ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

斎藤誠さん応援サイト「ギターマンにはかなわない。」の姉妹ブログ。
ライブ、ラジオのことが中心です!!

THE BALDING COMPANY・・・つれづれ。

2003年03月01日 | よもやま話。
THE BALDING COMPANY・・・つれづれ。
 
(とりわけ、何かのレポートというわけではないんですが、、、やっぱりこれについて触れずに通るわけにはいかないので、、、思いつくままにつらつらと書いてみました。だから、たぶん面白くないです、ヒトリゴトに近いと思いまする^^(いきなり言い訳))
 
桑田佳祐ソロツアーのメンバーの皆さん。(敬称略。)
(THE BALDING COMPANY)

斎藤誠(ギター)
角田俊介(ベース)
小田原豊(ドラムス)
片山敦夫(キーボード)
深町栄(キーボード)
三沢またろう(パーカッション)
山本拓夫(リーズ)
平松八千代(コーラス&ギター)
角谷仁宣(シンセサイザー プログラマー)

 
2002年明けて、桑田さんのソロアルバムの制作が始まりました。
じき、そのレコーディング日誌がサザンオールスターズのHP上でも公開になり、参加しているのが誠さんを始めとしておなじみの方ばかり。
ソロアルバムを作りたい!!という意向は聞いていたものの、果たしてどうなるのか?という感じでした。
が、意外や意外。近年、緻密に積み上げていく作業が多く、そんなに急激に仕上がるのか??
という予想に反して(笑、、、ゴメンナサイ。)順調な仕上がりスピード。あっという間に、音の部分は終わってしまったみたいです。
去年、誠さんがSHIBUYA-AXにて、Careless Memories TOURの公演を行い、アンコールの時に桑田夫妻がご登場されましたが、、、その頃が、まさに佳境か、それとももう次段階に入っていたのかもしれません。

やがて、アルバムに先駆けて、シングル「東京」が発売になる運びに。
このシングルを手にしてみて、まず真っ先にクレジットを確認してしまう私^^;;なのですが、、、
編曲のクレジットで桑田佳祐&THE BALDING COMPANYと書かれているのを発見!!
このバンド名、とっさにピン!ときて、やや苦笑い・・・。
おいおいっ!!「まんまじゃん^^;;;」と一瞬ツッコミたくなったことを告白しておきましょう。
・・・まあ、誰がバンマスなのか、とってもわかりやすいのは確かなんですけども・・・(笑)。

リリース前のTV出演には必ず、サポートとして斎藤誠角田俊介片山敦夫小田原豊(敬称略)が一緒に出るようになっていたようです。
そうそう、例の大作PV「東京」のライブシーンにも出てらっしゃいましたけ。
というか、もうこのメンバーだけでワクワクものなんですが。

やがて、夏のイベント「ROCK IN JAPAN FESTIVAL @ひたちなか」、それからなんと「覆面歌手ミスターX」^^として告知されていた日比谷野音でのスペースシャワーTVでのイベント出演、、、などを通してバンド「THE BALDING COMPANY」がその姿を見せることに。

イベントの間は、レコーディングメンバーの他にキーボードの深町栄さん、コーラスの平松"ヤッチー"八千代さん、パーカッションの成田師匠、山本拓夫さんが参加。
・・・このあたりは、誠さんのライブに行かれている方なら同じみの方も多いかな。
そうそう、インターネットでリハーサルの模様も配信されたこともありましたけね。


小出しに、収録曲をライブとか桑田さんご自身の番組、などなどで聴いていましたが、、、
程なくして、いよいよ全貌を現したアルバム「ROCK AND ROLL HERO」が発売。
(黒ジャケ、白ジャケどちらにする?なんてことやってましたね。ちなみに私は白ジャケです。・・・なんか、新種の鮭の話みたいな気もしてきた^^;)
誠さんを始めとする、メンバー渾身のアルバムとなりました。充実感も一緒に詰まったアルバムと言うべきか。
音も詞もすごい情報量だあ、、と感じたのが第一印象。ということで、暫く耳からだけ、、、ひたすら聴いていたもんです。

