■強い風も収まり、3連休最終日は絶好の行楽日和です。
おとといの「氷川丸見学」に引き続き、今日は大桟橋に「にっぽん丸船内見学」に行きました。横浜港に停泊する有名な客船では、船内見学を募集することがたまにありますが、平日で会社が休めなかったり、抽選に当たらないなどで、今まで、船の見学をした事はありませんでした。この連休、それが2度もあるなんて、どこか異常なことです。 【写真右:赤い煙突が目印の会社の「にっぽん丸」】
■横浜のIHIで改修工事をしていました「にっぽん丸」が、生まれ変わって、一般の人にお披露目する、といったところが今回の見学会です。にっぽん丸は、全長166.6m、全幅24mの赤い煙突の客船です。船上最上階にラウンジやらを増設し、総トン数22、472トンになりました。丸窓がある部分が増設されたところのようです。そして船体部を、紺色に変更しています。この紺色が、写真では黒く映ってしまいました。詳しい色はパンフレットなどで見てください。 【船体の色は、光の当たり方に依って違って見えた。写真左の青のように見えたり、もっと紺色にも見えたりする。光が当たらないと黒にしかみえない】
【写真左上:操舵室上に新設されたラウンジ。7Fになる。後方には、茶室、スパ、ジム・スタジオ、プール、スポーツバーなどある。写真右上:従来からある劇場「ドルフィンホール」。ホールの2階席(5F)から、ホール1階席(4F)を見ている。】
■横浜では、小学生5・6年生対象に、夏休み、ボランティアのお兄さん・お姉さんに連れられ、子供達だけで貸切クルーザを使って、北海道・函館に国内クルーズする行事があります。
娘は「にっぽん丸」で、息子は姉妹船の「ふじ丸」で、行っています。その親の私は、海王丸やあこがれには、乗ったことがありますが、クルーザでの船旅経験がないのです。そんなこともあり、どんな船か知りたくて、見学を申し込んだのでした。
【写真上:操舵室からの風景。前に見える船は、レストラン船「ロイヤルウィング」。横浜港内では大きい方の船だけど、「にっぽん丸」と並ぶとミニチア・カーのように見える。「飛鳥Ⅱ」は、更に大きい。】
■家を出るのが、少し遅れ9時20分頃になりました。
バスを待つ間、上空を盛んにヘリコプターが飛んでいました。もしや・・・・・。 「にっぽん丸」が数日前には、東京港・晴海埠頭にいたことは、港近くに住む人のブログで知っていました。今朝の帰港は、昨夕、横浜を出航した1泊2日国内クルーズで、初乗客を乗せて、「飛鳥Ⅱ」とほぼ同時刻、横浜港入港だったのです。知っていれば早く家を出て、にぎやかな接岸など楽しんだのでしたが・・・・・・、同時刻入港って、凄くめずらしいのです。残念でした。 どちらの船の接岸を見たらいいか、きっと悩んだ事と思います。 大桟橋に着いたのは、ツアー解散直後で、付近一帯は大混雑。多くの人がキャリーバックを引いていました。1泊にしては、大きな荷物です。正装も準備しているのでしょうか? 【写真右:飛鳥Ⅱの右側面。大きなクルーザーの客室は、大きなリゾートマンションのように見える。】
【写真上:白い煙突に2本の赤い線が目印の会社の「飛鳥Ⅱ」】
■見学会の行列は、クジラ(大桟橋上部の愛称)の背中に移動して、作られていました。
受付開始時間9時45分前には、乗船フロアーは一杯となり、場所を移したのでした。ここからが、行列苦行の連続でした。横浜での見学会募集は、4、000名です。インターネットだけの募集受付と、乗船料1、000円を取ることから、そんな混まないと踏んでいたのでしたが、見事な大外れです!! クジラの背中から乗船フロアーに行くまでの長い時間、そして、搭乗手続きまの長い時間、乗船するまで長い時間、船内に入って、階段とか狭い部分など、各所で流れが止まって行列、下船するのに行列し・・・・・・・。げっそりしたことは、もちろんです。
■この見学会には、船旅を夢見る人の参加が多いのしょうが、「客船オタク」「船オタク」、そして「写真オタク」もいました。また、今、流行りの「女子カメラ」も見かけました。この人たちの不満は、もっぱら「人だらけ」と「行列」、最たるものは「公開部屋」が準備されていないことや、共用スペースの入場制限のようです。ロープで区分けされた通行スペースしか、入れなかったのです。船内で働く人と、話しが出来ないことも不満なようです(話そうと思えば出来るけど、人が多すぎて、その余裕がない)。
■そんな訳で、写真はよく撮れませんでした。
予定では、公開終了は12時でしたが、その時間でも、まだ入場して来る人がいました。どこかで「6千人、入れている」との話し声が聞こえましたが、真偽の程は不明です。混雑でげっそりした私は、うがった心で考えていました。公募4、000人で1、000円づつ払ったとして、運行せず、乗員の数時間の稼動で400万円の収入は、大きいな~と思ったのは、私だけでしょうか・・・・・。それより乗船時、身分証明書提示を要求し、申込データとを照合をした事で、正確な顧客情報を得られたことの方が、大きいだろうな~。 でも、乗員の皆さんは、この混雑の中、笑顔で一生懸命働いていました。
■大桟橋の赤レンガ倉庫側には、数日前より煙突が赤い2本線が目印の会社のクルーザ「飛鳥Ⅱ」が停泊し、1泊2日の国内クルーズを行っていました。 「にっぽん丸」の写真が撮れない分、「飛鳥Ⅱ」の外観を撮ったものが、数多くありました。そんな意味で、今回は、見学会をした赤い煙突の会社より、何もしなかった赤い2本船の会社の勝ちかな・・・・・・
「にっぽん丸」も「飛鳥Ⅱ」も前部マストに、紺地色の中に、白い四角形がある旗をかざしていました。いずれも24時間以内に乗客を乗せて、次の寄港地へ向けて出航するのでしょう。 「UW」(ご安航を祈ります)