ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

斎藤誠さん応援サイト「ギターマンにはかなわない。」の姉妹ブログ。
ライブ、ラジオのことが中心です!!

桑田佳祐「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」観戦メモ。

2008年12月02日 | 2008年ライブ・イベント
桑田佳祐「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」

2008年12月2日(火)

於:パシフィコ横浜

~出演~(敬省略)

桑田佳祐 (Vocal & Guitar)
斎藤 誠 (Guitar)
小倉博和 (Guitar)
片山敦夫 (Keyboard)
深町 栄 (Keyboard)
井上富雄 (Bass)
小田原豊 (Drums)
高橋結子 (Percussion)
包国 充 (Sax & Flute)
Andy Wulf (Sax & Flute)
今尾敏道 (Sax & Flute)
つづらのあつし (Sax & Flute)
佐々木史郎 (Trumpet)
鈴木正則 (Trumpet)
荒木敏男 (Trumpet)
中川英二郎 (Trombone)
佐野 聡 (Trombone)
松本 治 (Trombone)
金原千恵子 (Violin)
堀沢真己 (Cello)
清水美恵 (Chorus)
安奈陽子 (Chorus)
角谷仁宣 (Synth & Programming)

[前書き]

今年もまたAAAのお知らせの出るシーズンになり。
今年はどうなるのかなあと思っていたのですが、実施の由。
ところが、チケット発売日に当たる日、、、体調不良気味につきピンチ^^;
それでも発売の少し前に目が覚め、、、本日これからだよ!!というお友達の促しでとりあえずもっさり起き出して、、PCを立ち上げてみることに。

若干手こずりましたが、早朝からの行列なんてありえない^^;という状態を考慮すれば、、、ということで。
真っ先になくなると思われた最終日、まだ取れる状態なので必死にリロードリロードを繰り返し。
諦めかけた頃に画面が進み、、、なんとか押さえられたんじゃん!?え、ほんとにほん
とに?間違いないよね?ほんとにそんな状態だったのです。我ながらエライと思いましたよ、ほんと。
だから、この際天井近くだって文句はなかったんです。はい。

仕事を無理矢理押し込んで(なぜかシウマイ弁当を片手に)イザ横浜へGO!

無事に6時少し過ぎあたりに「みなとみらい」駅に到着!!
いつも大きなツリーが立つ、クイーンズスクエアのところは人がいっぱい。
さくっと、写真を撮ってさっさか会場に入ってしまいます。

今回は、下の1階からの入場になるようで、、、
階段を降りたところで入場、、、全然並びませんでしたね。
でも、中に入ると既にグッズを求める人たちの列列列列。
(同行したお友達は、Tシャツが既に完売してたって言ってました)
そちらを横目に、3階(実際はその倍ぐらいの高さがある)へ上がらねばならぬので、
さっさかエスカレータで上がり、横浜の夜景を見ながら・・・でなく、背中にしょって・・・要するに背を向けたまま、、、
シウマイ弁当で燃料補給。横浜といったら、とりあえずはこれでしょ。
チャーハン弁当と迷ったんだけどさ(笑・どうでもよくてすみません)。



[本文]

およそいつもに比べると緊張感はかなり低く、、(大きい会場の方がある意味、気が楽です・・・てのは、おかしいでしょうか。)
開演10分位前に、やっとこさ座席へ。
2年前の天井ギリギリのところよりはまだ前ですが、
相変わらず、パシフィコの3階席の傾斜は恐いのう^^;
それでも、前の方が立たなければ、ひと通りは見渡せる席かなーと思いました。

実際、始まってみたらホントにそんな感じで。
でも、時々センターの桑田さんが見えなくなっちゃったりするので^^;
ここぞ!と言う時は、立ち上がりましたけど。

今回は、バンドがホントに大所帯。
普通のバンドメンバー+弦+ホーンズ+コーラス。
まあ、フルバンドってこんな感じよね、、、なくらいの人人人。
そして、ダンサーズもいる。

なので今回少し笑っちゃったのが、メンバー紹介^^
初めてだってば、ブロック制になってるのは^^;
いつものバンド部隊、コーラスチーム、弦チーム、ホーンセクション。一体何人いたんでしょうね。
予め入場のときにいただいていた、パンフで改めてバンドメンバーの確認はしたんですが、

