一昨日26日(水)は、雨がいっぱい降っていました
そんな中、昼前に家を出て、外出しました
ホール主催の全5回の講座を申し込んでいます
まぁ、一種のカルチャースクールみたいなもんでしょうか
電車3本乗り継いで、横浜の西南の方・・・もうちょっと行けば鎌倉市に入ります
私の住む所からは電車の便が悪く、うち乗換え1か所は10分弱、歩いて次の駅に行きます
車で鎌倉街道を下れば、すぐ行けるんですけど・・・
講座は、「楽器を知って、名曲を識るシリーズ」とあります
初めての受講なんですが、vol.9とありましたが、今回は「木管楽器」中心で、生演奏も入りました
これがとても良かったんです
強い雨風の中、ちょっと、億劫になっていたんですが、
帰りの頃には、やはり強い雨風だったけど、聴きにきて良かった・・・と思っていました
講師は、加藤昌則という人・・・肩書は「作曲家」「ピアニスト」とあります
講師・加藤昌則氏の写真です。写真は「AMATI」公式ホーページより撮ったものです
ちょっと若く見えるかな? 実際は、ナイスミドルの音楽大学の先生ってなイメージでした
NHK-FMでパーソナルティをやっていたり、いちばん身近な話しとなると、
NHK2020応援ソング「パプリカ」の合唱編曲の方だそうで・・・
講座内容が、クラシックの専門的な事に、かなり傾いているんですが、
とにかく、映像や実際の音源を多用しての話しが、とても判りやすくて
・・・・いいレクチャーをしてくださいました
そして、この日のゲストは
NHK交響楽団オーボエ&イングリッシュホルン演奏者の池田昭子という人
東京芸術大学卒業後の経歴が凄くて・・・・書ききれません
今はN響団員でありながら、他の音楽ホールのメンバーや自分のトリオで活動・・・・
池田昭子氏とオーボエの写真。写真は、インターネットフリー素材を撮ったものです
この日のテーマ楽器は「オーボエ」だったんです
ゲストの池田さんは、オーボエの兄弟楽器3台もの大荷物を持って、
土砂降りの中、電車を乗り継いで、ホールに来た・・・と言っていました
講座の概要は
(1)オーボエの演奏・・・演奏家による音色や音感の違い
(2)オーボエの楽器3兄弟・・・音色・音質の違いや使われ方
(3)音が鳴る原理・・・リードの作り方、音の出し方
(4)生演奏・・・オーボエとピアノのデュオ
木管楽器「オーボエ」はこんな形です。写真はインターネットフリー素材を撮ったものです
演奏家・池田さん自身の写真撮影や動画、資料の提供やら、・・・
オーボエ演奏家だからこそ知っている話しが、たくさんの映像を通して、興味深く聞けました
クラシック音楽の世界でも、ドイツとフランスは音が異なるのを聴かせてくれたとか
オーボエの名演奏者でも、音の違いがあるのを聴かせてくれたとか
オーボエ楽器3兄弟の、音色の違いを聴かせてくれたとか
木管楽器(フルート、ファゴット、クラリネット、オーボエ)の音の出し方の違い
オーボエ奏者は、何故、息継ぎが苦しそうな恰好をするのかとか
・・・・・・・
1時間のレクチャーと音出しに、30分の生演奏・・・演奏は50分弱に及びました
生演奏は、
ドボルザークの交響曲9番「新世界より」第2楽章・・・お馴染みのメロディですネ
サン=サースのオーボエ・ソナタニ長調
アンコールは、世界各国のよく聞くメローディを集めた特別編曲による演奏
写真は、NHK・Eテレ「ららら♪クラシック」出演した時の写真を撮ったものです
小さなオーボエの音が、席数300の音楽ホールいっぱいに流れたのは、壮観でした!!
実に滑らかな演奏で、情緒たっぷり・・・・
拍手が、なかなか鳴りやまなかったんです
講座終了後、ロビーで、池田昭子さんのCD販売と、
買った方だけのサイン会があったんですが、とても長い列になっていました
第4回は、NHK交響楽団ファゴット奏者佐藤由紀氏のゲスト
第5回は、加藤講師と池田昭子、佐藤由紀による三重奏スペシャルコンサート
2回目と3回目の講座は、ゲストがいません・・・・講師のピアノ演奏だけなんですが
かなり専門的なクラシックな話しが多いんですが、初心者に判りやすく話してくれます
受講料5000円で、90分全5回の講座ですが、これは、絶対、お得な講座です
クラシックコンサートでの、楽しみが大きく拡がることでしょう・・・・