リリースから、殆ど時間を置かずして、秋~冬の五大ドームツアーのリハーサルが始まりました。
9月の最終週には、誠さんのレギュラー番組「カフェララル」に桑田さんが「満を持して」のゲスト出演。
最初から最後まで、すごくパワフルな、時として嵐のような^^;二時間生放送^^となりました!!!
お話を聞いていてちょっと感動しました、、、、お互いに対するリスペクトが電波越しでも、ビシバシ伝わってくるほどでした。

これを最後に、年内は誠さんは桑田さんの「THE BALDING COMPANYのギタリスト」として、「バンマス」として専念されることを最優先に。
(ああ、そうそうそれで新しいギターがお目見えになったんですよね。誠さんがとっても気に入られた例の「ウタちゃん」ギター。ウタちゃんは、アザラシくんです^^;;ボディの色がそっくりということでして、、、)
・・・従って、残念ながら生放送は3ヶ月間お休みとなりました。
(ただし、録音での出演アリです!!、、、、と聞いてはいましたが、毎週のように必ずメールで、メッセージを届けて下さっていました(涙)。)

後に「月刊カドカワ」で、そのリハーサルの日誌は少し掲載されましたが、、、
新しいアイデアで、CDに収録されたものがどんどんどんどんカタチを変えていくものもあったようです。
で、きっとまたそういうことが楽しい方々なんだろうなあ、、と思ったものです。
おっと、ツアーではパーカッションは三沢またろうさんになりました。

ツアー開始前に、誠さんは所属事務所の「aloha festival*02」に、アロハオールスターズのバンマスとして出演があったり、カバーコンピレーションアルバム「あろは」の発売があったり(ビリーバンバンの「さよならをするために」をセレクト。これが超オススメです。)
また、その直後からは、ツアーリハの総仕上げ・確認という意味合いもあったと思いますが、Zepp SENDAIでのサザンオールスターズのファンクラブ向けのライブであるとか。
ホントに大忙し~~!!!!という状態。

ご存知の方も多いと思いますが、誠さん自身の日記の中で、その時々のことを差し支えない範囲で綴って下さっています。
特にライブが近づくと(ご自分のライブもそう。)更新の頻度がドンドンドンドン短くなってくるのです。
大変!でも読んでいる方としてはとってもありがたいのです。
その一端を読んでは、こんなかな?あんなかな?と想像するところから、ライブは始まっているんですよね。
もし、まだ読んでいない方は是非探してみて下さい。
少し前に溯らないといけませんが、、、今また読み返すと、また違うものが見えてくるかも、、ですよ。
「誠さん目線でのライブ」というものも、少しだけ体感できるかもしれません。

名古屋ドームから始まり、福岡、東京、大阪、札幌と旅(ツアー)が続きます。
その名も「けいすけさん、いろいろと大変ねえ。」・・・あの方らしいです。
知らない人が聞いたら、きっとロックのライブだとはわかるまい(笑)。
誠さんに関して言えば、福岡と東京の間の12/1には、桑田さん、深町さんとご一緒に日本武道館でAAAのステージにも立ち、ビートルズのナンバーを演奏していらっしゃいます。すごい、、、

私、実は私は東京ドーム2DAYS行くことが決定していました。
が、例の「カフェララル」での、あのお2人のお話に強く促されたかのように、、、
「大阪ドームにも行く!!」と、すぐに決断してしまいました。
ほんとは、いわゆる「遠征」するつもりはなかったんです。席も遥かに遠いし、、
ところが、「(誠くんを)音楽的に一番信頼している!」と、スパッとおっしゃった、、、それが私の中の決め手でした。
こりゃ行くしかないでしょう、行くべき(笑)みたいな。キッカケなんて、わりとそんなものです。

(余談
しかも。何という巡り合わせ!!大阪ドーム2DAYSの翌日、神戸のチキンジョージで「ネブラスカ」開催が決定しました、、、
即決で、滞在予定延長^^;;)

ステージの内容は、いろいろ、ああしたい、こうしたい・・・という話も聴いてましたが。
まず1つ、開演前のBGMあれは誠さんが桑田さんの依頼で、編集したものでした。
それを聴いてからのライブだったので、次は何が出てくるのかな~というのも楽しみでした。
(それが結構評判になり、曲目リストも誠さんのHPにて公開されています。誠さん編集の「MD&リスト」が年末「緊急!!」ライブの「プレゼントの目玉」になっていました。ちなみに、じゃんけん勝者だけがこれを手に出来るのです^^)