うはうはー♪

な楽しさです。

あっちで見たあのヒトと、こっちで見ていたあのヒトと、、
それからあんなヒトも、こんなヒトも^^
みぃーんな一緒のステージに立ってるぅぅ^^

ほんとにほんとに、それだけで満足しちゃうくらい。

(各チームには、名前がついていたんですが・・・長い。覚えらんないですから^^;;;;)

誠さんは、このとこのAAAとは反対サイドに立っていらしたみたい。
向かって左側ですね。(右側で見ることが多いので)
ええと、ちなみにこちらはその背後には片山さんや深町さんが控えてらっしゃるのです。
なんかの曲で、片山さんのソロ際立つときに、、誠さんが寄ってって「こっちー!」と煽ってらしたのが見えたよな気がします^^
で、私もそちら寄り・・・というか、まさしく誠さんの延長線上なのでした。
ありがとう、○ープラスさん^^

※個人的に覚え書きにしときたいこと^^※
1日目と3日目が、緑のシャツのニクいヤツだったそうで、
2日目が赤いシャツのニクいヤツだったと・・・情報を総合するとそうなりましたです。ハイ^^
それに、黒いスーツに黒いサングラス、黒い帽子。(アンコールでは帽子変えてた気がするけど?)
・・・1曲だけは「脱帽」されていた気がするな。
なので、最初はちょっと強面チックなのですが、サングラスを外してしまうと、、やっぱり、、、あー誠さんだ~^^と、
そのちょっと優しい雰囲気についつい、ニッコリしてしまうのであります。

ギターを何回変えるのかな、、「日本野鳥の会」の如く、双眼鏡で時折見てました。
判別ついたものとつかないものとありますが、、、(アコギは完全に途中でわかんなくなった^^;気になったのがいくつかありました。)
赤い・・・けどシンラインじゃないな、あれ。
なんだろう、、、と、何度となく眺めていたもの。わりと前半に多めに使ってたかなあ。
それと、スタインバーガー、、(誠さんファンならば持ってるであろう「笑顔に御注意。」の中で誠さんが持ってるギターです)
あと、私の中では「有山さんが気に入って買っちゃったギター」^^に気づきました。
チューニングが難しい^^;;と言われていた、ヘッドがエレキ?!というフォルムのでございました。



終わってみたら、とっくに3時間は超え^^;・・・何曲やったんでしょう。
後で公式サイトのセットリスト見たら、60曲は超えてたって。
60曲ですよ!!ありえなーい!!それも、3日間ぶっ通しでだよ。
普通なら、3日分の楽曲数ですってば。
いくら、子供の頃から馴染んでらしたナンバーといったって、、、アンタ。

各コーナーごとに対決^^にして、楽曲を少しずつまとめていたようです。
その進行、切替には、宮田・・・でるさん(爆)と、紅白のマネキンさんが登場でした。
セットリストを見ながら、少しずつ思い出したこととかを補足しようかなと思います。
平成に入っているけれど、昭和を名乗り、、
時にどんどん時空も捻れていく・・・そんなイメージのようでした。

◎最初のブロックは、完全にカラオケを使用されてたのかしら。
一応バンドのメンバー・・・モドキは、マネキンを立てていて、楽器を持たせてあったりなんかもして^^

で「上を向いて歩こう」だったかな。
そこで、追々バンドのメンバーさんが登場してきて・・・と言う感じだったかと。
そこのシーンがまた素敵だったなあ^^
いつぞやの誠さんのライブ・・・でもあったけど、楽器を持たないメンバーさんの和気藹々とした雰囲気は、実はとっても愛おしくて楽しい時間だったから^^

◎GSがベースになったコーナーから、バンドの演奏が始まりました。
しかも、ジュリーからだもんね。
リアルタイムで知らなくても、知っている^^
うーん、いいねえ、このあたりの曲たちはって思ったのでした。
もちろん演奏自体もそうですが、唄のキャラクターがピシッと分かりやすくて。
それがまた改めて聴くとカッコいいのだな。
洋楽を少しだけ齧って、たまに戻ってきてみるとそのカッコよさに改めて驚きます。「やるじゃん」(←おまえが言うなよ。)

