1週間ちょい前になるんですが・・・・
ピアニスト「河村尚子ピアノリサイタル」に行きました
とても印象に残る演奏だったんで、本日のアップはその話しです
横浜市北部にある客席500人の小音楽ホール・・・
東急田園都市線青葉台駅にあり、私の家からは、ちょっと遠いし時間も掛かるんですが
興味あるクラシックプログラムが多く、割とよく行くホールなんです
ここで、日本デビュー20周年記念と銘打っての全国ツアーが、ここでもあったんです
以前から、ちょっと気になるピアニストさんだったんで、早くからチケットを買っていました
「日本デビュー20周年」って何か、おかしなタイトルなんですが・・・
写真は公式ホームページより撮ったものです
Wikipediaやプログラムのプロフィール紹介を見ますと
ピアニスト河村尚子さんは、1981年兵庫県生まれ
逆算すると、今年43歳になるんでしょうか
5歳でドイツに渡り、ピアノの勉強をしていて、
現在は、ドイツの芸術大学の教授の傍(かたわ)ら
ヨーロッパ、ロシア、そして日本で演奏活動をしているって書かれています
推測するところ、日常の生活~活動圏はドイツなんでしょうかネ
プログラムは
バロック派バッハ~現代日本人作曲家~二十世紀派ロシア作曲家の近代音楽
そして前期ロマン派ショパンを2曲という構成でした
至ってヘビイ・マニアック的?な曲ばかりでした
ただ、河村尚子さんは多弁ではありませんが、
曲に対する思いや適切な解説をしてくれたのが良かったですネ
私個人の印象なんですが・・・至って技巧派な演奏でして
決して鍵盤を叩きつける事は無いんですが、大きな音が出せるんです
小さな音をきれいに出せる奏者って、大きな音が効果的に表現できるっていうか・・・
簡単に言えば、メリハリある演奏でした
それと(おそらく)譜面通りの演奏では無い・・・ような気がして・・・
間の摂り方が絶妙でして・・・余韻を感じていました
近代音楽の特徴として、不協和音や韻(いん)のふみ方が不自然な所が、多々、あるんです
言って見れば「不快感」を感じさせるんで、私はあまり好きではありません
おそらく奏者にとっても「間違えて弾いてしまった感」ってある?? かな ??
全て暗譜で奏でているんですけど・・・・プロ奏者の凄さを感じさせますネ
中央前ブロックでのやや左側、前から7列目で、ピアノ演奏を見るにはとてもいい席が取れたんです
鍵盤上を撫でるような動きがあったり、
ビブラートをかけるような動きをするんです(効果あるんでしょうか?)
足元のペダルも、ONーOFFだけではなく半ペダルも多用して・・・忙しそう・・・
河村さんのクセでしょうか?
休符の所で、腕を顔の高さくらいまで上げるんです
柔らかい動きの肘(ひじ)や手首や指が美しくて・・・妖艶とでも言うんでしょうか?
技巧的な演奏なんですが、余裕を感じさせ緊張や不安感は無しで・・・・
演奏に乗っているんですが(声は聞こえませんが)
口を動かして、あたかも歌いながら演奏していたんです
この日のアンコールは・・・・4曲もあったんです
ホールに来ていたお客さんも、大喜びでして・・・拍手が鳴り止まなかったんです
河村さんご本人も、とても嬉しそうにしていました
ファンの方たちとおしゃべりしながらサイン会をしていました。写真を撮る人もたくさんいました
河村さんにとって、このホールは思い出深いホールとも言っていました
初めて関東地方に出て来て、演奏したのが26年前のこのホールだとか・・・
計算すると17歳の時ってなるんだけど・・・それも日本デビューの6年前なんだけど・・・
よく判りませんネ・・・・・
ホール・ホワイエでは、デビュー20周年記念CDの販売~サイン会がありましたが
ファンの方たちと楽しそうにお話ししながらサインをしていました
まぁ、何となくまとまりなくなりましたが
要は「聴いて良し、見ても良し」の、とても楽しめたリサイタルでしたネ
また近くでリサタルがあるなら、行ってしまたいピアニストさんでした・・・・・