ステージ上は、シンプルなセット。
ただでさえ結構な人数が、ステージ上には居るわけでして、、、
打楽器2、キーボード2、ギターにベースにコーラスに、リーズ(ブラス部隊というのでなく、山本拓夫さん一人が今回は参加。)更にはシンセのプログラマーに(どちらかというと、裏方のスタッフに近いのだそうです。)、、
という陣容。
わお、充実したバンドだなー、豪華だなーってのが、この顔ぶれを観て思ったことです。
だって、フロントにて唄える方は、あの中に何人もいらっしゃるし、つうかリリースしてるし、、。
唄だけでなくて、ギターも実は弾けます、、、楽器大抵のもの、、こなせます、、ってのはアタリマエ~な具合ですもの。
(誠さんのフルメンバーライブを、既に何度か見てきていらっしゃる方には、言わずもがな、、かな?)

桑田さんには、大変申し訳ないな~と思いつつ、ライブ中の私ときたら、一向に視点が定まらず、、、
THE BALDING COMPANYの皆様を、あっち見たり、こっち見たり。
うっかりこっち見てると、またあっちの違うものを見逃しかねない、、、
忙しかったです~。舞台もおっきいから。でも嬉しい忙しさ。
皆さん、スクリーンに大写しになるととても楽しそうに演奏してらっしゃるし。
時として、お茶目なパフォーマンスしてくれたり、、
大騒ぎしてました(大笑)。はは、、今だから言いますけどね^^;;

なので、え゛ーーっっっ大丈夫でしたか!?の誠さんの大阪ドーム2日目ハプニングも目撃してしまったのです。
(ウイングにて「すってんころり(誠さん談)と転んじゃった」アレノコトデス。)
ドームでは大きいため、スクリーンがいくつもあり、微妙に角度も変えてあったこともあり、遠い遠い席のときは、そちらを注目していました。
オマエ間違っとるーー、とたとえ言われても「アーユーレディT」をこのライブ中のユニフォームとしていた私です。
そしてまた実際にあのドームに響き渡る「アーユーレディ!!」。実に感無量だな。

'80年代'90年代に作られた楽曲も、あのメンバーで再現。
楽しいんだよなあ、、、たとえば「悲しい気持ち/JUST A MAN IN LOVE」なんかでも、あのベースから始まるところがとっても楽しくて。
ステージのみんなのパフォーマンスも飛びきりワクワクするものでした。

'00年代に作られたアルバムからの曲も、時としてリハレポで見たみたいに、ものすごく変貌を遂げていました。
変幻自在だなあ、、、て感じかな。「BLUE MONDAY」はそれ用に作られたのかも?
みんなのアイデアてんこもり、、てとこでしょうか。

あれだけの演奏、充実というか嬉しすぎといいますか、、
贅沢といいますか、、、ありがたかったです(^^)
で、シャレといいますか演芸にも造詣深い方も多いですから、その場所なりのご当地ネタを織り込みつつ、楽しいメンバー紹介になりました。

なんと、すごいことにこのメンバー紹介の前に「ポール・マッカートニーを見た」というところから端を発して、なんとビートルズナンバーをやって下さったりして。
圧巻だったのは、ちょうどその折り返しを大阪で見たことかな。
初日は、確かに東京ドームでも見たように「All my loving」だったそうな。
ところが、私が見た二日目。なんと「Back in the USSR」ではないですかあ。
後で聞いて、ますます喜んだのでした。
でも、あのメンバーを見て納得。。。それが十分に可能な方々でいらっしゃいました。かっこよかったんだよなあ、、

少しアコースティックのコーナーがあって、、
その後~本編最後までが圧巻かな。
一遍に持ってった感じ。ギターがうなるうなる。
ヤッチー~桑田さん~誠さんのソロが連なる「真夜中のダンディー」なんてかっこよすぎです。