◎ニューミュージック、フォーク系、、、
リアルタイムで聴いたもの、スタンダードになってから聴いたもの。
両方が混在していたのですが、オリジナルで聴いていたときと、
また違った風景が見えてきたり、ふっと分かるものがあって、
時にちょっと涙腺を刺激されました。(五番街のマリーと、ジョニーへの伝言が合わせ技だと、もっと嬉しかったかも。)
演奏された曲は、どれも好きかもしれないな。
よくユーミンと中島みゆき、、とか比較される話も聴くけれど、
どっちがどう、、でなく、その時の自分にどう共鳴するかって、、
それだけのことなんじゃないかなあと、、最近は思うし、このときも思いました。
いずれも、演奏されたナンバーは名曲中の名曲だったし、ほんとに秀逸^^

「さよならをするために」で、アッ!と思ったヒトは私だけでもないかな。
そう、誠さんも2002年に企画コンピでカバーをしてるんです。
AORな感じで、2回くらいだったかなあ、、、ライブで聴いていたし、一度はレコーディングのオリジナルメンバーでの唯一のセッション^^
(40代のミュージシャンが集ってのそれだったかと^^)

「シルエット・ロマンス」に「ルビーの指環」あたりは、リアルタイムで聴いているクチですが、
改めて名曲だあ!と確認。
「ルビーの指環」に関して言うと、詞も「過去・現在・未来」が全て織り込まれているという話を何かで聞いて、更に唸った記憶があります^^

◎フルバンド編成になったときから・・・つまりここからホーンセクションが加わってどどん!と厚みを増すわけです。
そして、「ザ・歌謡曲」の頂点を言ってるかのようなコーナーですね。
GSで、スパイダースを2曲カバーしたけれど、ここではマチャアキさんとしての「さらば恋人」も登場してニンマリです。
(桑田さん版の「さらば恋人」が、「祭りのあと」だと聞いたようなことがあって。
どちらも何とも切なくなる唄なのだけど、大好きな唄ですね)
少し前に「スターにしきの」として再ブレイクした、にしきのあきらとか、
クールファイブに到っては、、そりゃ当然でしょうみたいな^^
映像も「ひとりクールファイブ」(笑)、もうどこまでお好きなんですか!というイキオイですね。
前川清が、横浜に降臨してきてました^^確か、洋楽を知る前のアイドルの1人だったんですよね^^

◎あと、このあたりはお得意でしょう。
ナベプロの偉大なる先輩ミュージシャンたちのナンバーメドレーーー!!
クレージーキャッツに、ザ・ピーナッツ!
これはもう、俄然盛り上がるだろう^^
奇しくも、去年桑田さんはCM(WONDA)で植木さんと「共演」も果たしましたしね。
先にお客さんに機先を制されたけど「お呼びでない」^^
ここのどひゃーで、、誠さんとととととっとて、ギター持ったままコケてましたから^^
でも・・やりたかったろうなあ、、「お呼びでない」の方を^^
それと、ザ・ピーナッツもね。
1曲、コーラスチームの美恵師匠と安奈さんが唄われました。
「可愛い花」(「情熱の花」?)だったかな。
それと、やっぱり畳み掛けてくるときは、連なってやってくるらしい^^この2曲。
「恋のフーガ」と「恋のバカンス」。
前者では、途中誠さんもリードを唄うことがあって、キャイキャイしてみました^^

◎比較的最近のヒット曲で、へえ、、これをやるんだ!というナンバーもいくつか。
ドリカムもスピッツもあったので、びっくりでありました^^

◎演歌コーナー、、、
では、やっぱりやるかなあと思ったナンバーが出てきました。
「襟裳岬」はすごく納得です。曲書いているのは、吉田拓郎さんなんですよねー。
あとかねてからお好きだと公言されていた気がするけれど、八代亜紀の「舟唄」。
なんかね、、このあたりになると、もう、、、年の瀬どころか、
今年もあと何時間・・・紅白歌合戦もいよいよも佳境な大晦日の夜10時過ぎ・・・そんな雰囲気をリアルにひしひしと感じてしまいました^^;
今年は・・・これでいいかな、ホンモノの紅白は見なくても、、、と、かなり本気で思った私です、、、あはは^^;

◎どこかで・・・サザンのメンバーがくる!という確信は間違いなくあったのですが、、、、意外?な曲で、登場されましたよ。
ヒロシさんと、原坊で「3年目の浮気」。
デュエットなのですが、バックに出ている映像に映っているマスターが(笑)。
でもって、最後にはちょっとした「寸劇付き」^^

