に嫌なことは何も無いのですが、対処した一つひとつの重さが結構重く、今後の仕事の捗りや、同僚とのチームワークに影響しそうなことが多かったからかもしれません。
そんなわけで、敢えて一本早い19時台の新幹線で帰りました。
仕事は全然終わっていなかったのですが、30分でも喫茶店で漢字を復習う時間をとってから、また明日の授業のための答案添削に戻るという過ごし方でもしないと、何となく眠る前に後悔するという気がしたのです。
こういう日に自宅で勉強しようとしても、すぐに睡魔が襲ってしまうのです。

勉強は大して捗りませんでしたが、疲れは多少解消して、先程喫茶店を出て自宅へのバスの中にいます。
既に断続的にかなりの睡魔が襲ってきています。

ここ数日、些細なことでも何かここに書かないと、気持ちがふっつりと切れて仕事に流され切ってしまいそうな思いがします。
何か漢字についての関わりやその確認作業を継続していないと、と半ば憑かれたように執着しているのです。
かといって仕事を疎かにして好き勝手にはやはりできませんし、辛いところです。

ところで、
しろねこの母が私に小さめの国語辞典を与えてくれたのは、しろねこが小学生4年生あたりでした。
それまで、しろねこが言葉の意味を尋ねると、その場で母の言葉で説明してくれていたのが、
辞書を貰ってから暫くすると、自分で引けと言われるようになりました。
で、辞書に見出し語があり、まず平仮名で意味が書いてあるのが多いのを、
しろねこは長い間、子どもや字があまり読めない人でも、よく読めるためだと勝手に思っていました。

でも、実際はそういうことよりも、
その語、特に漢語の意味を訓で表現して説明するには、特定の常用漢字で意味を示すのではなく、純粋な訓として平仮名だけで示したほうが、その字の意味のイメージを特定の漢字の属性に縛られずに説明することができ、
漢字の勉強をするようになって漸く、そのことが感覚的に理解できてきたんだな、と最近改めて気が付きました。
非常用漢字に、常用漢字と同様の意味を持つものがいくつもあると把握して初めて理解できたことです。
高校生以前の頃は分からなくて、国語の勉強などでも、敢えて漢字で書き直して辞書を写したりしていたこともありましたが、それは語の意味としての訓を台無しにしてしまっていたわけです。

家についたので、眠るまで仕事します。

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