派手な演出っていうのは、本編の最後の方に多少あったくらい。
さすがに、近くで見てたら火薬のニオイみたいなのと、火吹くたびにちょっと熱気を感じたかなあ。
爆音は、すごかったねえ、、
でも、ライブって音が充実してたら、あまり他のものが欲しいとは思わないから不思議かも。
これ、誠さん自身のライブでも思う。
その最たるものが「ネブラスカ」だろうけど。
必要最低限、でもバンドとは違う形でだけどそれにひけを取るようなものは、全くない、、と。

バンドのみんなの演奏と、桑田さんの時として鬼気迫るようなボーカルでアタマがぐわんぐわんしました。
ぐわんぐわんしたまま、本編が終わっちゃう感じでした。
でも、アンコールでは一転、ポップな感じが中心かなあ。
あれで「冷ます」くらいでちょうどいい感じなのかも。

札幌ツアーが打ち上がった後は、ホントにホントに小休止が少しだけ。
だって、この直後のクリスマスには誠さん例のクロコダイルで「大作戦!!」を、なんとフルメンバーでやってますし。。。
それが終えて、2日後にはドームツアーの「追加公演」兼「年越し公演」が始まっているという凄さ、、、
私は、幸いにして28日&31日カウントダウン公演を見ておりましたが、、、
メニューは変わっていませんでしたが、、、、

けいすけさん、年末もいろいろと大変ねえ。

「ほんとは、31日がよかったでしょ?ごめんね。」

という、桑田さん流の計らいか、、31日以外は「プレゼントコーナー」も行われたのです。
前代未聞かも^^;あの規模のライブでは、、

「こんなのライブじゃありません!!」(by 桑田佳祐)

確かに、抽選時はちょっと変わった雰囲気だったかもね、会場が。
ちなみに、私の行った日は、ラーメン博物館の半年パスと、メンバーサイン入りギターと、自転車だった気がする。
ギターはかなり羨ましいっすぅって感じでした。

31日は、よくよく考えたら(考えてみなくても)、THE BALDING COMPANYのラストライブなのでした。
みんな、さみしい思いをするのかなあと、、少し心配な気持ちもあったのですが、、、、
誠さん、最後の最後では客席にご挨拶の時、ホントに嬉しそうに跳ねていらっしゃいまして、、、
桑田さんからも、「彼はソロアーティストなんで、そちらの活動もよろしく」ということや、
紹介の時に、

「斎藤誠とTHE BALDING COMPANY!!!」

とコールされていらっいましたっけ。

誠さんの場合、メンバー紹介の写真が唯一「人間ではなかった」^^;と記憶していますが(たこ。)。
これも桑田さん流の「愛」だと思っているし、誠さんもそれ見て「帽子を取って」いちお・・・怒ってみせる^^、、というか、「取るタイミングを貰っておいしいぞ」(笑)、、、みたいな、そのあたりの相談(・・・していなかったとしても、誠さんはそのあたりの「ウケ」には、抜かりがないような気もする^^;)が目に見えるようで、、あれはよしよしっ♪
なのですよねえ。

サポートの時は、自分のライブより一層緊張されて、、普段自分が「あえてやらない」こともトライしたりする。
それで、発見をされることも多いのでしょうね。
時々、それを行ったり来たりするから、「生かせる」果実もたくさんあるんだろな。

で、このツアーの舞台裏は、きっとDVD(ビデオ)に収録になることでしょう。
また、きちっと見直さないと♪

とはいえ、映像やCDというカタチでライブ・音楽は残せても、やっぱりカタチのないもの、、記憶、、、と、その時の自分の気持ちとか。
それって自分だけのものかなあって。だから見に行ったヒトの分だけそれがある。だからこそとっても素敵だと思ってるのです。
で、皆さん「妥協を許さない」で音楽を創っていらっしゃるから、伝わるものって絶対にあると思うし、、
厳しさもあるけど、それ以上の愛もある。
・・・またそういうものを発見してしまうと、すごく嬉しいんですよね。。だからやっぱり、次を期待してしまうのです。

この続きは、、誠さんのライブでって感じかな^^

追伸
そうそう、先輩サザンの皆様!!今年は25周年おめでとうございます。

最新の画像もっと見る