ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

本日の総帆展帆

2017-06-11 | 帆船日本丸
■数日前までの予想は、雨とか曇りだったけど、本日の総帆展帆は、曇りがちな天候の中、無事、実施されました。
「無事」って言うのは、もし雨が降ったりして中止になったら、次回「海の日」に実施される「登檣礼(とうしょうれい)」の実施が危うくなるんじゃないか・・・・という心配をしていたからです。「曇り」でしたが、ちょっと蒸し暑かった事はあるんですが、意外と気温が高くならず、楽だったと言えば楽だった総帆展帆でした。午後の畳帆前頃には、陽もさしていたんですが、曇りの日の写真は、暗くスミっぽくなるだけなんで、本日は、写真をほとんで撮らなかった私です。

■本日の参加者総員は88名。
フォアマストは22名です。朝のミーティングでは、東南寄りの風が回り込んで、最終的には南西寄りになる事を予想していました。解帆後、ポートタックのシャープアップが発表された本日の予定でした。それが、解帆後、スクエアーのまま展帆、その後になって、また3ポイントのポートタックのオーダが出ました。一時は、シャープアップ無しで喜びましたが、予定を変えての後工程でヤードを回し。反省会で、キャプテンがポロっとおっしゃた言葉は「ヤードを回すのを忘れていた・・・・・」との旨。結果的には、風向きもそう変わらず、最後まで綺麗な帆の膨らみを見せていて、良い姿を見せていた展帆で終わりました。

■帆船日本丸の右舷側前方では、長い時間をかけてスチール写真の撮影が行われていました。
財団副会長さんが聞いてきてくれたんですが、JRのポスター撮影だそうです。絵コンテがちら~っと見えましたが、モデルさんのバックは、真っ青な青空と真っ白な帆が張られた帆船日本丸でした。右前方からの写真って、私もよく撮っているアングルです。私はもうちょっと上方からの角度が好きですがネ。あいにくの曇り空。午後の畳帆前に陽が出てきましたが、思ったような青空の写真は撮れたのでしょうか。駅張りポスターだろうと思いますが、ポスターを見て、お客さまがさらに増えるといいですネ。
■本日のフォアマスト。
展帆はそれなりで良かったのですが、畳帆作業が本日も遅れ、またもや迷惑をかけたフォアマストでした。私がまだロアーゲルンで作業していた時、他のマストのトリムヤードのオーダが聞こえてきていました。この時点のフォアは、まだロアーヤードに取り掛かっていなかったのです。フォアの場合、バウスピットに8名ほど行っていましたし、登らず甲板作業に従事する人もいました。この人数を含めた数量になるんです。つまりゲルンやトップに登る人の実質人数が少ないのです。

■畳帆作業では、ポート側に入った私です。
本日は甲板員さんと2人での作業でした。その旨を甲板員さんに伝えると「えぇ~、まじかよ!!」との返事でした。決して冗談ではありません。アッパーゲルンが終わり、ロアーゲルンに移り、メインマスト担当の甲板員さんからの声が聞こえました。スターボード側のアッパーゲルンの不都合を伝えるものでした。その不都合を直しに行ってしまった甲板員さん。その後の作業は、もちろん私一人でした。二人作業は、過去に何度もありましたが、さすがに一人作業は初めてです。まぁ、物理的時間はかかりますが、シートの仮止めが終わっているんで、誰でもできる作業なんですがネ。

■残っていたロアーヤードの畳帆には、メインマストを担当していたかもめさんが数名来ていました。
最後のトリムヤードでは、ミズンマスト担当のオフィサーが、現場に加わり、現場指示を出していたんです。ちょっと肩身が狭いです。けど、フォアに来ている66期の新かもめさんも、めちゃくちゃ多くの作業を熟(こな)しているんで、もうちょっと経てば、大いに活躍する事でしょう。このから先が、楽しみになりそうな本日の総帆展帆でした。


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