◎ライブの中でハイライトかも!と、個人的に思ったのが「いい日旅立ち」。
元々、好きな曲なんだけど。
J-POPというよりは、歌謡曲、という色合いの濃い本日のセット。
でも、普段は・・・特に前の方にいるバンドの方たち(バンド名、長くて覚えられません^^;;斎藤誠と・・・なんだっけ^^;)
は、ロックの方でもあるわけで、、、
この曲に関して言えば、小田原さんのドラムにすごくロックを感じられたんだよね。
聴いててその新鮮さにハッ!としました。

◎最終コーナーを回ったところで、新旧のアイドルのナンバーが怒涛のように、、、
今まで定位置にいた人たちも、このあたりから結構ポジションを動いて演奏してたのかな。

山本リンダ・・・みんな知ってるんだねえ、、と妙なことに感心^^
て、確か米米クラブもカバーしてたから、そんなに古くもないのかな。
普段はあまりないかと思われますが、誠さんのソロのところでダンサーが絡むという、他では滅多にお眼にかかれないものも見られてしまいましたー^^

あと、ヒデキー!に、ヒロミゴー!でしょ。

未だにインパクトあるよねー!!
サザンの「デビュー曲」に非常に縁のある(笑)曲が2曲並んでましたっけね。
ピンクレディーの「渚のシンドバッド」に、ジュリーの「勝手にしやがれ」。
帽子飛ばすのかしら。。わくわく^^とか期待してみたり、、
もうウン10年思い出さなかったフリも、あっちう間に思い出しちゃったり(笑・ピンクレディの方ではありません。あれはクラスメートがやってたけど、ワタシは覚え
なかった^^;;でも、なぜかアナログのシングル盤は見た気がする。ウォンテッドとか^^;;)。
だってだって・・・すごく大好きだったんだもん、この頃のジュリーは^^
(多少オトナのヒトが好きだったみたいです。計算してみた。当時30歳くらいですよね、かっこいいわけだわ。)

◎もう、本当にあと何分かで年が明けますよーーーん。
そんなときに、しっとりと始まったアンコール。
アコースティックなテイストだったかと。
といっても、実はただのアンコールではありませんでした。
いろんな要素を含んでいて、どれも新旧の個性的な曲が並んでいたように思うんだけど、、、
まあどれも印象に残るすごいアンコールですが。

、、、ビジュアル的には・・・

「ぉぃぉぃぉぃぉぃ、おいっ!」

と、思ってしまったのは、
やはりジュディ・オングでしょうか。
いや、、小林幸子も、入ってます。あの衣装、、、、
・・・だからやっぱり、もうほんとに今年は紅白見なくていいかもしんない(笑)。
それと、クレージーケンバンドのカバーもかっこよかったあ。
そして、オオトリは和田アキ男(ぇ)。
・・・あ゛ーあ。怒られるぞう、、、^^;
と思いながらも、なんかすごく幸せな気持ちになりました。

終わってみたら、10時をとっくに回ってました。
「あーあ、楽しい時間が終わっちゃったねえ」という寂しさがあるライブもあるのですが、
これに関して言えば、不思議となかったんですよ。
いつもの何倍分かを堪能したせいもあるのでしょうが、
それだけでなくて、桑田さんの音楽の引き出しと、
それよりは遥かにちっちゃなちっちゃな私の引き出しと、、
それを付け合わせして、ひっくり返して見てたような感じかなー。

「あー、それ、私も持ってたーー^^、忘れてた!」

そんなこともしばしばでした。
ありがたい、楽しい時間でした。
また、あれを聴き直してみようかな・・・とかあるしね^^

但し、途中で非常にシビアな映像やお話があったように、
これはあくまでもAct Against AIDSの啓蒙イベントなのです。

残念ながら、「先進国」日本での状況は芳しいものではないということは、報道されている通り。
これだけAAAが長く続いていながらも、未だに正しく理解されていないということでもあります。
問題がある限り「続いてしまう」ことになるのでしょう。それは少々複雑な気持ちになります。

でも「音楽」そのものや、「音楽を愛する人たちの情熱」はかけがえのないものです。
それには罪はありませんし、いろんな局面で大いに勇気や元気の源、力になるものだと思ってます。

1日も早くこのイベントがなくてもいい世の中になりますように。
と同時に、音楽の素晴らしさをいつまでも感じられる世の中でありますように、、
ひとりひとりが自分の出来ることを、続けていかなくてはね^^

なにはともあれ、皆様、師走の大仕事、おつかれさまでした^^


(2008年12月13日 記)

最新の画像もっと見る